門司港の喫茶店跡地に誕生した、週末営業のカフェ「ボンドコーヒー」【北九州市門司区】
いつの時代でも「カフェ」という存在は人々を魅了します。近年のSNS人気も相まって、おしゃれなカフェ巡りを楽しむ女性も多い中、脚光を浴びているのが「昭和レトロな喫茶店」や「ネオ喫茶」と呼ばれるお店。ミドル層以上の方はノスタルジーを感じ、若者にとってはおしゃれなカフェにないレトロ感が斬新だと感じるんだそうです。この記事では福岡や福岡近郊にある「レトロを感じられる喫茶店」や個性的な喫茶店・カフェをご紹介しています。
この記事の目次
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門司港駅から徒歩10分の路地にある、青い屋根が目印

今回ご紹介する「Bond Coffee(ボンドコーヒー)」の場所は北九州市門司区。
まずは、JR鹿児島本線「門司港駅」からのアクセス方法をご紹介します。

駅を出て左右に伸びている通りを右手に進みます。

しばらく歩いていると、門司港レトロ観光線の踏切があるので、踏切を渡ってすぐ左折しましょう。

門司港レトロ観光線の線路に並走する「トロッコ並木道」をしばらく直進していきます。

すると「mojiko」のオブジェがある鎮西橋公園に辿り着きます。

鎮西橋公園を背にして、一方通行の路地「浜町アート通り」を直進します。

そのまま300mほど歩いていると、左手に青い屋根のお店が現れました。ここが今回の目的地「ボンドコーヒー」です。
JR門司港駅からここまで徒歩10分程度で到着できました。

こちらが正面から見た外観。青い屋根とレンガ調の壁で構成されたレトロなルックスをしています。

ドアの両側には電飾看板も設置されています。コーヒーカップと握手した手を組み合わせたロゴマークが微笑ましいですね。
かつての老舗喫茶店の名残を随所に感じられる店内空間
コーヒーブラウンの床とインテリアでコーディネートされた空間と、年季の入ったL字形のカウンター。昔ながらの喫茶店そのままの雰囲気を醸し出しています。

カウンター席の反対側には3つのテーブル席もあります。

入口のドア付近にもレンガ調のタイルが敷かれ、店内の床は一段高くなっています。

店内に華やかな彩りを与えてくれるステンドグラス。アーチ状の窓枠もレトロで素敵ですね。

こちらのカップボードもかなり年季が入っています。

カウンターの縁も長い年月によって塗装がすり減り、良い味を醸し出しています。

カウンターに据えられている4脚の椅子は重厚かつ伝統的な「ウィンザーチェア」。背や脚に「ろくろ挽き」と呼ばれる凹凸のある美しい装飾が施されているのが特徴で、昭和の純喫茶でよく使われていたものです。

レンガ調の壁に取り付けられているのは、アンティーク調の壁掛け照明。
昔のヨーロッパの街角にあるガス灯をモチーフにしたデザインで、こちらも昭和の純喫茶のインテリアとしてよく見られました。

帰り際、入口のドアの内側に「ありがとうございました」と書かれたプレートを見つけました。店を出る最後のひとときまで、温かな気持ちになります。

カウンターの横にはショーケースがあり、美味しそうなケーキが並んでいます。

さらに一角ではコーヒー豆も販売されています。

また、店頭にはフジローヤルの半熱風式焙煎機が鎮座しており、2026年10月からは自家焙煎もスタートするそうです。
ボンドコーヒーができるまで

この「ボンドコーヒー」を営む木下さんは、長崎県のご出身。
もともと料理や人と接することが好きだった木下さんは、家庭科の教員を目指して北九州市内の大学へ進学します。しかし、学生時代にスターバックス コーヒーで4年間のアルバイトを経験したことで、その想いは「自分のカフェを開きたい」という新たな夢へとシフトしていきました。
大学卒業後は社会人経験を積むため一般企業に4年間勤務。その後、夢の実現に向けて山口県下関市の人気カフェへと転職し、やがて店長を任されるまでになりました。
30歳を迎え、いよいよ独立に向けて物件を探す中で出会ったのが、現在の場所でした。ここには門司港で長きにわたる歴史を刻み、愛された喫茶店「メリー・ポロ」がありましたが、惜しまれつつも2025年秋に閉店。歴史あるその空間に惹かれた木下さんは、この地での出店を決意します。
「メリー・ポロ」が紡いできた古き良き雰囲気を大切に残しながら、自身のセンスを巧みに採り入れてリフォームを実施。そして2026年4月、満を持して「ボンドコーヒー」をオープンするに至りました。
なお、店名の「ボンド(BOND)」は英語で「絆」や「結びつき」を意味し、「この場所をきっかけに、人々の素敵な繋がりが広がっていってほしい」という温かな願いを込めて名付けられたそうです。
スペシャルティコーヒーと昭和レトロが同居したメニュー構成

それではメニューを見てみましょう。
看板メニューのコーヒーはスペシャルティコーヒー豆を使用。種類は季節によって変わるそうで、この日は深煎りのブレンド(税込500円)と中煎りのエチオピア(税込600円)とケニア(税込650円)の3種類がラインナップされていました。
そのほかにも紅茶やチャイラテ、クリームソーダなどのドリンクや、ケーキやプリンなどのスイーツが並びます。

何をオーダーしようかと悩みましたが、レトロな店内の雰囲気に合わせて、「メロンクリームソーダ」と「特製たまごサンド」(各税込700円)をチョイスしてみました。
クリームソーダは中央から下部にかけてふっくらと膨らんだベル型のグラスに、アイスクリームがトッピングされ、その上にちょこんとチェリーが乗っかった完璧なビジュアルです。

特製たまごサンドは1cmほどの厚焼きたまごを、ほんのりトーストしたパンで挟んでいます。マスタードとマヨネーズのシンプルで優しい味付けになっており、ドリンクとの相性も良し。小腹が空いた時におすすめの一品ですよ。
ということで、今回は北九州市門司区の「ボンドコーヒー」をご紹介させていただきました。
昭和の面影が心地よく残る温かな空間で、ゆったりと流れる時間と美味しいコーヒーを楽しむ贅沢。門司港散策の途中に、ぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
なお、営業は基本的に金・土・日曜の週末のみとなっており、たまに木曜日に営業する日もあるそうです。事前にInstagramをチェックして行かれることをおすすめします。
Information
- Bond Coffee(ボンドコーヒー)
- 住所
- 福岡県北九州市門司区浜町10-22
- アクセス
- JR鹿児島本線「門司港駅」より徒歩約10分
- 営業時間
- 10:00〜18:00
- 営業日
- 金〜日曜・たまに木曜(Instagramにて要確認)
- @bond_coffee_mojiko
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