「cafe PEACE倉庫」は、交差点の角にひっそりと佇んでいる

今回ご紹介する「cafe PEACE倉庫」があるのは、福岡県久留米市。
西鉄天神大牟田線「津福駅」から徒歩約12分、多くの車が行き交う「新堀交差点」の角にひっそりと佇んでいます。
駐車場はお店の横と前に5台分のスペースがあります。

こちらが外観。建物はいかにも「倉庫」というにふさわしい、古びた波型スレートで囲われています。

入り口横に掲げられた、さびた金属板にロゴマークが彫り込まれた味のある看板。
なお、丸い形を屋根が覆うようにデザインされたロゴマークには、「この屋根の中ではまるい気持ちで。この屋根の中でいろんなコミュニティーが繋がっていきますように」という店主の思いが込められています。

まるで流木のような木材を使用したバーハンドルを引いて、入店してみましょう。
高い天井と様々なジャンルのアイテムで構成された個性あふれる店内空間

ドアを開けると正面がレジカウンターになっています。まずはここでメニューをオーダーしましょう。
横の古いスピーカーの上では、テイクアウト用の焼き菓子も販売されています。

入り口横のスペースでは、ハンドメイド雑貨などをはじめとする、個性的で可愛いアイテムが販売されています。

絵本からムック本まで、さまざまなジャンルの本が並ぶブックスペース。

こちらが店内の全景。元倉庫らしい高い天井が開放感のある雰囲気を演出しており、座席スペースの上部は白い布で覆われています。
右手には階段が設けられていますが、現在、2階は客席としては使用せず、イベントスペースとして活用しているそうです。

所々塗装が剥がれたコンクリートのフロアには、中古家具やDIYで作ったものなど、あえて統一感のないテーブルや椅子が点在しています。

天井から吊り下がったレトロなペンダントライト。そのほか、使わなくなった食器や雑貨なども積極的に活用しています。
このような雑多なアイテムたちこそが、”PEACE倉庫らしさ”を形づくり、この空間に新しい命を吹き込んでいます。

店内中央にどっしり構える木づくりの丸テーブル席は、グループにおすすめ。

さらに3席だけの小さくて可愛いミニカウンターもありますよ。
このように店内には様々なスタイルの座席があるので、来店された際にはぜひお気に入りの席を探してみてくださいね。
「cafe PEACE倉庫」ができるまで

エスプレッソマシンでコーヒーを抽出する店主のHさん。
「cafe PEACE倉庫」の店主・Hさんは地元・久留米市のご出身。
高校で調理を学び、短大では幼稚園の教員免許を取得。お店をはじめる前は6年間、幼稚園の先生をしていたそうです。
その後、「自分でお店をはじめたい」という昔からの夢を叶えるべく、大川市に拠点を持つスペシャルティコーヒーの名店「あだち珈琲」や、東京・有楽町の「ブラッスリーカフェ」に勤務し、飲食店で働くための知識や技術を身につけました。
そして開業に向けて物件を探す中で出会ったのが、かつて木工所として使われていた現在の店舗です。
以前から憧れていた東京の「カフェ・ソウルツリー」というお店が、鉄工所跡地をリノベーションした倉庫カフェで、「あらゆるものを産み出す工場」というコンセプトだったこともあり、店主自身も「この倉庫から命を吹き込んでいきたい」という思いに至り、出店を決意。
友人たちの力を借りて、倉庫を一からDIYでリノベーションしていく工程はまさに「命を吹き込む」とも言える作業でした。そうして2016年10月、「cafe PEACE倉庫」が誕生しました。
ちなみに店名は、特別な由来があったわけではなく、店主が直感で決めたそうです。
店主こだわりの素材で作るランチ&スイーツメニュー

それではメニューをチェックしてみましょう。
11:00〜14:00までオーダーできるランチメニューは全品サラダ付き。オムライスや焼きカレー、ロコモコ丼など9種類がラインナップされており、セットドリンクの種類によってA〜Cの3段階の価格設定になっています。

中でも最近力を入れているのが「富士子ベーコンの鉄板ナポリタン」。店主さんによる「喫茶店っぽいメニューを取り入れたい」という思いから加わった一品です。
完全無添加の手作りベーコンである「富士子ベーコン」をふんだんに使用し、アツアツの鉄板で提供されます。こちらはサラダ・ドリンクが付いて、税込1,600円〜。

終日オーダーできるスイーツメニューは「米粉のPEACEケーキ」「濃厚カスタードプリン」「カフェアフォガード」「今日のスイーツ」などがラインナップされています。
また、ドリンクは大川市の名店「あだち珈琲」をはじめとしたスペシャルティコーヒー専門店の豆を使用したコーヒーや、東京・西荻窪にある”N.HARVEST”のフェアトレードの有機紅茶など、産地や製法にこだわったメニューが楽しめますよ。

今回は「濃厚カスタードプリン(税込550円)」と、暑い夏に最適な「有機ミント紅茶(税込560円)」をオーダーしてみました。
レトロ感のあるコースターと器で提供されるプリンはビジュアルもグッドです。

プリンは、その名の通りとっても濃厚な味わい。その秘訣は朝倉市にある森養鶏場の新鮮で美味しい卵を使用しているから。他の卵ではこの濃厚さを出すのは難しく、この卵を仕入れるため、店主自ら朝倉まで足を運んでいるとのこと。

そしてこちらは14:00までオーダーできるランチメニューのひとつ「こだわりのデミオムライス(税込1,600円〜)」。”N.HARVEST”の有機スパイスを使用したスパイスライスと森養鶏場の新鮮な卵を合わせ、じっくり煮込んだ特製デミグラスソースをたっぷりかけた一品。
このようにPEACE倉庫のメニューはフードからスイーツ、ドリンクにいたるまで、店主さん自らがこだわった素材で作られています。
ということで、今回は福岡県久留米市にある「cafe PEACE倉庫」をご紹介させていただきました。
お店は2026年10月に10周年を迎えますが、この10年の間、親御さんに連れられて来ていた女の子が大人になってまた来てくれるようになったり、ご近所の高齢の方が足を運んでくださるようになったりと、下は0歳から、上は80代までの老若男女から愛される存在になれたんだとか。
いろんな人たちの良き拠り所として、これからもずっと続いてほしい、そんなカフェでした。
【cafe PEACE倉庫】
■住所:福岡県久留米市津福今町249-38
■アクセス:西鉄天神大牟田線「津福駅」から徒歩約12分
■営業時間:11:00~19:00(18:30L.O.)
■定休日:火・水曜
■TEL:080-3186-8100
■Instagram:@peacesouko












