福岡市の平均年齢44.7歳は21大都市で最も若い。人口3.1%増も1位【国勢調査2025】
2025年国勢調査の確定値において、福岡市は21大都市の中で平均年齢が最も若く、人口増加率もトップとなりました。人々を引きつける福岡市の強さと魅力を探ります。
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平均年齢44.72歳の福岡市は日本の21大都市で最も若い
総務省は2026年9月29日、『令和7年国勢調査』(2025年10月1日時点)の確定値を発表した。
国勢調査は、日本に住むすべての人と世帯を対象に5年ごとに実施される統計調査で、その結果は国や地方公共団体の行政をはじめ、民間企業や研究機関などでも広く活用されている。
総務省のe-Statに掲載された国勢調査の原数値の確定値によると、20政令指定都市に東京23区を加えた日本の21大都市の中で、住民の平均年齢が最も若いのは福岡市だった。
年齢不詳者を除いて算出した平均年齢は44.72歳で、川崎市の44.81歳、東京23区の45.26歳などを下回った。
全国平均は48.85歳であり、福岡市の平均年齢は約4.1歳若いことになる。

福岡市の平均年齢が日本の21大都市で最も若い背景には、どのような特徴があるのだろうか。
福岡市の人口動態や都市環境などから、次のような点が背景として考えられる。
◎九州各県からの高い求心力
進学や就職を機に10代後半から20代の若者が大量に福岡市内へ流入している。
◎「大学のまち」としての集積
福岡市内には多くの大学や専門学校があり、全国トップクラスの学生割合を誇る。
◎コンパクトな都市機能
福岡市は、空港や中心地が近く、通勤や通学の利便性も極めて高い。
◎手頃な生活コスト
他大都市に比べて、福岡市の家賃や物価は相対的に安く、若者らが暮らしやすい。
◎活発な雇用と創業環境
福岡市は、スタートアップ支援が活発であり、卒業後の就職先も充実している。
21大都市の人口増加率、福岡市が3.13%増でトップ
福岡市の人口に関する特徴は、平均年齢の若さだけではない。
今回の国勢調査では、福岡市は前回2020年の調査からの人口増加率も21大都市で最も高く、3.13%増となった。
続いて、東京23区2.05%増、千葉市2.04%増、大阪市1.92%増、さいたま市1.57%増、川崎市1.39%増、名古屋市0.56%増となっている。
また、福岡市の人口増加数は5万401人で、東京23区の19万9,575人増、大阪市の5万2,959人増に次いで第3位となっている。
日本の21大都市のうち、今回の国勢調査で人口が増加したのは、前述の7都市だけだった。
残り14都市は、前回の国勢調査から人口が減少している。
今回、2025年10月1日時点での国勢調査では、外国人も含む日本の総人口は1億2,297万2,528人で、前回調査から317万3,571人(2.5%)減少し、減少幅は過去最大となった。

福岡市の人口増加率が21大都市で最も高かった背景には、人口動態や都市開発の状況から見て、次のような要因があると考えられる。
◎九州内から福岡市への一極集中
東京への流出を防ぐ「九州の受け皿」として、九州各県から若者や現役世代の集中が進んでいる。
◎豊富なオフィスワーク
商業やITなどのサービス業(第3次産業)が発達し、若者が求める多様な雇用が充実している。
◎大規模な再開発と住宅供給
天神ビッグバンなどによるオフィス創出に加えて、住宅供給も活発であり、移住を促している。
◎国内外からの社会増
九州各県からの転入者に加え、アジアからのアクセスの利便性が高いことから、外国人住民の流入も拡大している。
◎高い満足度による定住拡大
生活コストが安く、コンパクトで暮らしやすいため、流入した若者がそのまま定住し続けている。
【参照サイト】
総務省統計局『令和7年国勢調査』人口等基本集計(調査年月:2025年10月)



