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大濠公園に新福岡県立美術館が2029年度開館予定!【福岡市中央区】

現在、須崎公園にある福岡県立美術館が、2029年度の開館を目指して、新しく生まれ変わることが決まっています。この記事では、「新福岡県立美術館」の建設予定地やコンセプト、外観といったデザイン、開館後の取り組みなどについて、ご紹介していきます。

新福岡県立美術館ができる場所とは?

新福岡県立美術館_建設予定地

画像提供:福岡県

 

新福岡県立美術館は、福岡大学附属大濠中学校・高等学校のそば、大濠公園の南側に位置する場所に建設されることが決まっており、現在、福岡武道館と日本庭園があるエリアに新しい美術館ができることになります。

 

また、国体道路から大濠公園へと通り抜けることが可能になる空間「アーバンスリット」が設置される予定で、六本松方面から大濠公園へと向かう際の新たな動線にもなりそうです。

 

現在、建設予定地になっているエリアには福岡武道館があるので、「福岡武道館はどうなるのか?」と気になった方もおられると思いますが、フクリパで2024年にお伝えしていた通り、福岡市地下鉄貝塚線千代県庁口駅そばの福岡市民体育館の隣に新福岡武道館が2026年1月に開館する運びです。

 

新福岡武道館が福岡市民体育館隣に建設中、完成は2025年11月予定【福岡市博多区】
https://fukuoka-leapup.jp/biz/202409.37263

フクリパ過去記事アイキャッチ画像_福岡武道館

 

新福岡県立美術館はどのように新しくなる?

ここでは、新福岡県立美術館が、どのように新しく生まれ変わるのか、4つの違いをお伝えしていきます。

 

日本庭園と一体となった美術館になります!

現在は那珂川沿い、須崎公園の一角にある福岡県立美術館。詳細は後述しますが、新福岡県立美術館は、日本庭園と一体となった美術館に生まれ変わります。

 

広さは現在の約2倍になります!

新福岡県立美術館は地下1階、地上4階建て。ギャラリーや展示室だけではなくレストランミュージアムショップも入り、屋上広場も設けられます。

 

地下駐車場完備の美術館になります!

現在、福岡県立美術館には駐車場がなく、公共交通機関及び徒歩でのアクセスに限られますが、新福岡県立美術館には、地下駐車場が設けられます。

 

交通アクセスもグンと向上します!

国体道路側から見た外観イメージ

©隈研吾建築都市設計事務所 国体道路側から見た外観イメージ

 

現在の福岡県立美術館は、福岡市地下鉄天神駅が最寄りで、良好な立地なのですが、新福岡県立美術館の建設予定地は、福岡市地下鉄空港線大濠公園駅もしくは七隈線六本松駅が最寄り駅となり2路線でのアクセスが可能になるロケーションです。

 

新福岡県立美術館は隈研吾氏のデザイン!

新福岡県立美術館_イメージ

©隈研吾建築都市設計事務所

 

新福岡県立美術館のデザインは、国立競技場のデザインなどを手がけた隈研吾氏

 

福岡県内では、太宰府天満宮の参道にあるモダンなデザインが特徴のスターバックスコーヒー太宰府天満宮表参道店の店舗デザインを手がけたことでも知られています。

 

大濠公園側から見た外観

©隈研吾建築都市設計事務所 大濠公園側から見た外観

 

新しい美術館は高さを日本庭園に向かってステップダウンさせた造りで、庭園との一体化や周りと調和させた美しい空間を引き出すデザインとなっています。

 

また、日本建築で昔から重宝されてきた庇(ひさし)を採用することで、直射日光を遮り、施設の環境性能を向上させる狙いがあるそう。

 

メディアヴォイド2階

©隈研吾建築都市設計事務所 メディアヴォイド2階

 

特別展示室

©隈研吾建築都市設計事務所 特別展示室

 

建物内はメディアヴォイドをメインとした造りで、美術資料室、ガラス張りの多目的ルーム、キッズスペース、ワークショップスペース、アートコミュニケーションルームなどへと、ゆるやかに行き来できる設計となっています。

 

 

新福岡県立美術館の4つのコンセプトを紹介

新福岡県立美術館について情報発信をしている特設サイト(https://2029.fukuoka-kenbi.jp/)によると、「目指す姿とコンセプト」を4つ掲げていますので、こちらでご紹介します。

 

芸術の可能性を拡げ、挑戦する美術館

・国内外の芸術家が交流し、文化芸術活動を展開する拠点となります

・新しい美術表現が行われ、新たな文化芸術の潮流を生み出す拠点となります

・若手芸術家の創作・発表などの活動を支援し、次代を担う芸術家を育む拠点となります

 

県民が親しみ、誇りを育む美術館

・県民が美術に親しみ、感性を磨き、豊かな心を育むとともに、自らの才能を発見し、伸ばす拠点となります

・豊かな文化芸術や美術資産に触れ、学ぶことができ、郷土への誇りと愛着を育む拠点となります

・多様な人々が美術館活動に参加し、文化芸術を通じたつながりや共感が生まれる拠点となります

・地域や学校、県内美術館等と連携し、文化芸術活動の効果を県内各地域にもたらす地域活性化の拠点となります

 

九州・福岡県の文化芸術の発展に貢献する美術館

・福岡県ゆかりの作家の作品や関連資料など、本県の美術活動の過去・現在・未来を発信する拠点となります

・県立美術館が蓄積してきた美術資産を継承するとともに、一層のコレクションの充実を図ります

・九州の美術館と連携し、九州の文化芸術の発展に資する取組みを推進します

 

公園と一体となった美術館

・大濠公園と親和し、広く周辺地域にも活動の場を広げ、広大なアート空間を創出します

・能楽堂や日本庭園、福岡市美術館とも連携し、多様な美術表現の場となることにより、新たな文化芸術活動を誘発します

・エリアのランドマークとなり、国内外の多くの人々の交流を促進します

2021年に定められた「新福岡県立美術館基本計画」と福岡県が推進する「ワンヘルスの理念」をもとに、誰もがワクワクできる美術館へと変わる見込みです。

 

 

新福岡県立美術館で展開予定の具体的な取り組み

先にお伝えした4つのコンセプトを実現するために、新福岡県立美術館では、以下の取り組みが予定されています。

 

 

このような取り組みを行っていくことで、福岡県民をはじめ世界のアーティスト、若手アーティストや子どもたちなど、さまざまな人々が織りなすアートコミュニケーションの創出や、新たなコミュニティ形成にも寄与することが期待されます。

 

ここでしか体験できない美術館が大濠公園に誕生します!

メディアヴォイド2

©隈研吾建築都市設計事務所 メディアヴォイド

 

1階から3階の天井まで吹き抜けとなる広大な空間のメディアヴォイドでは、ギャラリーなど、さまざまな場所へとゆるくつながるほか、

 

・立体作品の展示

・パフォーマンス(コンサート・ライブ・ダンスなど)

 

といったアーティストの挑戦を後押しする取り組みが予定されているそうです。

 

ここだけ、このときだけしか目撃できないアートや、非日常体験もたくさん味わえるはず。

 

そんなパーク・ガーデン・ミュージアム 新福岡県立美術館の完成まで、あと4年。

 

福岡県民として、本当に待ち遠しいところです!

 

参考サイト

https://2029.fukuoka-kenbi.jp/

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