路線廃止後、新たな明るい運用もある。「流」バス停【福岡県筑後市】
一見なんてことないバス停とそのまわりも、視点を変えれば観光資源。そんな思いで福岡のバス停を取り上げ、ご紹介する本企画。連載169回目は、福岡県筑後市にある「流(ながれ)」バス停をご紹介します。

9月30日をもって運行を終了した、久留米市と筑後市にまたがって走っていた、西牟田線の話をします。
まず注目するのは「流(ながれ)」バス停です。
お隣の「町」バス停は、以前この連載で取り上げました。
>>【あわせて読む】書は捨てなくてもいいので、バスに乗ろう、町に出よう。「町」バス停【福岡県筑後市】

JR久留米駅から、西鉄久留米駅を経由して、羽犬塚駅まで走っていました。途中でJRの荒木駅にも立ち寄ります。

平日も土曜日も日祝日も、同じダイヤで4往復でした。

流バス停の前あたりは、旧街道の雰囲気を残していて、ちょっと小さめのバスが映えました。

そこに10月からは、さらに小さくなった車両が走っています。運行の担当も西鉄久留米から、久留米西鉄タクシーに変わりました。
この車両サイズだと、運転するのに大型二種免許が不要なので、昨今のバス運転士不足に対応する意味もあると考えます。

新路線の運行告知には、ちゃんと西鉄バスと同じスマートループ塗装(白地に5色の線)が施された車両写真が使われていたので、マニアとしては期待していたのですが、前後に運行経路が貼られているだけでした。

しかし、本数は6往復に増えています。喜ばしいことです。

バス停が道路の片側にしか立っていない場所で、どちらに待てばよいかの注記も追加されました。

この時刻表の片隅にも、やはり同じ車両の写真が(しつこい)。

経路もちょっと変わりまして、最も注目なのが、

大善寺駅東口への立ち寄りです。

バス停は駅前ロータリーなので、西鉄電車への乗り換えも便利です。

今まで西牟田線のバスから西鉄電車に乗り換える場合、花畑か久留米まで行く必要がありましたが、大善寺駅は特急も停車しますし、天神や太宰府に行く所要時間は、かなり短縮されるのではないかと思います。

久留米まで直通しなくなったので、「JR久留米・西鉄久留米方面」の表示が消されている律義さが、個人的にはツボです。


地域の店舗前にバス停が増えたりして、より便利にしようという意気込みが感じられます。

バス路線マニアとしても廃止を惜しむだけではなく、未来を見据えた新しい動きもちゃんと追いかけよう、と決意を新たにしました。
Information
- バス停名
- 流(ながれ)
- 住所
- 〒833-0053 福岡県筑後市西牟田
- 天神からの行き方例
- 【STEP1】「西鉄福岡(天神)」駅から西鉄天神大牟田線の特急に乗車し、「大善寺駅」で下車。約39分、780円。
【STEP2】「大善寺駅東口」から、新西牟田線(羽犬塚駅前方面)に乗車し、「流」で下車。約12分、400円。



