【福岡市】オートバックスが大橋に作ったマンションが「クルマ・バイク好きの夢」だった

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寶坂 知大

カー用品大手のオートバックスグループが、福岡市南区にライフスタイル提案型賃貸マンション「グランレジデンス大橋 concept by BACSPOT」を新築し、入居者の募集を開始しました。西鉄天神大牟田線「大橋」駅から徒歩6分という立地にありながら、愛車を眺めて暮らせるインナーガレージや、バイク・アウトドア用品を室内に置ける全戸土間空間を備えた新築レジデンスです。なぜオートバックスが福岡・大橋にマンションを作ったのか。物件に取り入れられた設備や、開発の背景を紹介します。

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「グランレジデンス大橋」とは?

「グランレジデンス大橋 concept by BACSPOT」は、オートバックス・プロパティデベロップメンツ株式会社が開発を手がけた、地上4階建ての賃貸複合マンションです。

グランレジデンス大橋_外観

賃貸住宅15戸と物販店舗1区画で構成されており、西鉄天神大牟田線 大橋駅から徒歩6分の場所に誕生しました。

 

オートバックスグループでは、クルマやバイクを愛する人々に向けて「愛車と共に過ごす特別な時間と場所」を提供する賃貸ガレージハウスブランド「BACSPOT(バックスポット)」を展開しています。

 

詳細はこちら:https://bacspot.net/

 

今回の「グランレジデンス大橋」は、これまでのガレージハウス事業で培ってきた知見を活かし、クルマやバイクの愛好家はもちろん、ロードバイクやキャンプ、アウトドアギアなどを趣味とする人の暮らしも想定して企画されました。

 

大きな特徴は、本格的なインナーガレージや大型の土間空間を備えていること。趣味の道具を室内に保管したい人や、愛車を生活空間の近くに置いて暮らしたい人を想定したつくりになっています。

なぜオートバックスが福岡市・大橋に賃貸マンションを?

オートバックスグループでは、2019年4月に取得した「INCELL花畑」(東京都足立区)を皮切りに、2021年3月に「BACSPOT朝霞」(埼玉県朝霞市)、2026年3月に「BACSPOT相模原」(神奈川県相模原市)と、これまで関東エリアを中心にガレージハウス事業を展開してきました。

 

4拠点目となるプロジェクトが、なぜ関東ではなく福岡市南区の「大橋」だったのでしょうか。

 

この場所は、もともと「オートバックス」の実店舗が営業していた土地でした。店舗の営業終了後はグループ関連会社の事務所として使われていましたが、土地のリプランニング(再開発計画)を進める中で、新たな活用方法が検討されました。

 

そこで、関東で培ってきたガレージハウス事業のノウハウを取り入れ、新たな賃貸マンションとして生まれ変わることになったのです。

 

関東の3拠点では、入居者同士が車・バイク好きという共通点を持つことから、自然と交流も生まれているそうです。担当者の山崎さんは、関東拠点での入居者とのコミュニケーションについて、次のように話します。

 

「実際に入居者の方々とディスカッションを重ね、『こういう設備があったらもっと嬉しい』『ここをこう改善してほしい』という生の声を一つひとつ教えていただき、今回の福岡・大橋の物件にもその改良アイデアをダイレクトに反映させています」

「こういう部屋・設備があったらいいよね」を叶えた部屋と設備

「グランレジデンス大橋」の大きな特徴のひとつが、実際にクルマやバイクを愛するオートバックスの社員自身が、「自分たちならこういう部屋に住みたい」という目線でプランニングに関わっている点です。

 

バイクや大型の荷物を運ぶ動線から、ガレージの使い勝手、趣味用品の収納まで、日常的に使う場面を想定した設備が取り入れられています。

 

全戸にバイクや大型ギアを置ける「土間空間」を配置

2階から4階の全住戸には、玄関からひと続きになる広々とした「土間スペース(サービスルーム)」が設けられています。

撮影 : 小金丸 和晃

 

一般的なマンションの玄関とは異なり、愛用のバイクやロードバイクを室内へそのまま搬入して保管することが可能です。

撮影 : 小金丸 和晃

 

室内は、固定の間仕切りや造り付けの棚を最小限に抑え、自由度の高い設計となっています。

 

入居者自身がラックを組んでキャンプ道具やフィッシングギアをディスプレイしたり、ペットと一緒に過ごすスペースとして使ったりと、趣味や生活スタイルに合わせた使い方ができます。

 

大型引き戸とバイクごと乗れる26人乗りエレベーター

道具をスムーズに出し入れできるよう、玄関や共用部の動線にも工夫が施されています。

 

住戸の玄関扉には、一般的な開き戸ではなく大型の「引き戸」を採用しています。 ※一部住戸を除く

グランレジデンス大橋_玄関

開口部が広いため、バイクや自転車、大型のアウトドアボックス、ベビーカーなどを押しながら室内へ出入りしやすく、床も段差のないフラットな設計です。

 

また、共用部には、なんと26人乗りの大型エレベーターを設置。

撮影 : 小金丸 和晃

 

前後両方のドアが開く「二方向出入口型(通り抜け型)」となっており、バイクや自転車と一緒に乗り込み、エレベーター内で向きを変えることなく前向きのまま降りられます。

 

担当者の山崎さんは、「企画のスタート段階からバイクをエレベーターに乗せることを前提にしており、社内で実測を繰り返して規格を選定しました。バイクだけでなく、通常のエレベーターには到底入らないサーフボードや長尺の釣り竿などのアウトドア用品も無理なく運べるサイズ感にこだわっています」と、こだわりのポイントについて語ります。

スペシャルタイプは「インナーガレージ」を備えたメゾネットタイプに

「グランレジデンス大橋」の中でも、1戸限定の住戸として設計されたのが「Aタイプ(103.76㎡)」です。

撮影 : 小金丸 和晃

 

1階に専用のインナーガレージ、2階に居住スペースを備えたメゾネット構造を採用しています。

愛車を美しく眺める「タイル床」と静粛性に優れた「アルミ製シャッター」

1階のインナーガレージは、一般的なモルタル打ちっぱなしではなく、「タイル貼り」で仕上げられています。

撮影 : 小金丸 和晃

 

関東拠点の入居者の利用状況をヒアリングしたところ、ガレージ内でジャッキアップして本格的な整備作業を行う人よりも、「愛車をきれいに保管し、室内から眺めて過ごす」人のほうが多かったといいます。

 

そこで今回の物件では、重作業用の整備スペースというよりも、愛車を眺めながら過ごすことを想定したフラットなタイル床を採用しました。

 

ガレージのシャッターには「アルミ製シャッター」を採用。一般的なスチール製シャッターと比べて、開閉時の金属音や巻き取り音を抑えた仕様になっています。

 

スマートフォン連動機能も搭載しており、外出先からシャッターの開閉状態を確認したり、遠隔で操作したりすることが可能です。

 

寒さ対策から洗車まで対応する充実の設備

ガレージ内には、日常的に使うことを想定した設備も揃っています。

 

エアコン2台があらかじめ設置されているほか、賃貸物件では珍しい「ガス栓」も配管されています。冬場にはガスファンヒーターを接続でき、ガレージ内の寒さ対策が可能です。

 

愛車の手入れができるよう、温水対応の分岐水栓も完備。2階の居室まで上がらなくても、ガレージ内からお湯張りや温度調節ができる給湯器リモコンパネルも設置されています。

 

ガレージの奥には、ガラスで仕切られた「ホビールーム(サービスルーム)」も隣接しています。

撮影 : 小金丸 和晃

 

エアコンの効いた室内から愛車を眺めながら、リモートワークをしたり、趣味の時間を過ごしたりできる部屋です。

メインハウスとしての居住性にも配慮

ガレージハウスというと「セカンドハウス」として使うイメージもありますが、「グランレジデンス大橋」はメインハウスとして暮らすことも想定したつくりです。

グランレジデンス大橋_居室2※写真はBタイプの居室

 

各室、キッチンには2口コンロまたは3口コンロを設置し、浴室には追焚き機能付きバス、洗面パウダールームも備えるなど、日常生活に必要な設備を揃えています。

 

撮影 : 小金丸 和晃

 

担当者の辰巳さんは、ガレージ部分だけでなく居住性にもこだわった理由について、次のように話します。

 

「愛車を単なる乗り物ではなく『大切なパートナー』として愛する方々が、毎日を心地よく過ごし、週末にはガレージで愛車を眺めながらゆったりとお酒を飲んだり仲間と語り合ったりできる、最上級の暮らしを届けたいと考えています」

「車と共に暮らすライフスタイルを提供していきたい」

オートバックスが手がけるこの住まいには、カー用品の販売やメンテナンスだけでなく、車を所有する人の暮らしそのものに関わっていきたいという考えがあります。

 

欧州をはじめとする一部の国では、歴史的な名車に「ヘリテージナンバー(Hナンバー)」を付与し、税制面で優遇するなど、古い車両を長く保存・継承するための制度が設けられています。

 

一方、日本では年式が経過した車両への増税などもあり、旧車やクラシックカーを長く維持するオーナーにとって負担となるケースがあります。

 

愛車を雨風や紫外線から守り、長く乗り続けるための方法のひとつが、屋内のガレージ環境です。

 

BACK SPOTでは、クラシックカーイベントへの協賛などを通じてオーナーと接する中で、愛車を保管する場所も含めた暮らしへのニーズを感じてきたといいます。

 

クルマ関連用品の販売やメンテナンスという従来の事業に加え、「クルマと共に暮らす家やライフスタイルそのものを提供する」。

 

「グランレジデンス大橋」は、そんなオートバックスの考えを住宅という形にした物件でもあります。

まとめ

西鉄「大橋」駅から徒歩6分の場所に誕生した「グランレジデンス大橋 concept by BACSPOT」。

 

愛車を間近に感じられるガレージ付きメゾネットから、バイクやアウトドア用品を置ける全戸土間プランまで、クルマやバイク、アウトドアを趣味とする人を想定した設備が随所に取り入れられています。

 

愛車や趣味の道具を生活空間の近くに置きながら、福岡市の中心部で暮らしたい人にとって、大きな選択肢の一つとなりそうです。

 

Information
物件名
グランレジデンス大橋 concept by BACSPOT
所在地
福岡県福岡市南区向野二丁目13-34
アクセス
西鉄天神大牟田線「大橋」駅 徒歩6分
構造規模
地上4階/免震 RC造/耐火建築物
総戸数
住宅15戸(賃貸)/テナント1区画(物販) 計16区画
駐車場
EV充電器付駐車場6台(うち1台インナーガレージ)
募集開始
2026年8月
入居開始予定
2026年9月上旬
問い合わせ先
ピタットハウス福岡赤坂店
0120-33-1545

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