福岡市は【日本の都市特性評価2026】で3位、ビジネス創出等が強み

近藤 益弘

福岡市は、森記念財団都市戦略研究所『日本の都市特性評価』で、2018年の調査開始以来毎年トップ5に入っています。先日発表された2026年版では、昨年同様の第3位にランクインしました。

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福岡市はビジネス創出力と交流実績の都市特性で高評価

福岡市は『日本の都市特性評価2026』で昨年同様の第3位

出所:森記念財団都市戦略研究所『日本の都市特性評価2026』から上位20都市を抜粋

 

第1位:大阪市、第2位:名古屋市、第3位:福岡市、第4位:横浜市、第5位:京都市……。
森ビル系シンクタンクである一般財団法人『森記念財団都市戦略研究所』(東京都港区、竹中平蔵所長)は2026年7月29日、『日本の都市特性評価2026』の評価結果を発表した。
評価対象である国内136都市のトップ3は、第1位に6年連続で大阪市、第2位に3年連続で名古屋市が入り、第3位には昨年同様、福岡市がランクインした。

 

 

都市戦略研究所では、第3位となった福岡市について、「ビジネス創出力と交流実績で存在感を高める活力ある都市」と評価しており、次のような見解を示している。

 

森記念財団都市戦略研究所

福岡市は、経済・ビジネス分野での高い競争力を背景に、合計スコアで3位を維持した。
特区制度認定数、新規設立法人登記割合はいずれも1位を堅持し、「ビジネス環境」の順位を上げた。
文化・交流では行楽・観光目的の訪問の多さと、国際会議・展示会開催件数においてスコアを伸ばし、「交流実績」が5位から4位に改善した。
一方、生活・居住では可処分所得や物価水準の低さにおける評価の低下が影響し、「生活の余裕度」のスコアをわずかに落とした。
生活の質のさらなる向上が今後の課題といえる。

 

福岡市は『日本の都市特性評価2026』で昨年同様の第3位となる

引用:森記念財団都市戦略研究所『日本の都市特性評価2026』

 

 

福岡市の6指標分野における順位とスコアの変動をみる

『日本の都市特性評価2026』は、国内136都市の「力」を多角的に評価するため、経済・ビジネス、研究・開発、文化・交流、生活・居住、環境、交通・アクセスの6分野に分けて評価を行っている。
6分野は28の指標グループ、87の指標で構成される。各指標をスコア化し、その平均点を指標グループのスコアとする。さらに、それらの指標グループスコアを合算することで分野別スコアを算出している。
合計スコアは、各分野別スコアを合計した2,800点満点で集計され、内訳は経済・ビジネス600点、研究・開発200点、文化・交流500点、生活・居住700点、環境500点、交通・アクセス300点となっている。

 

 

都市特性評価の合計スコアで第3位だった福岡市の6分野における順位およびスコアは、下記の通りだ。

福岡市:6指標分野の2026年順位/偏差値(同2025年)【順位変動】
【経済・ビジネス】第2位/81.0(第2位/81.1)【→】
【研究・開発】第6位/82.2(第4位/82.8)【↓】
【文化・交流】第5位/76.0(第5位/74.5)【→】
【生活・居住】第13位/62.6(第10位/63.8)【↓】
【環境】第104位/43.6(第99位/45.6)【↓】
【交通・アクセス】第3位/83.9(第3位/86.9)【→】

 

福岡市は『日本の都市特性評価2026』で昨年同様の第3位となる

引用:森記念財団都市戦略研究所『日本の都市特性評価2026』から上位20都市を抜粋

 

福岡市は『日本の都市特性評価2026』で昨年同様の第3位となる

引用:森記念財団都市戦略研究所『日本の都市特性評価2026』から上位20都市を抜粋

 

なお、日本の都市特性評価2026の対象は、国内136都市と東京23区だ。
このうち、国内136都市については、政令指定都市、都道府県庁所在地(政令指定都市を除く)、人口17万人以上の都市を対象としている。

 

 

福岡市は『日本の都市特性評価』での上位5都市の常連

都市戦略研究所では、日本の都市特性評価2026について、「日本の各都道府県における主要都市を対象として、都市の力を定量・定性データをもとに相対的かつ多角的に分析し、都市の強みや魅力といった都市特性を明らかにすることを目的として調査研究を行った」としている。

 

森記念財団都市戦略研究所では、2008年から『世界の都市総合力ランキング』を毎年、調査・発表している。
そして、日本の都市特性評価については、世界ランキングの開始から10年後となる2018年から毎年、調査・発表を始めた。
日本の都市特性評価における福岡市の順位変遷は、下記の通りだ。

 

福岡市は『日本の都市特性評価2026』で昨年同様の第3位となる

出所:『日本の都市特性評価』の各年における順位データを基に作成

 

日本の都市特性評価では、2018年のスタート時から大阪市、名古屋市、福岡市、横浜市、京都市の5都市がトップ5の順位を巡って毎年、デッドヒートを繰り広げている。

 

 

【参照サイト】

 

森記念財団『日本の都市特性評価2026
https://www.mori-m-foundation.or.jp/pdf/jpc2026_summary.pdf

 

 

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