今泉公園にパークPFIで4階建てテナント棟整備を計画。「かさねあう公園」へ【福岡市中央区】
福岡市は今泉公園の再整備・管理運営にパークPFIを導入します。4階建てのテナント棟の新設などを通じて、地域と連携しながら「都心に適した森のかたち」を目指す考えです。
この記事の目次
今泉公園パークPFI事業の優先交渉権者は大和リース福岡支社グループに

福岡市は2026年8月20日、パークPFIの手法を活用した『今泉公園整備・管理運営事業』の優先交渉権者として、大和リース株式会社福岡支社を代表とするグループに決定した。
同事業の公募には3グループから提案書が提出され、外部有識者らで構成される提案評価委員会による評価・意見を参考に、福岡市が優先交渉権者を選んだ。
今回の公募では、民間収益を公園整備に還元する『パークPFI事業』、施設の再整備を行う『その他公園施設整備事業』、維持管理・運営を担う『管理運営事業』の3事業を一括して受託できる事業者を求めていた。
優先交渉権者は、大和リース株式会社福岡支社を代表企業とし、株式会社エスティ環境設計研究所、安藤造園土木株式会社で構成するグループだ。
同グループが掲げる整備方針コンセプトは「かさねあう公園」。
基本方針を「“今泉らしさ”を多方面・多角的に重ね合わせ、今泉の価値向上の中心を担う公園に」としている。
具体的には、空間計画、管理運営計画、地域連携計画において、下記のコンセプトのような「かさねあう」公園を目指す。
1.空間計画:今泉の地域性と歴史、使いやすさを「かさねあう」
2.管理運営計画:各々の得意を活かし、民・地域・公の力を「かさねあう」
3.地域連携計画:ニーズとノウハウを「かさねあう」
今後のスケジュールとして、2026年9月から設計に取り掛かり、2027年度に着工し、2028年度末の供用開始を予定している。

今泉公園は地域連携で「都心に適した森のかたち」を目指す

1952年に開園した今泉公園は、南北に走る福岡市道今泉719号線によって、公園の敷地が東西2エリアに分かれている。
東側エリアに整備される4階建てのテナント棟の建築コンセプトは、「公園を引き込む建築」だ。
飲食店など8店程度が入るテナント棟の低層階では、人々が緑と接する居場所を設け、建物内にバリアフリーに配慮したトイレやエレベーターを整備する。
そして、建物の上層階や屋上では、公園の緑や東西のつながりを感じられるように整備していくとする。

公園整備の空間コンセプトには「かさねあう森」を掲げ、安全・安心に配慮しながら「都心に適した森のかたち」を形成する。
今泉公園は今後、「都心に適した森のかたち」として、誰もが過ごせる居場所を目指すほか、夜間の防犯対策として照明灯を設置し、「人がいる安心感と夜の公園の魅力」を育んでいく。
今泉公園の管理運営では、下記のような取り組みが計画されている。
◎地域の活動団体や事業者との緊密な連携によって放置ゴミや防犯対策を行い、地場の構成員企業の豊富な実績に基づく管理運営を実施。
◎地域住民や事業者と連携した賑わいづくりを年間を通して行うことで公園の利活用機運を醸成し、地域の活動主体による段階的な自走化を目指す。
◎快適で魅力的な公園の実現に向けて、「緑を感じる快適な滞留空間の維持」「防犯インフラの維持管理」「周辺環境への配慮」を実施。
福岡市の緑を生かしたまちづくりが都市の価値を高め、市民の暮らしを豊かにする取り組みとして注目される中、都心部に位置する今泉公園の動向に注目が集まる。

【参照サイト】
福岡市住宅都市みどり局Park-PFI推進課『Park-PFI制度を活用した魅力あふれる公園が誕生!』
福岡市住宅都市みどり局『令和8年3月議会 福祉都市委員会報告資料』
https://www.city.fukuoka.lg.jp/gikaizimukyoku/giji/shisei/documents/20260310houkoku1.pdf
Information
- 今泉公園
- 所在地
- 福岡市中央区今泉1丁目8
- 公園種別
- 街区公園(都市公園)
- 公園面積
- 3,048平方メートル
- 開園年度
- 1952年度
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