【経済・ビジネス短信@フクリパ】

福岡市民会館の建て替えと須崎公園のリニューアルによる「福岡市拠点文化施設整備及び須崎公園再整備」が進行中【福岡市中央区】

福岡市都心部の一角を占める北天神において長年、〝文化と緑のオアシス〟として親しまれている「福岡市民会館」と「須崎公園」が、「福岡市拠点文化施設整備及び須崎公園再整備事業」によって一体的に生まれ変わっていきます。 今回は福岡市民会館の建て替えで誕生する福岡市拠点文化施設と須崎公園のリニューアル事業を紹介していきます。

2025年3月、新たな拠点文化施設が供用開始の予定


(画像提供:福岡市)

一般社団法人日本音響家協会による『音響家が選ぶ優良ホール100選』にも選定された開館59年の「福岡市民会館」。
建替え期を迎えた中、隣接する「須崎公園」で福岡市の新たな文化振興の拠点となる新施設の建設が進められている。

民間事業者による施設建設~所有権移転~維持・管理・運営を行うPFI-BTO 方式を採用した『福岡市拠点文化施設整備及び須崎公園再整備事業』。
本事業では、福岡市による総合評価一般競争入札方式で日本管財を代表とする企業グループ案が採択された。

日本管財を代表とするグループは、戸田建設、JTBコミュニケーションデザイン、九州林産、占部建設、照栄建設で構成されている。
協力企業として梓設計、俊設計、戸田芳樹風景計画、サン・ライフ、古賀緑地建設が参画する。

「本市における文化振興の拠点となる新たな施設として整備するとともに、都心の貴重なオープンスペースである須崎公園の魅力を高め、水辺に開かれた公園として再整備する」

「新たな施設と須崎公園を一体的に整備・活用することで、両施設の魅力が相まったみどり溢れる文化芸術空間を創出し、市民はもとより、国内外から多くの人々が集うエリアを形成する」

以上を目的とした同整備事業の対象エリアは、市民会館 1万573.63 平方メートル。
隣接する須崎公園 2万9,602.07 平方メートルと合わせて4万平方メートル余りとなっている。

2025年3月に供用を開始する予定の福岡市拠点文化施設は、大ホール(約2,000席)、中ホール(約800席)、小ホール(約150席)リハーサル室、練習室、エントランスホールを備える。

第1期で現須崎公園側を再整備し、第2期で市民会館跡に水辺に開かれた公園へ。


(画像提供:福岡市)

より魅力的な公園へ、より快適に過ごせる公園へ、より地域や民間と連携する公園へ━。

福岡市拠点文化施設整備及び須崎公園再整備事業では、現在の須崎公園側に福岡市拠点文化施設を建設して、新施設周辺に公園を整備していく。

そして、新施設に福岡市民会館の機能を移管した後、現在の市民会館を取り壊して、跡地に水辺に開かれた公園を整備していく計画だ。

現在の須崎公園側は、福岡市新拠点文化施設のオープン予定である2025年3月に、須崎公園1期工事分として供用を開始する計画だ。

一方、須崎公園2期工事分は、現在の市民会館跡地に水辺に開かれた公園として整備し、2027年3月からの供用開始を見込む。

同整備事業における維持管理・運営期間は2039年3月末までとなっている。
福岡市拠点文化施設及び須崎公園の指定管理者には、日本管財を代表とするグループによる特別目的会社である株式会社福岡カルチャーベース(福岡市博多区博多駅東2丁目)が指定された。

【 参照サイト 】
福岡市拠点文化施設整備及び須崎公園再整備事業について
https://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/b_sisetu/shisei/fukuokashibunkashisetsuseibijigyou.html

 

【お知らせ】福岡市拠点文化施設開館1年延期について
https://fukuoka-civichall.jp/archives/11841/

 
 

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編集者兼ライター
近藤 益弘
1966年、八女市生まれ。福大卒。地域経済誌『ふくおか経済』を経て、ビジネス情報誌『フォー・ネット』編集・発行のフォーネット社設立に参画。その後、ビジネス誌『東経ビジネス』、パブリック・アクセス誌『フォーラム福岡』の編集・制作に携わる。現在、『ふくおか人物図鑑』サイトを開設・運営する。

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