今泉公園、パークPFIで再整備へ、防犯・緑化を両立

出典:福岡市住宅都市みどり局『令和8年3月議会 福祉都市委員会報告資料』
天神2丁目沿いの国体道路南側、今泉の路地に面した小さな三角形の公園。昼は近隣の憩いの場として親しまれながら、夜になると治安面の不安や放置ごみの問題への声が絶えない。——そんな『今泉公園』が、パークPFIで生まれ変わる。
福岡市は2026年3月27日、今泉公園(福岡市中央区今泉1丁目)の整備・運営を担う事業者の公募を開始した。
公募では、民間収益を公園整備に還元する『パークPFI事業』、施設の再整備を行う『その他公園施設整備事業』、維持管理・運営を担う『管理運営事業』の3事業を一括して受託できる事業者を求めている。
公募スケジュールは、2026年3月27日に公募要綱等を公表し、応募表明書類の締め切りは同年5月中旬。
その後、同年7月上旬に提案書の受付を締め切った後、翌8月に優先交渉権者を決定・通知する予定だ。
事業期間は、施設の供用開始から最大20年間。
今泉公園の整備方針として、福岡市が推進する『都心の森1万本プロジェクト』等による「高木を中心とした小さな森の創出」を打ち出す。
さらに地域ニーズである「夜間の防犯対策」「放置ごみへの対策」を踏まえて、「夜間における安全安心の確保」も掲げる。
具体的には、特定公園施設として防犯面の向上に資する施設(照明や照明と一体になったベンチなど)を求めるほか、植栽や舗装・ベンチなどの公園再整備を行うことを想定している。

出典:福岡市住宅都市みどり局『令和8年3月議会 福祉都市委員会報告資料』
パークPFIの候補地、福岡市内で26公園に

出典:福岡市住宅都市みどり局『令和8年3月議会 福祉都市委員会報告資料』
パークPFIとは、公園利用者の利便性向上や公園の魅力向上、さらに地域のニーズや行政の施策推進に資する取り組みの一つだ。
具体的には、民間企業が公園内に店舗などをつくって、その収益の一部を公園整備に還元していく。
福岡市は2022年3月、福岡市公園条例を改正して、『公募設置管理制度』(パークPFI制度)の活用に必要な事項を規定した。
同年5月から福岡市住宅都市局(当時)が所管する福岡市内の全公園(当時1,685公園)を対象にした、パークPFI制度の民間事業者向けにサウンディング型市場調査を実施した。
同年9月、「パークPFI制度が活用できる」と提案のあった26公園について、福岡市議会に報告を行った。
提案があった公園の分類は、下記の通りだ。
◎広域から利用者が集う公園(9公園)
アイランドシティ中央公園、箱崎公園、東平尾公園、山王公園、舞鶴公園、小戸公園、百道中央公園、今津運動公園、かなたけの里公園
◎都心部に立地する公園(8公園)
冷泉公園、中比恵公園、出来町公園、音羽公園、明治公園、警固公園、春吉公園、長浜公園
◎水辺など景勝地に立地する公園(3公園)
香椎浜北公園、清流公園、長垂海浜公園
◎その他(6公園)
多々良川緑地、貝塚公園、箱崎小頭記念公園、千代東公園、地行中央公園、今泉公園
上記の公園のうち、東平尾公園(大谷広場)はすでに一部供用を開始。2026年内には清流公園(4月〜順次)、香椎浜北公園(7月)、明治公園(8月)が続き、長垂海浜公園は2027年3月の供用開始を予定している。
公園概要
■所在地:福岡市中央区今泉1丁目8
■公園種別:街区公園
■公園面積:3,048平方メートル
■開園年度:1952年度
参照サイト
福岡市住宅都市みどり局『令和8年3月議会 福祉都市委員会報告資料』
https://www.city.fukuoka.lg.jp/gikaizimukyoku/giji/shisei/documents/20260310houkoku1.pdf
福岡市『今泉公園整備・管理運営事業について』
https://www.city.fukuoka.lg.jp/jutaku-toshi/park-pfi/shisei/imaizumi_seibikannriunneijigyou.html












