大橋駅前で31年。「大橋シティボウル」が世代を超えて愛される理由

フクリパ編集部

大橋駅の東口を出て塩原方面へ歩くと、大きなボウリングのピンが見えてきます。その目印の先にあるのは、1995年にオープンした「大橋シティボウル」です。かつて福岡市内には数多くのボウリング場がありましたが、娯楽の多様化や街の変化とともに、次第に少なくなりました。そんな中、大橋の街で31年にわたり親しまれてきたのが、この場所です。今回は、オープン当初から大橋シティボウルを知る店長の柴田和也さんに、長く愛されてきた理由や時代とともに変化してきたボウリング場の役割について伺いました。

あわせて読みたい

 

ゲームセンターにビリヤード。1990年代の大橋は「若者の街」だった

「大橋シティボウル」店長の柴田和也さん 

 

――大橋シティボウルがオープンしたのは1995年だそうですね。

 

そうです。私もオープン当初から働いています。当時21歳で、最初はアルバイトだったんですよ。

  

――1995年ごろの大橋は、どんな街だったのでしょう?

 

駅の西口側にはゲームセンターが2軒くらいあって、このビルの1階にもビリヤード場がありました。居酒屋や焼き鳥屋がたくさんありましたし、駅周辺は結構にぎわっていた印象です。

 

当時は近くに東和大学(現在は閉学。同敷地に純真学園大学が開学)があり、高宮の方には福岡大学の二部もあったので、学生や若い人も多かったですね。

 

当店もオープニングスタッフを募集する際、アルバイト50名ほどの採用予定に対して400〜500名もの応募が殺到し、あまりの多さに途中で募集を締め切るほどでした。

 

――ゲームセンターや居酒屋など、若い人が楽しめる場所が駅周辺にいろいろあったんですね。そうした街のにぎわいの中で、ボウリング場はどんなふうに利用されていたのでしょう?

 

仕事帰りに利用される方も多かったですし、飲んだ後に「ボウリングしようか」と来られる方もかなり多かったですよ。以前は平日でも深夜2時まで、週末は朝4時から5時あたりまで営業していましたから。

 

ただ、コロナ禍を経て夜間の利用状況も変わったことから営業時間を見直し、現在は平日が24時まで、金・土・祝前日が深夜2時までとなっています。

現在は平日の朝から夕方まではシニアの方が多く、週末になるとファミリーや学生グループの利用が目立ちます。

 

 

 

 

夜のにぎわいから、昼の交流の場所へ

 

――全国的にボウリング場が減っていく中、大橋シティボウルが長く続いてきた理由はどんなところにあるとお感じですか?

 

一概には言えませんが、駅前でありながら周辺に小学校や中学校が多く、ファミリー層の比率が高いことは大きいと思います。

実際、子ども会のイベントなどでもよく利用していただいていますし、今では子どもたちだけで遊びに来ることも多いですよ。

 

また、地域との関わりも大切にしていて、大橋駅前でイベントがある際には声をかけていただき、年に4〜5回ほど「ミニボウリング」の出店をしています。

 

さらに、近隣保育園の施設見学や中学校の職場体験の受け入れを行うなど、普段見られないボウリングの裏側などにも触れながら、より親しみを持っていただける機会を作っています。

  

――子どもでも楽しめるような工夫はされているのですか?

 

小さなお子さんや初心者には、ガターを防ぐバンパーレーンや、ボールを滑らせて投球できるシューターを案内しています。「ピンが倒れた!うれしい!」という体験を通してボウリングに親しみを持ち、「またやりたい!」と思ってもらいたいですね。

 

ほかにも夏休み期間は、カラーピンが先頭に出た際に子どもなら5本以上倒すとジュースがもらえるイベントを行ったり、ボウリング以外でも楽しんでいただけるよう「お菓子の掴みどり」なども企画したりしています。

 

 

 

「毎日来る人もいます」。ボウリングがシニアの新しい日常に

――平日にシニアの方が多いのには、何か理由があるのでしょうか?

 

健康ボウリング教室」をやっていることが大きいですね。

平日の昼間にもボウリング場を有効に活用してもらおうと、健康づくりに着目したサービスを当店にも取り入れました。

 

――健康ボウリング教室では、どんなことをするのでしょう?

 

6週間の教室で、テキストや映像を使ってボウリングと健康について学びながら、実際に投げて体を動かします。定年を機に始める方や、それまで一度も経験がなかった方もいらっしゃいますよ。

 

教室を終えた後は定期的なリーグ戦への参加も案内していて、そのまま続けてくださる方も多いです。

中には月曜から金曜まで毎日来て、土日は休みという方もいますよ。私より来ています(笑)。

 

――もはや出勤ですね(笑)。ご家族と一緒に来られることもありますか?

 

ありますよ。お盆やお正月に家族が集まると、「いいところを見せたい」とご家族を連れて来られるんです。

でも、いざ投げると体がカチコチになって、お孫さんに負けたりして(笑)。そこを元気づけるところまでが私たちの仕事です。

 

 

 

42レーンにプリクラ、卓球も。世代を超えて楽しめる!

3階奥にある卓球台

 

――施設の特徴について教えてください。

 

受付が3階にあり、4階、5階、6階に14レーンずつ、全部で42レーンを設けています。

フロアが分かれているので、14レーン全部使っていただければワンフロアを貸し切ることもできます

 

――大人数のイベントにも対応できそうですね。

 

企業のレクリエーション自治会のボウリング大会などでも利用していただいています。過去にはアイドルのライブイベントで、ワンフロアを貸し切ったこともありますよ。

 

――ボウリング以外の遊びもありますよね。

 

クレーンゲームプリクラ卓球があります。

プリクラは業者さんが頑張ってくれて、結構新しい機種を入れています。プリクラだけ撮りに来る中高生もいます。「なんでここにこの機種があるの?」と驚いている声を聞いたこともあります(笑)。

 

 

 

スマホの時代だからこそ。「一緒に笑える」のがボウリングの面白さ

 

――スマホやオンラインゲームなど、遊びの選択肢が増えた今、ボウリングならではの魅力は何だと思いますか?

 

やっぱり体を動かすことですね。それと、一緒にいる人とリアルにコミュニケーションが取れることではないでしょうか。

話しながらプレーできるのも醍醐味ですね。

 

――長く営業する中で、接客で変えずに大切にしていることはありますか?

 

挨拶プラスもう一言」を意識しています。

前に「腕が痛い」と聞いていたら、次に来られた時に「腕、治りました?」と声をかけるなど、お客様に合わせた接客を心がけています。

 

 

 

 

「とりあえず、シティボウルに行こうか」。そんな場所がある街

3階の受付横には、クレーンゲームやプリクラの機械が

 

――最後に、これから大橋シティボウルをどんな場所にしていきたいですか?

 

身近で気軽に行ける場所にしたいですね。

 

以前、大橋の街を歩いていた時に、通りすがりの人が「とりあえず大橋シティボウル行っとこうか」と話しているのを聞いたことがあるんです。「時間あるから行っとこうか」みたいな感じで。その時は嬉しかったですね。

 

ふとした時に思い出してもらえる、そんな存在であり続けたいです。

 

 

1995年から31年

学生でにぎわった時代も、深夜まで街に人があふれた時代も、ファミリーやシニアが増えた現在も、大橋シティボウルは同じ場所で街の変化を見てきました。

 

ボウリングを楽しんだり、プリクラを撮ったり、仲間と大会で盛り上がったり。

世代も目的も異なる人たちが、思い思いの時間を過ごせる懐の広さが、ここにはあります

 

暮らしのすぐそばに、気軽に楽しめる場所がある。

そんな日常の風景も、大橋という街の魅力のひとつなのかもしれません。

 

Information
住所
福岡市南区塩原4-13-23
電話番号
092-542-5250
アクセス
西鉄天神大牟田線 大橋駅より徒歩1分
営業時間
9:00〜24:00(金・土・祝前日は〜深夜2:00)
定休日
なし
公式サイト
https://ohashicitybowl.com/
Instagram
@ohashi_citybowl

『福岡愛♡も採用条件です。』えんホールディングスグループ

次の福岡を、つくるひとに。福岡の街づくりをしませんか?新卒・キャリア採用エントリー受付中!

Sponsored

エンクレスト福岡ガーデン

エンクレストガーデン福岡【福岡市中央区新築分譲マンション】

棟内モデルルームOPEN!『現地見学』1日3組限定予約受付中!

Sponsored

この記事をシェアする

大橋駅前で31年。「大橋シティボウル」が世代を超えて愛される理由

大橋駅前で31年。「大橋シティボウル」が世代を超えて愛される理由

Related Articles あわせて読みたい

FEATURES どこに行って何を食べるか悩んだらまずチェック!福岡グルメ特集