福岡市の人口増加率3.2%は日本の大都市1位【国勢調査2025】

【経済・ビジネス短信@フクリパ】

福岡市の人口増加率3.2%は21大都市で全国1位【国勢調査2025】

2025年国勢調査において福岡市の5年間人口増加率は、日本の21大都市で第1位でした。前回、東京特別区部に次いで第2位だった福岡市は今回、首位を奪還しました。

福岡市は増加率で1位、実数で東京特別区部、大阪市に次ぐ3位

21大都市の人口増加率トップは福岡市

福岡市の人口増加率3.2%は日本の大都市1位【国勢調査2025】

出所:総務省統計局『令和7年国勢調査 人口速報集計結果 全国・都道府県・市町村別人口及び世帯数 結果の概要』

 

東京特別区部に20政令指定都市を加えた日本の21大都市において、2025年国勢調査速報値での人口増加率トップは福岡市の3.2%増━━。
総務省統計局が2026529日に公表した2025年国勢調査の速報値によると、福岡市の人口は2025101日現在で1663,892人であり、前回の2020年国勢調査から51,500人増加し、その増加率は3.2%だった。

 

 

福岡市の5年間の人口増加率は3.2%で、日本の21大都市でトップだった。第2位は東京特別区部(2.3%)、第3位は千葉市(2.1%)、第4位は大阪市(2.0%)、第5位はさいたま市(1.6%)となっている。
前々回の2015年国勢調査では、福岡市の5年間の人口増加率は5.1%で、東京特別区部(3.7%)を上回りトップだった。
前回の2020年国勢調査では、東京特別区部(5.0%)が第1位となり、福岡市(4.8%)は第2位だった。
そして今回の2025年国勢調査では、福岡市が再び首位となり、前回調査で東京特別区部に譲ったトップの座を奪還した。

 

 

今回の2025年国勢調査における福岡市の区別人口増加率を見ると、トップは東区の5.34%、第2位は中央区の5.29%、第3位は博多区の4.84%だった。
続く第4位は南区の1.94%、第5位は早良区の1.71%、第6位は城南区の0.93%、第7位は西区の0.49%となっている。
東区、中央区、博多区の3区はいずれも5%前後の高い増加率となった一方、他の4区はいずれも2%未満にとどまり、区ごとの差がみられた。

 

 

21大都市の人口増加数トップは東京特別区部

一方、今回の2025年国勢調査における日本の21大都市の人口増加数での第1位は、東京特別区部の219,884人増だった。
続く第2位は大阪市の56,212人増、第3位は福岡市の5万1,500人増、第4位は川崎市の22,870人増、第5位はさいたま市の2991人増となっている。

 

福岡市の人口増加率3.2%は日本の大都市1位【国勢調査2025】

出所:総務省統計局『令和7年国勢調査 人口速報集計結果 全国・都道府県・市町村別人口及び世帯数 結果の概要』

 

 

福岡県内60市町村のうち福岡市は増加率で2位、実数で1位

県内60市町村の人口増加率トップは筑前町

福岡市の人口増加率3.2%は日本の大都市1位【国勢調査2025】

出所:福岡県統計課『令和7年国勢調査集計結果(速報)について~要計表による福岡県の人口と世帯~』

 

福岡県統計課が同日に発表した『令和7年国勢調査集計結果(速報)について~要計表による福岡県の人口と世帯~』によると、福岡県内60市町村で最も5年間人口増加率が高かったのは、筑前町の4.23%だった。
続く第2位は福岡市の3.19%、第3位は福津市の3.03%、第4位は筑紫野市の2.52%、第5位は久山町の2.19%となっている。

 

 

5年間人口増加率で第1位となった筑前町は、福岡都市圏や久留米広域圏に近接している自治体だ。
同町内に造成した工業団地への企業進出が相次ぎ、子育て世帯らの移住も増えている。
筑前町では今回、下記のようなコメントを寄せている。
「今回の結果を大変ありがたく受け止めています。筑前町の『緑あふれる豊かで便利な とかいなか』という魅力が、多くの方に共感いただけた結果だと感じています」(筑前町企画課)
筑前町では、「都会」と「田舎」を掛け合わせた『とかいなか』をまちの将来像として掲げ、子育て支援や教育環境の充実、移住・定住の促進などに取り組んでいる。

 

 

県内60市町村の人口増加数トップは福岡市

一方、2020年~2025年における福岡県内60市町村で最も人口増加数が多かったのは、福岡市の5万1,500人増だった。
続く第2位は筑紫野市の同2,608人増、第3位は福津市の同2,031人増、第4位は糸島市の同1,797人増、第5位は大野城市の同1,411人増となっている。

 

 

人口増加数で第1位となった福岡市は、九州最大の都市である。
福岡市では近年、都心部の再開発が進み、先進的なオフィスの供給増などに伴って、九州一円からの転入人口が増加している。

 

 

福岡県全体でみると、人口が増加した市町は福岡市をはじめ11市町(前回22市町)で、人口が減少した市町村は北九州市をはじめ49市町村(同38市町村)だった。
そして福岡県では、炭鉱の閉山などが相次いだ1965年の国勢調査以来、実に60年ぶりに人口減少を記録した。

 

 

5年に1度実施される国勢調査は、統計法に基づいて、「国内に住んでいるすべての人・世帯を対象に実施する、国の最も重要な統計調査」(総務省統計局)だ。
国勢調査の結果は、福祉施策や生活環境整備、災害対策などの重要施策の計画策定に用いられている。
また、国政選挙である衆議院小選挙区の区割り(定数配分)を決定するための最も重要な基礎データとなる。

 

福岡市の人口増加率3.2%は日本の大都市1位【国勢調査2025】

出所:福岡県統計課『令和7年国勢調査集計結果(速報)について~要計表による福岡県の人口と世帯~』

 

 

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参照サイト

総務省統計局『令和7年国勢調査 人口速報集計結果 全国・都道府県・市町村別人口及び世帯数 結果の概要』
https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2025/kekka/pdf/outline.pdf

 

 

福岡県統計課『令和7年国勢調査集計結果(速報)について~要計表による福岡県の人口と世帯~』
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/attachment/288286.pdf

 

 

福岡市『令和7年国勢調査結果速報福岡市の人口及び世帯数(令和7年10月1日現在)』
https://www.city.fukuoka.lg.jp/soki/tokeichosa/shisei/toukei/documents/R7kokuseichosakekkasokuho.pdf

 

 

総務省統計局『令和2年国勢調査 人口等基本集計結果 結果の概要』
https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2020/kekka/pdf/outline_01.pdf

 

 

総務省統計局『平成27年国勢調査 人口等基本集計結果 結果の概要』
https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2015/kekka/kihon1/pdf/gaiyou1.pdf

 

 

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編集者兼ライター
近藤 益弘
1966年、八女市生まれ。福大卒。地域経済誌『ふくおか経済』を経て、ビジネス情報誌『フォー・ネット』編集・発行のフォーネット社設立に参画。その後、ビジネス誌『東経ビジネス』、パブリック・アクセス誌『フォーラム福岡』の編集・制作に携わる。現在、『ふくおか人物図鑑』サイトを開設・運営する。

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