博多港の強みは、地理的優位性に加えて迅速な受入体制

写真提供:福岡市
【2025年:訪日クルーズ船(外国船・日本船)寄港回数ランキング】
第1位:博多港209回(2024年204回)、横浜港209回(同146回)、第3位:那覇港205回(同175回)、第4位:長崎港198回(同160回)、第5位:神戸港142回(同95回)……。
国土交通省港湾局は2026年2月20日、『訪日クルーズ旅客数及びクルーズ船の寄港回数』(2025年速報値)を発表した。
博多港への訪日クルーズ船(外国船・日本船)の寄港回数は209回となり、横浜港と並んで第1位となった。
2025年の訪日クルーズ船の寄港回数は、前年比26.1%増の3,117回となり、コロナ前のピーク時である2018年(2,930回)を6.4%上回った。
博多港は2015年から2018年まで4年連続で第1位を記録し、2024年に首位へ返り咲くなど、国内を代表するクルーズ港として高い実績を維持している。

出典:国土交通省港湾局産業港湾課『訪日クルーズ旅客数及びクルーズ船の寄港回数(2025年速報値)』
第1位に輝く博多港の強みとしては、中国や台湾など東アジアの巨大クルーズ市場に近いという地理的優位性に加え、福岡市が官民を挙げて進めてきた迅速な受入体制の整備が挙げられる。
他都市に先駆けて福岡市は、博多港における大型訪日クルーズ船への対応として中央ふ頭の岸壁延伸や、クルーズセンターの整備などを進めてきた。
さらに、CIQ(税関・出入国管理・検疫)についても、円滑な受入体制を整備している。
また、博多港から天神エリアや博多駅エリアなどの福岡市都心部への移動時間についてもバスや車で約10~15分程度と短い。
この点でも、滞在時間が限られる寄港地観光において、船会社や乗客からも高い評価を得ている。
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外国クルーズ船は九州・沖縄の港が上位を占める
外国クルーズ船の寄港回数は長崎港が1位、博多港は2位
訪日クルーズ船の寄港回数は、大きく分けて外国船社が運航する『外国クルーズ船』と、日本船社が運航する『日本クルーズ船』からなる。
2025年の外国クルーズ船の寄港回数については、第1位:長崎港194回(2024年157回)、第2位:博多港191回(同193回)、第3位:那覇港187回(同169回)、同率第4位:佐世保港122回(同72回)、鹿児島港122回(同101回)が上位5港だった。
2024年の外国クルーズ船の寄港回数で第1位だった博多港は2025年、長崎港に次いで第2位となっている。
2025年における外国クルーズ船の寄港回数は、前年比22.9%増の2,352回となり、コロナ前のピーク時だった2017年(2,013回)比でも16.8%増だった。

出典:国土交通省港湾局産業港湾課『訪日クルーズ旅客数及びクルーズ船の寄港回数(2025年速報値)』
日本クルーズ船は横浜港が1位
2025年の日本クルーズ船の寄港回数では、横浜港が104回で第1位となり、ベラビスタマリーナ(広島県尾道市)、神戸港などが続いた。博多港は18回で、那覇港と並ぶ第6位だった。
日本クルーズ船全体の寄港回数は前年比36.9%増の765回となったものの、コロナ前のピーク時である2018年(1,017回)には及ばなかった。

出典:国土交通省港湾局産業港湾課『訪日クルーズ旅客数及びクルーズ船の寄港回数(2025年速報値)』
国土交通省港湾局産業港湾課は、『訪日クルーズ旅客数及びクルーズ船の寄港回数』(2025年速報値)の発表に際し、「2025年の実績については、一部の目標において引き続き取組が必要な状況です」
「それぞれの課題の分析を進め、我が国におけるクルーズの持続的な成長に向けた取組を進めてまいります」としている。
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参照サイト
国土交通省港湾局産業港湾課『訪日クルーズ旅客数及びクルーズ船の寄港回数(2025年速報値)』
https://www.mlit.go.jp/report/press/port04_hh_000551.html









