2027年2月からスタート!なぜ「プラスチック」を分別収集するの?
福岡市では、2027年(令和9年)2月1日より、市内すべての世帯を対象として「プラスチック」分別収集が始まります。
現在、家庭から出されるプラスチックの多くは「燃えるごみ」として清掃工場で焼却処分されていますが、開始後はこれらを分別して収集し、選別・破砕・洗浄を経て、新しいプラスチック製品の原料へとリサイクルされます。

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背景には、世界的な課題となっている地球温暖化やプラスチックによる海洋汚染があります。2022年4月には「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行されたことを受け、全国の政令指定都市ではすでにプラスチックの分別収集が実施、または今後の実施が計画されています。
福岡市でもモデル事業などの検証結果を踏まえ、この取り組みを本格的に開始することになりました。
プラスチックを焼却せずリサイクルに回すことで、従来の焼却処分時と比較してCO2排出量を約5割削減できる見込みです。これは年間約2.4万トンのCO2削減に相当し、博多区と中央区の面積を合わせた広さの森林が1年間に吸収する量に匹敵します。
さらに、家庭から出る「燃えるごみ」の総量を約1割減量できる試算となっており、環境負荷を大きく低減させるインパクトを持っています。
新登場「水色のプラスチック用指定袋」の気になる価格・プラスチックの収集頻度は?
新しく始まるプラスチックの分別収集では、専用の新しい指定袋が導入されます。新指定袋の色は、一目で識別しやすい「水色」です。2026年12月ごろから、福岡市内のスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの指定袋取扱店で順次販売が開始される予定となっています。

資料提供:福岡市
福岡市民にとって最も気になるのが新指定袋の価格ですが、プラスチック用の指定袋は「燃えるごみ」の約半額という価格設定となっています。具体的なサイズ展開と10枚セットの販売価格は以下の通りです。
■45リットル(大サイズ):10枚セット 220円(1枚あたり22円)
■25リットル(中サイズ):10枚セット 120円(1枚あたり12円)
プラスチックの収集頻度は「週に1回」となります。現在、燃えるごみが週2回、燃えないごみや空きびん・ペットボトルが月1回収集されていますが、プラスチックは毎週1回、決まった曜日に収集されることになります。

資料提供:福岡市
プラスチックを出す時間帯は従来のルールと同様に「日没から夜12時まで」の夜間収集になります。収集日などの詳細な地域別スケジュールは、今後市政だよりや市の特設HPなどで順次アナウンスされる予定とのことです。
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プラスチックの正しい出し方は?対象となるもの・出せないものについて紹介
プラスチックの対象となるのは、「プラスチック素材のみでできており、1辺の長さが50センチメートル未満のもの」に該当するもの。

資料提供:福岡市
具体的に「プラスチック用指定袋」に入れて出せるものは、大きく分けて「プラスチック製の容器や包装」と「プラスチック製品」の2種類です。
対象となるプラスチックの具体例
■パック・カップ・トレー類:卵のパック、カップ麺の容器、デザートのカップ、惣菜や弁当のトレー、発泡スチロール
■袋・包装類:お菓子などの袋、レジ袋・ビニール袋、ペットボトル等のラベルやキャップ、商品を包む緩衝材(プチプチ)、フリーザーパック
■容器・チューブ類:ドレッシングや食用油のボトル、マヨネーズやケチャップのチューブ、洗剤・シャンプーの容器、化粧クリーム・目薬・うがい薬のボトル
■プラスチック素材のみの製品:プラスチック製のハンガー、ボウル、くし、CD・DVD・ブルーレイディスク(ケース含む)、じょうろ、ちり取り、プランター、書類ケース・レターケース、クリアファイル、風呂いす、プラスチック製のごみ箱、おもちゃ
※衣装ケースやレジャーシートなどの大きな物でも、切断して一辺が50センチメートル未満のサイズに収めればプラスチックとして出すことが可能です。
一方で、プラスチックに見えても「出してはいけないもの」がいくつか存在します。これらは重大なトラブルやリサイクルの妨げになるため、従来の分別方法に従って処理する必要があります。
プラスチックとして出せないものの代表例と注意点
■ペットボトル本体:ペットボトル本体はこれまで通り「空きびん・ペットボトル」の指定袋(黄色文字の袋)で出す必要があります。ただし、キャップとラベルは外して今回の「プラスチック」に分別できます。
■素材が複合しているもの:金属、ゴム、ネジなどが含まれる電気製品(ドライヤー、リモコン、ゲーム機など)や、厚みが5ミリメートル以上ある頑丈なプラスチック製品(プラスチック製のまな板など)は対象外です。
■汚れがひどいもの:油や食材が大量に付着したままのものはリサイクルに適さないため、燃えるごみに出してください。
■危険な製品:カッター、はさみ、かみそり、押しピンなどの刃物類や針、およびスマートフォン、ハンディファン、加熱式タバコ、モバイルバッテリーといった「リチウムイオン電池(小型充電式電池)が内蔵された製品」は絶対に水色の袋に入れないでください。
容器や包装の汚れは、固形物が残らない程度に紙でサッと拭き取るか、水で軽くすすいで水気を切るだけで問題ないとのこと。リサイクル施設へ運ばれた後に本格的な洗浄工程が用意されているため、多少の汚れであればそのまま処理可能です。
マヨネーズなどのチューブ類も、中身をしっかり使い切っていれば、わざわざ中を切り開いて洗う必要はなく、そのまま出すことができます。

資料提供:福岡市
また、商品に貼られているラベルやシールは、簡単に剥がせるものは剥がすのが望ましいですが、強力に固着していて剥がせないものは無理に剥がさず、そのままプラスチックとして出しても問題ありません。
今からできる準備とは?新しい分別ルールをスムーズに迎えるためのポイント
2027年2月の分別収集スタートに向けて、私たちの暮らしの中で事前に少しずつ準備を始めておくと、制度開始時に慌てることなくスムーズに対応できるはずです。
例えば、家の中に「プラスチック専用のごみ箱やスペース」をあらかじめ1つ増やしてみるのがおすすめです。プラスチックは思いのほかかさばるため、キッチンのシンクまわりやごみ箱の横に、水色の袋をセットできる専用のバスケットなどを事前に配置しておくと、分別収集が始まった際に分別の動線が自然に出来上がります。
地球温暖化や海洋資源の保護といった環境問題は、世界全体が直面している極めて重要な課題です。私たち一人ひとりの小さな分別の積み重ねが、福岡市の未来をよりクリーンで持続可能な街へと変えていく原動力になります。
市では今後、各校区での住民説明会の実施や、詳細なルールを掲載したルールブックの配布、特設HPでの情報発信を活発に行っていきますので、ぜひ最新の情報をチェックして来年2月の分別収集に備えましょう!












