福岡県の「歩きやすい」自治体は1位苅田町、2位福岡市【東大報告】

【経済・ビジネス短信@フクリパ】

「歩きやすい街」ほど歩数が多い⁉福岡県の歩数1位は苅田町・2位は福岡市

東京大学の研究グループは、全国約150万人のスマートフォンアプリ利用者の歩数データを分析した研究成果を発表しました。福岡県内の平均歩数ランキングでは、苅田町が1位、福岡市が2位となりました。

福岡県内の平均歩数上位に福岡・北九州都市圏の自治体

【福岡県内44自治体:平均歩数ランキング】
1位:苅田町6,367歩、第2位:福岡市6,287歩、第3位:春日市5,946歩、第4位:大野城市5,871歩、第5位:篠栗町5,858……

 

 

東京大学大学院医学系研究科の鎌田真光准教授らによる研究グループは2026620日、全国約150万人の歩数データからみた地域・社会経済的な格差に関する研究成果を発表した。
同研究グループは、スマートフォンアプリ『トリマ』(ジオテクノロジーズ株式会社)から得られた匿名化済みの2023年の歩数データを用いて、日本における歩数の地域間格差と社会経済的格差を明らかにした。
自治体レベルの分析では、100人以上の利用者がいる951市区町村を対象としている。
福岡県内で平均歩数が最も多かった自治体は、1日当たり6,367歩の苅田町だった。第2位は、6,287歩の福岡市となっている。

 

 

一般的に、公共交通機関が発達している都市部では、自家用車への依存度が低くなるため歩数は多くなり、自家用車への依存度が高い地方部では、歩数は少なくなる傾向がある。
福岡県内44自治体の平均歩数ランキングをみると、上位には福岡都市圏および北九州都市圏の市町が多く並んでいる
一方、ランキング下位には、筑後地方および筑豊地方の市町が多くみられる。

 

福岡都市圏17市町の順位は、下記の通りだ。
福岡市:第2位、春日市:第3位、大野城市:第4位、篠栗町:第5位、筑紫野市:第8位、古賀市:第9位、宗像市:第10位、志免町:第11位、福津市:第12位、粕屋町:第13位、新宮町:第15位、須恵町:第17位、太宰府市:第18位、那珂川市:第21位、宇美町:第22位、糸島市:第27位。
久山町は利用者が100人未満だったため、市区町村別分析の対象外となっている。

 

 

北九州都市圏18市町の順位は、下記の通りだ。
苅田町:第1位、北九州市:第6位、行橋市:第16位、豊前市:第19位、岡垣町:第24位、遠賀町:第25位、直方市:第26位、水巻町:第28位、中間市:第29位、宮若市:第34位。
芦屋町、小竹町、鞍手町、香春町、みやこ町、上毛町、築上町、吉富町は利用者が100人未満だったため、市区町村別分析の対象外となっている。

 

福岡県の「歩きやすい」自治体は1位苅田町、2位福岡市【東大報告】

出所:Kazuaki ARAI『Municipality-level step count data on regional inequalities in Japan』

 

 

九州・沖縄の県庁所在地で平均歩数が最多だったのは福岡市

東京大学大学院医学系研究科の鎌田真光准教授らによる研究グループの研究成果によると、九州・沖縄の県庁所在地で平均歩数が最多だったのは福岡市の6,287歩だった。
続く第2位は長崎市の5,670歩、第3位は那覇市の5,552歩だ。

 

福岡県の「歩きやすい」自治体は1位苅田町、2位福岡市【東大報告】

出所:Kazuaki ARAI『Municipality-level step count data on regional inequalities in Japan』

 

20政令指定都市における平均歩数ランキングでは、第1位は川崎市の7,285歩、第2位は横浜市の7,156歩、第3位は大阪市の7,113歩だった。
歩数で6,287歩だった福岡市は、第11位となっている。
九州内の政令指定都市では、5,825歩の北九州市が第15位、5,407歩の熊本市が第19位となっている。

 

福岡県の「歩きやすい」自治体は1位苅田町、2位福岡市【東大報告】

出所:Kazuaki ARAI『Municipality-level step count data on regional inequalities in Japan』

 

鎌田真光准教授らによる研究グループの研究成果は、国際医学誌である『The Lancet Regional Health – Western Pacific』に掲載された。
同研究グループでは、「『歩きやすさ』の地域環境指標(ウォーカビリティ)が高い市区町村ほど平均歩数が多く、地域内の歩数格差も小さい傾向が示されました。世界最大規模のデータによる分析で、初めて市区町村レベルの格差が明らかになりました」としている。

 

 

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参照サイト

東京大学大学院医学系研究グループ『全国150万人のデータからみた歩数の地域・社会経済的格差最大で2倍近く(約3,700 歩/日)の地域間格差が明らかに
https://www.t.u-tokyo.ac.jp/press/pr2026-06-20-001

 

 

Kazuaki ARAI『Municipality-level step count data on regional inequalities in Japan
https://r.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/esploro/outputs/dataset/9916410109301#file-2

 

 

福岡都市圏Webサイト『福岡都市圏とは:構成市町』
https://www.fukuoka-tosiken.jp/about/

 

 

北九州市政策局政策課内『北九州都市圏のこと』
https://k-i-lin.jp/about/

 

 

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編集者兼ライター
近藤 益弘
1966年、八女市生まれ。福大卒。地域経済誌『ふくおか経済』を経て、ビジネス情報誌『フォー・ネット』編集・発行のフォーネット社設立に参画。その後、ビジネス誌『東経ビジネス』、パブリック・アクセス誌『フォーラム福岡』の編集・制作に携わる。現在、『ふくおか人物図鑑』サイトを開設・運営する。

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