松浦川について
「今週末はいつもと違うフィールドで竿を振りたい」。そう考えている福岡の釣り人におすすめしたいのが、お隣・佐賀県唐津市を流れる一級河川「松浦川(まつうらがわ)」です。
佐賀県武雄市に源を発し、唐津湾へと注ぐ松浦川の全長は約47km。中上流の山間部を抜けるエリアから、下流の広大な平野部まで、流れる場所によって瀬、淵、ワンドと表情をダイナミックに変えていきます。
天神や博多、西区エリアからなら、今宿道路や二丈浜玉道路を経由して車で約50分〜1時間。福岡市内からアクセスしやすく、それでいて市内の河川とは一味違うスケールの大きな釣りが楽しめるのが特徴です。
今回は、福岡から日帰りでガッツリ楽しめる松浦川の釣りスポットをご紹介します!
松浦川の特徴と釣れる魚
シーバスフィッシングのイメージ
松浦川は全長約47kmの一級河川であり、最下流から約6km上流の「松浦大堰」までは広大な汽水域が広がっています。
この「豊かな汽水域」と「広大な淡水域」がシームレスにつながっているため、狙える魚種が非常に多彩なのが最大の魅力です。
◎シーバス(スズキ)
松浦川を代表するターゲット。イナッコ(ボラの幼魚)やコノシロ、ハゼ、エビ類などの豊富なベイト(エサ)を追いかけて海から大量に遡上してきます。流れが強いため筋肉質でコンディションが良く、メーターオーバー(100cm超)のロマンも秘めています。
◎チヌ(クロダイ)・キビレ
初夏〜秋にかけてのターゲット。非常に魚影が濃く、シャロー(浅場)の砂地や水門周り、ゴロタ場などに多く生息しています。夏場には、水面を意識したチヌをルアーで狙う「トップゲーム」が福岡や佐賀のアングラーの間でも大人気です。
◎フラットフィッシュ(マゴチ・ヒラメ)
春〜秋のターゲット。最下流の砂地エリア(唐津城周辺など)では、底付近に潜むマゴチやヒラメをルアーで狙えます。シーバスを狙っている際に釣れることもあり、お土産としても嬉しいターゲットです。
松浦川までのアクセス

松浦川に釣行する際は、まずランドマークである唐津城を目指しましょう。
福岡市内から西九州自動車道〜二丈浜玉道路を経由して浜玉ICで下車。日本三大松原の一つ「虹の松原」を通り抜け、唐津市街方面へ進みます。

虹の松原を抜けると、目前に勇壮な唐津城が姿を現します。

唐津城の道向かいに「東城内駐車場」があるのでこちらに車を停めておくのがおすすめ。
駐車料金は1時間以内100円、2時間以内300円、2時間以上は400円となっています。
松浦川の釣りポイント
唐津城横・河口部

松浦川の最河口部に位置し、海からの魚の入り口となる定番の超一級ポイント。舞鶴橋の橋脚まわりなどは特に好ポイントとなっています。

舞鶴橋付近の護岸はきれいに整備されており、とても釣りやすくなっています。


駐車場から高島行きの船の桟橋へ向かう途中に、城内橋があります。町田川との合流地点には砂地が広がり、ハゼなどを狙えます。
ただし、高島行きの船の往来があるので、特に投げ釣りをする時には注意が必要です。
■高島についての過去記事はこちらをチェック!
釣りがてら、宝くじの当選祈願もできる「高島」【佐賀県唐津市】
https://fukuoka-leapup.jp/city/202412.43395
満島漁港&汽水サーフ

松浦川の最河口部、東唐津エリアにひっそりと佇む「満島漁港」は、地元のアングラーからも非常に人気の高い実力派ポイント。
唐津城のすぐ東側に隣接しており、松浦川の「川の流れ」と唐津湾の「海の潮」がダイレクトにぶつかり合う、まさに汽水域の一等地となっています。
松浦川から淡水とともに運ばれる栄養分が唐津湾へ流れ込む場所に位置しており、プランクトンが豊富でベイトフィッシュ(アジ、イワシ、コノシロ、ボラの子など)の量が極めて多いのが特徴。これを追いかけて、シーバスをはじめとする大型の魚が頻繁に回遊してきます。
なお、漁港には有料駐車場もあり、一台につき200円で駐車できるのもうれしいところ。


足場は比較的良く、ファミリーフィッシングにも向いていますが、漁港はあくまで漁業者の方々の仕事場です。作業の邪魔にならないよう駐車スペースに配慮し、ゴミは必ず持ち帰りましょう。
また、先ほど同様に高島行きの船の往来があるので、注意が必要です。

しばらく東側に移動すると、虹の松原から続く広大な砂浜が出現します。
ここは、松浦川から流れ込む淡水と唐津湾の海水が混ざり合う、いわゆる「汽水サーフ(河口付近の汽水の影響を受ける砂浜)」。キス(シロギス)やヒラメ・マゴチなどの非常に魚影の濃い魅力的な釣り場となっています。
中流域エリア

松浦大堰までの汽水域上部〜中流域(松浦大橋〜松浦大堰の下流側まで)は、海と川の要素が劇的に交差する、松浦川の全エリアの中でも屈指のモンスター実績を誇るポイントです。
河口から約6km上流に位置する「松浦大堰(まつうらおおぜき)」は、海の潮が遡上できる最上流部、いわゆる「潮止め(しおどめ)」となっており、ここは海から昇ってきたシーバスやチヌなどの海水魚と、上流から流れてくる淡水魚が最も濃密にコンタクトするエリア。
流れの変化が極めて激しく、一発大物の夢があるエキサイティングなフィールドとなっています。

川幅は約500メートルもあり、護岸が整備されているので釣りやすいのも特徴。
さらに唐津大橋や松浦橋、筑肥線などの橋脚や、水門、水中の障害物が絡むポイントも多数点在しています。
かなり広大なフィールドになっていますので、テンポよくポイントを探っていきましょう。
注意!松浦大堰周辺は釣り禁止です!


松浦大堰は魚が溜まりやすい絶好のポイントに見えますが、堰の上流・下流それぞれ50m以内は「完全釣り禁止区域」に指定されています。
ルール違反とならないよう、看板などの指示に従い、必ず禁止エリアの外側で釣りをしましょう。
ブラックバスのリリース禁止条例について

松浦大堰より上流の淡水エリアはブラックバスの好ポイントとして有名ですが、佐賀県内でのバスフィッシングには極めて重要なルールがあります。
佐賀県では、独自の「佐賀県環境の保全と創造に関する条例」に基づき、釣り上げたブラックバスやブルーギルなどの「移入規制種(外来種)」をその場で再放流する行為(キャッチ&リリース)が禁止されています。
つまり、「ブラックバスを釣ること自体は違法ではないが、釣ったその場に生きたまま逃がしてはいけない」というルールです。そのため、釣れたブラックバスは「持ち帰って食べる」か「現地に設置された回収箱(あれば)等で処分する」ことになります。
また、「外来生物法」により、生きたまま別の場所(自宅や別の池など)へ持ち運ぶ「生体移動」も法律で厳しく禁止されています。違反すると大変重いペナルティが科せられますので、ルールを徹底して守るようにしましょう。
▼詳細な規制内容については、佐賀県の公式ホームページをご確認ください。
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00314145/index.html
松浦川付近のおすすめスポット

唐津のおすすめスポットと言えば、やっぱり「からつバーガー」は外せません!
虹の松原の途中にある、側面に「からつハンバーガーとコーヒーの店」と描かれた茶色とベージュのツートーンバスはすっかりお馴染みですよね。
公式サイトによると、からつバーガーの創業は昭和36年。佐賀県唐津市松原に産声を上げ、長きに渡り地元のソウルフードとして多くの人に愛されており、唐津のドライブスポットとしてあまりにも有名な存在です。
現在のメニューは人気No.1の「スペシャルバーガー」をはじめ、ハンバーガー、エッグバーガー、ハムエッグバーガー、チーズバーガーの5種類がラインナップされています。

抜群に美味しいのはもちろんのこと、ボリュームも満点!
松浦川での釣行前後のエネルギー補給に、絶対に立ち寄りたい名店です。
【からつバーガー 虹ノ松原本店】
■住所:佐賀県唐津市虹ノ松原 虹の松原[MAP]
■アクセス:昭和バス「シーサイド前」下車後徒歩7分、JR筑肥線「東唐津駅」から徒歩20分
■営業時間:9:00~20:00(売り切れ次第終了)
■定休日:年中無休
■TEL:0955-56-7119
■公式サイト:https://www.karatsuburger.jp/
■Instagram:@karatsuburger
今回は、福岡市内から車で約1時間の佐賀県唐津市を流れる「松浦川」をご紹介しました。
「那珂川」「室見川」「多々良川」など、これまでフクリパで取り上げてきた福岡市内の河川とは一味違う、スケールの大きなフィールドが広がっています。
ライフジャケットの着用やごみの持ち帰りを徹底し、県の条例や釣り禁止区域などのルールを守って、松浦川での釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。












