パンオタクが選ぶ福岡パン

パン飲みにうってつけ。塩味ひかえめなバゲットと食パン【福岡市早良区】

福岡で10年以上パンブログを続け、2020年には城南区別府にパン喫茶をオープンさせた「pantiki」さん。毎日をリープアップしてくれる福岡のパンを、「ひとぱん入魂」の気持ちで1つずつご紹介いただくこちらの連載。103回目の今回は、福岡市早良区のpinahause(ピナハウゼ)です。

皆様あっての100回超えコラムと、まさかのご縁

このコラムも、実はしれっと100回超えてるんですよ(今言う?)

拙文を毎回読んで下さっている方、ほんとうに、本当に、ありがとうございます。

 

ただのパンオタクのわたしが、ここまで書き続けて来られたのも、まずはひとえに、掲載を許可して下さったお店様のおかげです。

 

そして、時折頂く、掲載店様からの温かいお言葉や、拙コラムを見て来店された方がいる、というお話しを耳にしたとき。

やる気スイッチは、かーなーり、ON!!になり、筆も進む進む、、、

 

そして、いかなる時も支えて下さる編集者さんのおかげであることは、言わずもがな。

読んで下さっている方々がいることも、言わずもがな。

 

とにかく、皆様の皆様による、皆様あってのコラムなのです。

(なんの演説)

ほんとうにありがとうございます!!

 

そして、何故今回このような話題からスタートしたかと申しますと、またもや今回も嬉しい出会い(再会)を頂いたからに他なりません。

 

フクリパさんで、こうやって書かせて頂いているからこそ、新しい出会いがあるのです。

(勿論、産みの苦しみもあるわけですが笑)

 

 

伺ったのは、ピナハウゼさん。

早良区室見にお店を構えていらっしゃいます。

 

 

地下鉄室見駅から程近い立地。

故に、通勤通学の途中に寄ることも出来るし、カフェのようにお洒落な店内で、イートインもできます

 

様々なシチュエーションに利用できてしまう、有難いお店です。

実は、こちらのパンを頂くのは初めてではありません。

 

その美味しさはパン好き仲間たちの中でも定説として広まっており、定期的に訪問しているという仲間もチラホラ。

そういう「パン友」さんたちからのお裾分けで、何度か食させて頂いております。

 

そんなピナハウゼさん。

Open時の情報で、以前は京都のパン屋さんにいらっしゃった、とか、いろいろ自分なりに情報は得ていたつもりでおりました。

 

そして、念願叶って、自身で訪問することが出来そうな日が迫ってきた時に、失礼がないように、また、どんなパンを買おうか予め決めておきたいような気もしますので(当日決めるとめっちゃ悩む人)ピナハウゼさんにまつわる画像とかね、見ていたわけですよ。

 

そしたらまぁ、なんと!

 

筆者が横浜在住時に、伺ったことがあるお店で働かれていた(営まれていた)!ということが判明。

びっくりですー!でもなんか、ご縁を(勝手に)感じて嬉しいですー!

 

その当時は、まだ「パン飲み」という言葉も無く、自家製パンを供してくれるBARや夜営業のお店も珍しかった時代。

 

友人が「好きそうだから、連れて行きたい!」という有難い誘いにのって、自家製パンと、お酒に合うsomethingが揃っているというそのお店を訪れていたのです。

 

なんと、人生とは面白いもの哉。

 

つまりは、先ほど述べた「こちらのパンを頂くのは初めてでは無いのです」というのは、遡って言うと、十何年も前に、何度か食べていた、

というオチにも繋がる伏線だったのであります。

 

というわけで、初対面にも関わらず、店主さん相手に興奮気味に語ることしばし(ほんとスミマセン)

次は必ずイートインして、もっと熱く語ります!と絶対迷惑な宣言をして、帰途に着いた次第也。

 

 

購入したのは、バゲットと食パン

我ながら、シンプル過ぎるチョイスかな、とも思いながら。

シンプルな佇まいに惹かれた2品。

 

 

 

しっとりクラムと、パン飲みにうってつけの一本

 

まずはバゲット

予めスライスしてから販売されていました。

 

珍しいですね、こういう売り方。

もしかしたら、ご近所さんのご要望(年配の方とか、切るときに手が痛いと仰る方とか)もあるかもですが、そういえば、横浜の時もこの形で販売してらっしゃったような、、、?と、

 

またもや記憶の引き出しを手繰り寄せつつ、さぁ、食べ進めて参りましょう。

 

 

手で触れると、しっとり柔らかいクラム(内生地)、気泡はほぼ無いタイプです。

 

クラスト(外皮)も、ガリゴリタイプではなく、ソフトフランス寄りの印象を受けます。

 

こういうタイプのバゲットならば、予めスライスして販売しても、そんなに「切る前の状態」から遜色ない状態で食べられそうな気がします♪

 

※通常のバゲットですと、断面が急速に乾いて可哀想なことになりがち。全体的に硬くなりすぎて、ナチュラルにラスクに寄っていくイメージです。しっとりしたクラムは、ムッチリと歯が沈んで、気泡がないのでアヒージョ等に浸すのに最適!じゅわわ〜ん、、とオイルを吸ってくれます。

 

また、上に具材をのせても、その上からさらにソースをかけても、気泡からこぼれ落ちることもなく。

 

パン飲みにうってつけのバゲットかもしれませんね〜♪

そういう用途を見越してでしょうか、塩味は本当に控えめです。

 

 

 

ガリッからカリリへ、想い出と重なる食パン

 

そして、シンプルな材料が嬉しくなっちゃうこちらの食パンも、塩味はかなり抑えてありました。

どのパンも、何かをのせる、付ける、前提なのかもしれません(^^)

 

こういう、粉と酵母と少しのお砂糖とお塩だけです、、的な食パンは、福岡にあまり無いので、これも、とても嬉しい出会い。

 

 

焼き戻すと、ガリっ!と弾けるミミ

断面はカリリ、とバゲットのクラムを焼き戻した時とも共通する手触り、口触り。

 

その木綿的(いい意味での)ザラつきが、とても良かった。

 

 

そのザラつきはバターを塗るときに、ナチュラルな「溝」となり、バターとパンを繋ぐ大切なお仕事をしてくれており、、、

 

幸せなバタートースト作りの、欠かせない要員となっていました。

 

ガリッ からの カリリそしてその、カリリに守られた内層は柔らかく、モッチリとした密度も併せ持つとても好きな食感でした。

 

きっと、ずっと、前に食べた時も、同じようなことを言っていたのだろう。

 

なかなか会えない横浜の友人と、笑い合いながら、このパンを食べていたのだろう。

 

様々な記憶の断片と、目の前のパンの塩味が控えめな感じが、パン飲み初期のあの頃の、世の中と自分とを省みるきっかけをくれた。

 

想い出は消えることなく、切れることなく、積み重なるのだなぁ。

 

そんなことを思いながら、チーズをのせて頬張るパンは、少し切ない味がしたのでした。

 

 

 

店舗情報

pinahause(ピナハウゼ)

住所:〒814-0015 福岡県福岡市早良区室見4丁目2−31

営業時間:

【木、金曜日】11:30~16:00

【土、日曜日】11:00~15:00

定休日:月、火、水曜日

駐車場:なし

Instagram:@pinahause

 

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パンブロガー
pantiki
福岡在住。色々なパンを食べ歩き、「ひとパン入魂」を心に紹介するパンブログを10年以上運営。2020年には福岡市城南区別府に、ブログを三次元化させたパン喫茶「kissaten ぱんフレット。」をオープン。オリジナルのメニューの提供のほか、ロスになる前のパンにアレンジを加え、ストーリーと一緒に味わってもらう「パンのバトン活動」を続けている。

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