- 庭園デザイナー
- 石原和幸
- 長崎市生まれ。22歳で生け花の本流『池坊』に入門。以来、花と緑に魅了され生花の路上販売から店舗販売、そして庭造りをスタート。その後、苔を使った庭で独自の世界観が「英国チェルシーフラワーショー」で高く評価されこれまで14回出展し計11個の金メダルを受賞。エリザベス女王より「緑の魔術師」と称される。全国で庭と壁面緑化など緑化事業を展開し環境保護に貢献すべく活躍中。
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花と暮らしを繋げていくには?花を身近にするチャレンジはどこまでも。
少し前まで上着の中に身を縮めさせる寒風が吹いていたのに、気づいたら、思わず「暑い!」なんて言ってしまうようなお天気もやってくるようになりましたね。 桜の季節も終わり、5月病なんていう言葉があるくらい新しい環境や生活にも慣れた頃だと思いますが、新緑が芽吹くフレッシュな季節でもあります。 気持ちの帯を整えるつもりで、有終の美を飾り、また新たなステップへと踏み出した花の活動のお話をそーっと覗いてみてください。 何かみなさんの刺激になれることを願っています!
水辺の環境整備プロジェクト『九州産業大学』の取り組み
いよいよ4月、春本番ですね。 花も緑も、街も人も、暖かい空気に思わず華やぐ季節になりました。 新しいいのちが芽吹く頃にお届けする今回は、花と緑と生き物と僕たちの繋がりについてお話しします。
暮らしにプラスフラワーを!「お花のある暮らし」の作り方
3月になり花と触れ合う機会も増えてきたのではないでしょうか。 前回#19の記事では「ロスフラワー問題」についてと、花の廃棄を減らすアイデアをお話ししました。 花の出荷数が全国3位の福岡から、花の廃棄を減らし、もっと身近に花を添えることを目指し、今回はもう少し踏み込みます。 コミュニケーションを増やし、つながりをつくることにもつながる「お花のあるくらし」、その実現に向けたアイデアについて触れていきます。
花と緑を身近にしてSDGsに。福岡で7000万本が廃棄されている「ロスフラワー」問題を考えよう。
「一月は行く、二月は逃げる、三月は去る」と言って、この時期は行事も多く時があっという間に過ぎてしまうことを例えますが、文字どおり今年も2月に入り、「かしいかえん」の閉園からひと月以上経ってしまいました。閉園の風景をみながら感じた「ロスフラワー」問題についてお伝えします。
チューリップで始まったかしいかえん。閉園を彩る1万本のアイスチューリップ計画、その結果は?
2021年12月30日に福岡市で唯一の遊園地だった「かしいかえん・シルバニアガーデン」が多くの人に見守られながら閉園し、65年の歴史に幕を閉じました。僕は2017年のリニューアルオープン時に植栽のプロデュースをさせていただいて、そこから約5年のお付き合いでした。
「福岡市植物園」の新たな挑戦と目指す未来について
今年秋、福岡市植物園で「一人一花サミット」が行われ、福岡市の高島宗一郎市長より「植物園NEXT」として植物園の今後の展望やビジョンが発表されました。僕も関わっていくので、今回は、「植物園の新たな挑戦と目指す未来」について書きたいと思います。
福岡の人々が思い出刻む「かしいかえん」の幕に、1万本のチューリップ咲かす!
今年も残り少なくなりました。年々時が過ぎるのを早く感じ、1年がアッという間に終わるように思えます。そして12月30日には、福岡市東区にある遊園地「かしいかえん シルバニアガーデン」が、65年の長い歴史に幕を下ろします。
「花」生産で全国トップクラスの強み活かし、福岡の経済を盛り上げよう!
前回のコラムでは、「僕の仕事は庭園や植栽のデザインをして造ること。クライアントの目的に合ったストーリー付けをし、他といかに差別化が図れる庭園を造れるか」ということで、僕の地元である長崎を例に挙げ独特な文化や地形に触れながら、その地域に寄り添った庭づくりのことを書きました。 今回は「僕が福岡の庭を造るなら」ということで考えてみたいと思います。