- #福岡映画
映画『アオラレ』をアンガーマネジメントの専門家と一緒に見て、考える。
福岡の人といっしょに、映画を通して時代や社会の様相を探る連載企画。第3回目の作品は、5月28日(金)公開の映画『アオラレ』。一人の女性が鳴らした たった一度のクラクションが、謎の男によるあおり運転を呼び込み、想像を超える惨劇へとノンストップでなだれ込むアクションスリラー作品です。“怒り”が原因とされるあおり運転がテーマの本作について、今回は福岡でアンガーマネジメントのファシリテーターとして活動される財津由香さんをお迎えし、一緒に映画を見て、考えていきます。
映画『二重のまち/交代地のうたを編む』を監督と一緒に本をつくった福岡の編集者とともに、考える。
福岡の人といっしょに、映画を通して時代や社会のムードを探る連載企画。第2回目の作品は、5月15日(土)よりKBCシネマ1・2にて公開される『二重のまち/交代地のうたを編む』。 映画の舞台は陸前高田市。東日本大震災の大津波がすべてをさらっていった地平に、嵩上げされた新しい街が生まれている。そこへやってきた4人の若者が、現地の人々のもとを訪れ、一人一人の語りに耳を傾ける。彼らがその話を語り継ごうとしたときに直面する思わぬ変化を、映画はまっすぐ記録する。ここで起きることは、大型開発の渦中にある福岡の我々にとっても、他人事ではないように思える。今回、映画に登場する物語「二重のまち」を収録した書籍『二重のまち/交代地のうた』の編集を手掛けた福岡の出版社・書肆侃侃房(しょしかんかんぼう)の田島安江さんをお迎えして、〈誰かの話を聞き、語り継ぐこと〉について考えます。
映画『僕が跳びはねる理由』を、自閉症のお子さんを持つお母さんと見て、考える。
福岡の人といっしょに、映画を通して時代のトレンドや社会の様相を探る新企画。第1回目の作品は、4月2日(金)公開の映画『僕が跳びはねる理由』。自閉症者の日本人少年が自らの内面をつづり、世界中でベストセラーとなったエッセイがこの度イギリスで映画化。各国の映画祭で高い評価を集めています。自閉症者が見て・感じている世界を観客に”擬似体験”させてくれる本作を、福岡で自閉症者の社会参加のための活動を重ねる盛田美代子さんと見て、考えてみます。
韓国映画「福岡 Fukuoka」にまつわる、すべてのこと。 福岡映画#09『福岡 Fukuoka』
福岡を舞台に撮影された良質映画を紹介する「福岡映画」。第9回目はタイトルもズバリの韓国映画「福岡 Fukuoka」(2019) をご紹介します。作品完成後コロナ禍による世界での上映延期を受け、未だ日本、韓国、ベルリンなどの映画祭でしか上映されていない幻の一本ですが、現在~1/29までKBCシネマで、そして~2/21まではオンライン配信でそれぞれ期間限定で公開中です。あの「パラサイト 半地下の家族」で世界中を虜にした女優パク・ソダムさんをはじめ、韓国を代表する名優たちが福岡の街をそぞろに漂う、マジカルな魅力の詰まった本作。本記事ではどこよりも詳しい作品の背景情報をはじめ、劇中で重要な役を演じた福岡在住の女優・山本由貴さんをお迎えしてのインタビューをお届けします。
香椎が舞台の松本清張の代表作 映画「点と線」。完全犯罪は、なぜ破綻したのか?
福岡を舞台に撮影された良質映画を紹介する「福岡映画」。第8回目は「点と線」をご紹介します。日本ミステリー史に名を残す松本清張の同名小説を1958年に映画化した本作、現代の私たちはどう見るか? 筆者は“準備と段取り”という観点から作品へ接近していきます。
その土地でしか成立し得ない映画。『悪人』
福岡を舞台に撮られた映画=「福岡映画」を紹介してきた本連載。今回はその福岡、九州を舞台にしながら、数多の映画とは異なる手つきでこの土地を唯一無二の舞台装置に仕立て上げた地方映画の傑作として、映画「悪人」をご紹介します。
福岡の映画好きたちによる「愛すべき映画活動」紹介 #01 福岡映画 番外編
近年の都市論などの分野では、「都市の成長力」にはその都市の「文化的な消費やコミュニティの充実度」が関係していると言われています。これまで福岡を舞台に撮られた映画を紹介してきた本連載ですが、今回は番外編として、あたかもこの街の成長力としての文化充実度をマジメに探るポーズで、その実ただ福岡の映画好きたちによる、思いの詰まった自主映画活動の数々を紹介する特集をお届けしたいと思います。
「正しさ」に疲れた私たちに、ギンギラギンのトラック野郎が教えてくれる人生哲学。 福岡映画 #06「トラック野郎 爆走一番星」
ここではないどこかへ踏み出すことの意味が、物理的にも精神的にも変わってしまった2020年。行楽さえも自粛ムードなこの秋、せめて映画のなかくらい日本中を軽やかに旅したいもの。連れていってくれるのは、喧嘩っ早くて情に篤いトラック野郎の一番星こと我らが星桃次郎!福岡映画、第6回目は「トラック野郎 爆走一番星」です。
福岡映画 #05「僕達急行 A列車で行こう」 好きなものがあることがあなたを輝かす。福岡へやってきた転勤青年とその友人が繰り広げるサクセスストーリー。
コロナ以降のこれから、自分はどう生きていくか。なんて考えるほどに不安がつのってしまう。そんな時には、どうかこの映画のことを思い出してみてください。シリアスになり過ぎたあなたをすっとぼけた可笑しみでゆるませつつ、人生を豊かにするヒントを教えてくれる。福岡映画、第5回目は天才監督・森田芳光の遺作「僕達急行 A列車で行こう」です。
福岡に来るなら観ておくべき!福岡映画特集
アクションやサスペンス、シリアスなものや恋愛もの、映画といってもさまざまなジャンルの作品が存在し、その数は膨大です。去年1年(2019年)に日本で公開された映画だけでも1278本(日本映画製作者連盟しらべ)だというから、映画史に残る作品なんていったい何本あるのだろう…。ここでは、星の数ほどある映画の中から、福岡を舞台にした映画に絞ってご紹介します。案内役は、福岡を代表するシネフィルこと、三好剛平氏。三度の飯より映画な彼が、映画愛あふれる視点で“福岡映画”について解説していきます。これらの作品をみたことがある人もまだの人も、福岡で感じる空気感や人情味など、新たな発見が多いはず!