1バス停単位で福岡を切り取る「バス停から愛」

周囲の変遷に思いを馳せる。「昭代三丁目」バス停【福岡市早良区】

一見なんてことないバス停とそのまわりも、視点を変えれば観光資源。そんな思いで福岡市のバス停を取り上げ、ご紹介する本企画。連載70回目は、福岡市早良区にある「昭代三丁目(しょうだいさんちょうめ)」バス停をご紹介します。

今回の舞台は福岡市早良区

 

今回は、昭代三丁目を。

ローマ字でも表記してあります。日本語を母語としていない人たちは、これをどう読んでいるのでしょうか。

英語圏ならば、しょうだいthreeちょめ、なのかな?気になります。

 

 

隣は弥生二丁目と昭代二丁目。バス路線沿道は住宅地が続くせいか、このあたりは○○▲丁目というバス停が続きます。その話題は、またそのうちに。

 

 

都心向けバス停の後ろには、

 

 

公園があって、

 

 

幼稚園が終わる午後の時間帯には、小さな子どもが多数駆けまわっています。そういう写真はプライバシーに配慮した加工が面倒()なので、人がいない場面を狙って撮りました。

 

 

マンションと、ドラッグストア、そしてコンビニ

 

 

道路の南側にある、ひときわ目立つ建物は、

 

 

SJR高取、JR九州グループの有料老人ホームです。

 

 

 

昔は名前が違った。「昭代三丁目」バス停と周辺の歴史

ここにはかつて、国鉄筑肥線の西新駅がありました。いまJR九州グループの施設があるのも、その流れによるものでしょう。

 

バス停の名前も、西新駅前でした。昭和50年台の話です。

 

 

今の感覚では、ここが西新?とも思えます。地下鉄の駅や商店街のあるあたりが西新の中心地だとすると、かなり離れています。

 

 

筑肥線が廃止となった昭和58年、西暦1983年に、西新駅前バス停は昭代三丁目と改称されました。当初は駅跡を待機場として活用し、ここを起終点とする系統もありました。

 

 

現在は「7」「11」「69-1」と、発着する系統も当時と変わり、

 

 

藤崎や姪浜へ直通するようになって、昭代三丁目を終点とするものはありません。

 

 

そういう経緯を知らなければ、変哲のない住宅街のようにも見えますが、

 

 

ここに駅があったのだと教えられると、昔はこの駅前通りを歩いて西新方面に向かった人がたくさんいたのかな、などと景色の見え方も違ってきます。

 

筑肥線の廃止区間、博多~姪浜の大部分は道路に転用されており、現在でも歩いて辿ることが可能です。

この連載でも、今後ほかの駅周辺もご紹介できればと思います。

 

 

基本情報

バス停名:昭代三丁目(しょうだいさんちょうめ)

・住所:〒814-0012 福岡県福岡市早良区昭代3丁目7[map]

・天神からの行き方:

「天神警固神社・三越前(六本松方面)」から、普通7番 姪浜駅南口ゆきに乗車。約24分、290円

 

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バス路線探検家
沖浜貴彦
1972年生まれ・福岡在住。路線図に描かれた終点を想い、途中の狭い区間を苦心して走るバスに愛を注ぐ変態。ブログ「ほぼ西鉄バスの旅」を2008年に開設、日々愛を持ってバスを追いかけ続ける。毎月第二金曜・第四土曜日はバス趣味の現況を共有するサロン「バス路線探検家の会」を運営。

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