1バス停単位で福岡を切り取る「バス停から愛」

閉校でバス停はどうなる?「三陽高校前」【福岡市西区】

一見なんてことないバス停とそのまわりも、視点を変えれば観光資源。そんな思いで福岡のバス停を取り上げ、ご紹介する本企画。連載87回目は、福岡市西区にある「三陽高校前(さんようこうこうまえ)」バス停をご紹介します。

今回の主役は「三陽高校前」バス停

 

福岡市西区、西の丘の住宅街を背にして、2台のバスが待機しています。

 

 

広い待機スペースの片隅に、

 

 

待合室があります。

 

 

三陽高校前です。行燈の電気供給用に、ソーラーパネルが設置されています。

 

 

さんよーこーこー、伸ばす音が多いですね。

 

バス停は三陽「高校」ですが、同じ敷地内に中村三陽中学校も併設されています。その中学校は、今年度からの生徒募集を停止する旨、6月に公式発表されました。高校も来年度から募集停止し、在校生が卒業するタイミングで、中学高校とも閉校になるそうです。

 

※その代わり、城南区鳥飼にある中村学園女子中学・高等学校が共学になり、男子も通えるようになります。

参考:福岡の男子校ゼロに、系列女子校の共学化で中村三陽中高が閉校へ|朝日新聞

 

 

 

バス路線の今後に思いを巡らす

 

三陽坂を登る生徒さんもいなくなり、

 

 

このような学校関連設備も撤去されるのでしょう。

 

 

そして、バス停はどうなるのか。

 

 

現状は主に、姪浜駅に向かう「1-7」と、天神方面に向かう「206」の路線があり、

 

 

平日の帰宅時間帯には、野方を経由して天神方面への「204」系統も走ります。

 

しかし、ここに通学する中高生がいなくなれば、バス停の利用者はきっと大幅に減ります。

 

 

とは言っても、三陽高校前と姪浜方面を往来する「1-7」系統は、沿線に生の松原団地などの住宅密集地があり、

 

 

生の松原団地バス停は、住宅地の真ん中の道路上なので、バスの折り返しも困難ですし、

 

 

三陽高校前まではバス停ふたつ分の距離しかないので、

 

 

方向転換の場所として路線が維持され、本数もそう影響を受けない可能性もあります。

 

 

宮の前団地方面から三陽高校前にやってくる「206」も、

 

 

都心部から見て三陽高校前の次に西陵高校前があり、こちらの学校には変化がないので、

 

 

1時間に1本程度の運行である「206」も、「1-7」と同様に、あまり変化がないといいなあ、とはバスマニアの希望的観測です。

 

 

平日朝には、三陽高校前を経由して、隣の西陵高校前を終点とする系統が4本あります。

 

これが閉校によって、そのままなのか、半分になるのか、もっと改変が起こるのか、マニアは常にそういう要らぬことを懸念して生きています。

 

 

 

基本情報

バス停名:三陽高校前(さんようこうこうまえ)

・住所:〒819-0162 福岡県福岡市西区今宿青木 [map]

・天神からの行き方例:

「天神警固神社・三越前(六本松方面)」から、普通206番 西陵高・野方ゆきに乗車。約41分、550円。

 

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バス路線探検家
沖浜貴彦
1972年生まれ・福岡在住。路線図に描かれた終点を想い、途中の狭い区間を苦心して走るバスに愛を注ぐ変態。ブログ「ほぼ西鉄バスの旅」を2008年に開設、日々愛を持ってバスを追いかけ続ける。毎月第二金曜・第四土曜日はバス趣味の現況を共有するサロン「バス路線探検家の会」を運営。

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