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2023年春、九大新町研究開発次世代拠点が〝まちびらき〟して誕生【福岡市西区】

福岡PayPayドームが約40個も入る、総面積272万平方メートルの九州大学伊都キャンパスが開設されて20年近く経ち、大学周辺のまちづくりも着実に進んでいます。2023年春、大学南側に次世代の新たな研究開発拠点である『九大新町研究開発次世代拠点』が〝まちびらき〟して誕生します。

九州大学と連携した次世代の新たな研究開発拠点づくり

2023年春の〝まちびらき〟して誕生する『九大新町研究開発次世代拠点』形成事業は現在、急ピッチで建設工事を進めている。

九州大学伊都キャンパスの南側に位置する九大新町研究開発次世代拠点は、九州大学と連携した次世代の新たな研究開発拠点づくりを目指す。
福岡市とダイハツ九州株式会社(大分県中津市、泉谷卓司社長)が所有していた土地を活用する事業として誕生する。

2020年12月、大和ハウス工業株式会社(大阪市、芳井敬一社長)と西部ガスグループの西部ガス都市開発株式会社(福岡市、佐藤操社長)は、福岡市とダイハツ九州株式会社の所有地3万1,225 平方メートルを購入した。
そして、研究開発施設を主体とした複合施設の開発に乗り出した。

「知と感性と創造を育む『結び目』となる拠点」をコンセプトにとする九大新町研究開発次世代拠点形成事業は2022年3月に着工。
2023年春の完成・開業を目指して現在、建設工事を進めている。

研究開発棟を核に商業棟やテナント棟、住居棟で構成

九大新町研究開発次世代拠点は、研究開発棟をはじめ商業棟やテナント棟、住居棟で構成されている。

研究開発棟は、レンタルオフィスやレンタルラボからなり、正晃株式会社(福岡市、印正哉会長兼社長)が共通機器室の運営を行う。
入居者は、最新機器約20器程度を予約により無償にて使用できるなど持続的研究活動推進に向けたサービスを担っていく。

また、商業棟には物販店舗『BOOK&CAFÉ』を設け、西部ガス都市開発とカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(東京都渋谷区 増田宗昭社長兼CEO)が共同にて店舗運営する『九大伊都 蔦屋書店』などが出店。
施設内外のコミュニティづくりにつながるイベントを開催していくとする。

テナント棟には、インテリアショップや飲食店が入居する予定だ。

また、住居棟として、学生向け賃貸マンションを建設している。

施設全体の維持・管理については、大和ハウスリアルティマネジメント株式会社(東京都千代田区、伊藤光博社長)が担当する。

九大新町研究開発次世代拠点形成事業について、事業主体である大和ハウス工業と西部ガス都市開発は、次のように語る。

2023年春の開業を目指し、福岡市や九州大学との連携・協働を促進することで、産学官連携による研究開発・交流の拠点を創出していきます

施設概要

名称:九大新町研究開発次世代拠点
所在地福岡市西区九大新町5番1他
敷地面積3万1,225㎡
延床面積2万8,300㎡
建物用途研究開発棟(レンタルオフィス・レンタルラボ)、
      商業棟(BOOK&CAFE)、テナント棟、学生向け賃貸マンション(住居棟)
研究開発棟面積9,178㎡
物販店舗棟面積2,900㎡
店舗棟面積1,382㎡
住居棟面積1万4,837㎡
事業主体大和ハウス工業株式会社、西部ガス都市開発株式会社
着工/ 2022年3月11日、
竣工2023年春(予定)、
開業2023年春(予定)

参照サイト

九大新町研究開発次世代拠点
https://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/sangakurenkei/business/motooka.html

福岡市経済観光文化局産学連携課「九州大学と連携した『研究開発次世代拠点』の形成に向けて建築工事に着手します!!」
https://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/75321/1/220310_kenntikukoujityakkou.pdf?20220608140911

福岡市西区九大新町において「研究開発次世代拠点」を着工
https://www.daiwahouse.com/about/release/house/20220309193523.html

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編集者兼ライター
近藤 益弘
1966年、八女市生まれ。福大卒。地域経済誌『ふくおか経済』を経て、ビジネス情報誌『フォー・ネット』編集・発行のフォーネット社設立に参画。その後、ビジネス誌『東経ビジネス』、パブリック・アクセス誌『フォーラム福岡』の編集・制作に携わる。現在、『ふくおか人物図鑑』サイトを開設・運営する。

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