お正月のバス
2023年最初の「バス停から愛」シリーズ記事です。
1月1日から3日の間、西鉄バスの前面には日章旗が飾られます。しかし最近は都市高速を経由する系統が増え、高速走行中に落下すると危険なためか、旗がついていないバスもあります。
本来ならば年末の記事に「新年早々は、日章旗をつけたバスが走りますので注目してください」とでも書けば注目していただけたのでしょうが、年が明けてからの言及になりました。来年はぜひチェックしてみてください。
福岡市城南区・東油山のバス停
新年最初の記事は、この区間から始めます。日章旗をつけたバスを正面から撮るのに、狭い道を走っている姿がいいなあ、と思いまして。明確な理由は言語化できないのですが、隘路を抜ける大きなバスは、当方の萌えポイントです。
最寄りバス停は、油山です。
バス停の後ろには、BLISSという洋菓子店があります。どうでもいい情報として、我が家のクリスマスケーキはここに注文しています。
(この連載が始まる前、「バス停まわりのグルメ情報も」というご依頼が編集さんからあったのですが、周辺の店舗を話題にするのは12か月目で初めてかもしれません。「グルメ情報は私がしなくても、もっと詳しい人がたくさんいるしなあ」という卑屈な思考があるので、今後も内容はバス停に偏りますことをご容赦ください。)
左端に写っているのが油山バス停で、交差点の先、写真の右端には隣の油山団地口バス停も見えます。距離の近い区間です。
ここ、油山→油山団地口のバスはまっすぐ進むのですが、この写真の奥から手前の逆方向に直進するバスは非常に少なく、
片江方向に向かうバスは右折、
桧原方向に向かうバスは左折します。
そして左折した先にあるのが、
こちらの桧原方面の油山バス停です。
位置情報を確認してみましょう。
現在はこんな感じ。冒頭の狭い道を走っている写真は、図の青い部分で撮影しています
実は、現在桧原方面の油山バス停がある場所には、元々道がありませんでした。
当初は狭い道の方にバス停があり、この道のみが、桧原とこの付近をつなぐバス通りだったのです。
そこに、交差点を十字路にする形で新しい道ができ、桧原方面のバス停が移動したのです。しかし都心方面の油山バス停は交差点より手前(南側)にあったため、都心方面のバスのみ旧道を走り続けています。
新しい道ができて、バスの経路が移動するのはままあることですが、片道だけ移動して、上下線の経路が別々になるのは珍しいです。
そして再掲になりますが、この区間。
幹線区間から外れたため拡幅されることもなく、中央線もない規格の道路にバスが走る姿は、無条件に素晴らしいのです。
今年もバス路線に対する偏愛を語ってまいります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
基本情報
バス停名:油山(あぶらやま)
・住所:〒814-0155 福岡県福岡市城南区東油山1丁目14[map]
・天神からの行き方一例:
「天神協和ビル前(10) (協和ビル前10 警固町方面)」から普通13番 美術館・六本松 観光道路・油山経由 桧原営業所ゆき に乗車。約37分、380円