福岡市中央区とは?
中央区(ちゅうおうく)は、福岡市を構成する7つの行政区のひとつ。博多駅や福岡空港を抱える博多区とともに福岡市の中心部にあたる区です。
人口は214,084人、内訳は男性 96,687人、女性 117,397人で女性が多いのが特徴です。
面積は福岡市内でもっとも狭く、5%程度しかないものの、人口の構成比では12.9%を占めており、人口密度の高いエリアです。
百貨店をはじめ専門店など数多くの商業施設が立地しており、こうした集積を背景に小売業は市内最大の販売額を誇っています。
天神地区においては、鉄道やバス網の起点となる交通の要衝であり、九州はもとより国内外から訪れる人でにぎわっています。
また、近年は外航クルーズ客船の寄港による来街者も増加するなど、“大陸との玄関口・福岡”の顔としての役割を担っています。
中央区天神で進む再開発促進事業「天神ビッグバン」
「天神ビッグバン」とは、福岡市中央区の天神をアジアの拠点都市にすることを目指し、天神交差点を中心に半径500mのエリア(約80ヘクタール)の再開発・整備を進める2015年から始まっている大規模な再開発計画です。
警固断層のリスクがある中、更新期を迎えたビルが耐震性の高い先進的なビルに建て替わることにより、多くの市民や、働く人・訪れる人の安全・安心につながるもので、さらに都心部の機能を高め、新たな空間や雇用、税収を生み出すことが目的。
建替えにあわせ、水辺や緑、文化芸術、歴史などが持つ魅力にさらに磨きをかけ、多様な個性や豊かさを感じられる、多くの市民や企業から選ばれるまちづくりに取り組んでいます。
▼天神ビッグバンの主な動きはこちらをチェック
住む場所の参考に!高宮・平尾・当仁エリアを解説
高宮校区
高宮校区は日赤通りと西鉄沿線に挟まれたエリアです。
通勤通学には西鉄天神大牟田線の利用が中心となります。西鉄薬院駅から福岡天神駅までは1分、校区内の南端である西鉄平尾駅からでは福岡天神駅まで3分。天神から博多駅までは(乗り継ぎ時間を別として)福岡市地下鉄で5分、天神から福岡空港駅までが11分。
ですのでトータルで(乗り継ぎ時間は別として)博多駅までは5分前後、福岡空港駅まで15分前後です。
自転車でも、天神まで気軽に出られる距離。約2km前後、自転車で約10分程度です。
飲食店の多い大名エリアまで徒歩でも約20〜30分ですし、天神の南側で飲んだ帰りなどは、徒歩での帰宅も可能です。
また、薬院から平尾にかけてはオシャレなお店や飲食店が軒を連ねているので、週末にぶらぶらしながらショッピングも楽しいでしょう。
▼七隈線の延伸でアクセスの良さが各段にアップ!福岡市中央区「高宮校区」をデータで読む
https://fukuoka-leapup.jp/city/202308.13364
当仁校区
中央区を代表する「大濠公園」と、福岡県内で唯一「日本さくら名所100選」に選ばれている「西公園」を擁する緑に囲まれたエリア。
2022年のリクルート「住み続けたい駅」ランキングで、3位に入った大濠公園駅(地下鉄空港線)と、10位の唐人町駅(地下鉄空港線)の最寄りエリアとなっています。
唐人町駅は、福岡ソフトバンクホークスの本拠地・福岡みずほPayPayドームの最寄駅でもあり、昔ながらの歴史を大切にする唐人町商店街、江戸時代に福岡藩の城下町として栄え、由緒ある多くの寺や西学問跡、八兵衛地蔵など、当時をしのぶ旧跡史跡も多数あります。
エリアの真ん中を福岡市地下鉄が走っていますので、通勤通学には地下鉄利用が中心となります。唐人町駅から天神駅までは5分、博多駅までは11分、福岡空港駅まででも17分。校区内の大濠公園駅からでは天神まで3分、博多駅までは7分、福岡空港駅まで13分です。
この距離間で、近くに大きな公園が二つもある豊かさは特筆すべき点だと思います。子育てにもやさしい街なので、これからまた児童数が増えていくのではないでしょうか。
▼緑と歴史にあふれる住み続けたいエリア!福岡市中央区「当仁(とうにん)」をデータで読む
https://fukuoka-leapup.jp/city/202308.11045
平尾校区
都心に近く、中心部は緑豊かな丘陵地で、東は西鉄大牟田線、北は城南線、西は動物園、南は筑肥新道(旧国鉄筑肥線)に囲まれた地域・平尾。バス路線に沿って商店などが並んでいますが、全体的に閑静な住宅地です。
平尾校区は、南区と接する中央区の南部。西鉄大牟田線の平尾駅が通っており、天神や博多へのアクセスがいい割に住みやすい環境のため、ファミリー層も独身層も多く居住している地域です。
西鉄電車で平尾駅から天神駅までは2駅4分となんと5分以内の近さ。天神から福岡市地下鉄に乗り換えて博多駅までは約20分。西鉄電車は通勤時には約10分おきに到着するので、通勤にも非常に便利です。
▼天神からわずか4分、人口増加で人気の街!福岡市中央区「平尾」をデータで読む
https://fukuoka-leapup.jp/city/202307.9310
おひとり様でも困らない!目移りしそうなほど豊富な飲食
仕切りのあるカウンター席も!自分で焼く極味やのハンバーグ
福岡市中央区・天神の福岡パルコB1Fにある「極味や」さん。
行列ができるハンバーグ店として、大人気です。仕切りがあるカウンター席もあり、おひとりさまでも気軽に行けます。
ほとんどのお客さんが注文するハンバーグがこちら。
ハンバーグステーキSサイズ(120g)1,078円、Mサイズ(150g)1,298円、Lサイズ(200g)1,738円よりチョイス可能。
プラス440円でセットにできる、ご飯、味噌汁、サラダ、ソフトクリーム付がおすすめ。
ハンバーグの表面のみ焼いた状態で提供され、焼き石(写真右手)で自分好みにジュージュー焼いていただく特徴的なスタイルが人気です。
【極味や パルコ店】
■TEL:092-235-7124
■住:福岡市中央区天神2-11-1 福岡パルコB1F
■営:11:00~22:00
■休:パルコ店休日に準ずる
立ち飲み文化も盛ん!その場でコミュニケーションが生まれる
もはやブームの域を超え、福岡ではすっかり日常に溶け込んでいる「立ち飲み」文化。
近年は「タチノミスト」なるイベントで賑わったり、有名料理店が手がける新規店もデビューしたりと、さらなる盛り上がりを見せています。
福岡の立ち飲みムーヴメントに火を付けたのが、「メグスタ」オーナーの落水研仁さん。
福岡の屋台文化から見てもわかるように、オープンな県民性から、他県とはまた違った空気感を味わうことができますよ。
【MEGUSTA 5】
■住所:福岡県福岡市中央区春吉1丁目7-17
■営業時間:「MEGUSTA 5」 15:00~25:00
▶“飲みニケーション”は時代を超えて進む。福岡市のブーム火付け役MEGUSTAが考える、立ち飲み文化の未来
福岡名物!鯖の一枚焼き定食「食事と酒処 真(まこと)」
福岡で焼き鯖を食べるならココ!というほど、地元民はもちろん、観光客にも人気のお店です。
大きくて分厚い身で焼き加減も絶妙!身が柔らかく脂が乗っていてとってもジューシー。大根おろしに醬油を注して、鯖と頂くともうサイコーです!塩加減が丁度良くご飯がどんどん進みます。
ご飯はおかわり自由なので、もちろん「おかわり!」お願いします。
【食事と酒処 真(まこと)】
■住所:福岡市中央区天神1-15-3 水鏡天満宮横丁
■TEL:092-712-0201
■営業時間:11:00~13:30/18:00~22:00
※土曜はランチのみ
※現在の営業時間は店舗に要確認
■定休日:日曜
▶【福岡・天神ランチ】ボリューム満点!ハズレがない安定の定食・食堂ランチ5選
地下鉄七隈線の延伸で通勤・通学が便利に!
2023年3月27日に博多駅まで延伸された福岡市地下鉄の七隈線。
七隈線沿いには、六本松や薬院など中央区の駅が含まれています。これまで七隈線の利用者が博多駅に行くには、天神南駅で降車して約620メートル歩いた先の天神駅で空港線に乗り換えるか、バスに乗り換える必要がありましたが、七隈線が延伸されたことによって、天神南駅と博多駅の間が直通約3分で結ばれ、約14分短縮されました。
▶日本で交通アクセスが良いのは、どの都市? ~地下鉄七隈線の博多駅乗り入れでさらに便利になる福岡市の交通を考える~
中心部ながら、自然豊かな公園が豊富
天神中央公園
写真提供:福岡市
福岡市の中心部に位置する天神中央公園は、旧福岡県庁舎の移転跡地に誕生しました。
総面積は約3万1000平方メートル。非常災害時には緊急避難場所として機能することも目的としています。
また、隣接する複合施設アクロス福岡は通称「アクロス山」と呼ばれ、壁面に施された植栽で深い緑に覆われたその姿はまさに都市にうまれた山。天神中央公園と一体となって自然豊かな空間を形成しています。天神ビッグバンによる都市化が進む一方、都会にいながら自然を感じることができる県民憩いの公園です。
大濠公園
写真提供:福岡市
福岡城の外堀に利用されていた博多湾の入り江を整備し、1929年に開園した全国有数の水景公園。池の周辺約2kmの周遊道や野鳥の森があり、四季折々の花や景色の中ジョギングやサイクリング、バードウォッチングが楽しめます。
4つの橋で結ばれた中の島には朱色が美しい浮見堂があり、大濠公園のシンボルとなっています。
レンタルボートで水上散歩を楽しむ人の姿も多く、遊具が充実した児童公園もあるので絶好のレジャースポット!夜になると中の島東側の水辺と樹木がライトアップされ、その水鏡が美しく幻想的な雰囲気を演出します。敷地内には福岡市美術館や日本庭園、能楽堂など文化に親しむ施設も点在し市民の憩いの場となっています。周辺にはカフェやレストランも多く、散歩にも最適です。
舞鶴公園
写真提供:福岡市
筑前52万石の領主・黒田長政が築いた福岡城の本丸址を中心とした花と緑が豊かな公園。園内には陸上競技場や球技場など各種スポーツ施設が併設、また大濠公園や福岡市美術館などと隣接しています。
広大な緑地と「福岡城むかし探訪館」や「鴻臚館跡展示館」などの文化財や歴史的遺跡があり、休日の芝生広場は多くの人で賑わいます。季節の花が美しく咲く公園としても有名。また、市街地にありながら緑豊か。水辺の宝石とも言われるカワセミなどが観察できる野鳥の観察スポットとしても知られます。
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福岡のセントラルパーク 舞鶴公園〜大濠公園おすすめの見どころ7ヶ所
見どころ① 福岡城跡堀石垣保存施設
見どころ②「福岡城むかし探訪館」
見どころ③「鴻臚館跡展示館」
見どころ④ 「福岡城 天守台」
見どころ⑤「福岡市美術館」
見どころ⑥ ニューオープン「大濠テラス」
見どころ⑦「大濠公園日本庭園」
中央区、いかがでしたでしょうか?
福岡の「天神・博多・西新」と東京の「新宿・渋谷・御茶ノ水」一人暮らしに人気エリアの家賃比較資料によると、平均で福岡5.3万円に対して東京は8.8万円。
少し条件を緩めると5万円を下回る物件に出会えたりもしますよ!
最後に、福岡市での一人暮らしあるある4選をご覧ください!