出典:福岡県『県営西公園再整備基本計画』

【経済・ビジネス短信@フクリパ】

桜の名所『西公園』が〝にぎわいのある魅力的な公園〟に生まれ変わる【福岡市中央区】

福岡市を代表する桜の名所である『西公園』では、〝にぎわいのある魅力的な公園〟へ生まれ変わっていく再整備計画が進んでいます。古来、景勝地として知られる西公園は今後、どのようなスポットにリニューアルしていくのでしょうか。

新たなランドマークとなる360度見渡せる展望施設を整備

 

画像提供:福岡県

画像提供:福岡県

 

にぎわいの核をつくる、魅力を磨く、つながりを強化する━━━━。
毎年春、約1300本の桜が咲き誇り、『日本さくら名所100選』にも選ばれている西公園は現在、民間活力も導入しながら、〝にぎわいのある魅力的な公園〟へリニューアルしていく再整備計画が進んでいる。

 

 

福岡県がまとめた『県営西公園再整備基本計画』によると、大型遊具などの遊び環境や、飲食施設などの休憩機能の充実を図ることで「にぎわいの核をつくる」
そして、展望台の設置や樹木の整理などによる眺望確保や、樹勢回復やライトアップなどによるみどりの魅力向上、歴史案内機能の強化などを通じて「魅力を磨く」
さらに周回歩道や駐車場の拡張などで回遊性やアクセス性の向上を図ることで「つながりを強化する」ことを方針として掲げる。

 

 

また、同計画では、公園全体を『エントランスゾーン』『眺望ゾーン』『にぎわいゾーン』『歴史ゾーン』『彩りの谷ゾーン』『自然林ゾーン』にそれぞれゾーニングして整備していく。
このうち、中央展望広場周辺については、『にぎわいゾーン』にあたると位置付けている。
そして、ゾーン内を民間活力の導入によって飲食施設や展望デッキを整備していく『民間活力導入検討』エリア、大型遊具設置による遊び環境充実を図る『森の遊び広場』エリア、駐車場やトイレを拡張整備する『駐車場・トイレ』エリアの3つに分けて、一体的に取り組んでいく。

整備期間については、おおむね3年を期間とする『短期整備』と、おおむね10年を期間とする『中長期整備』に分けている。
短期整備では、森の遊び広場(大型遊具)や展望デッキの整備、飲食店をはじめとする民間施設の導入、展望台の設置などに取り組んでいく。
一方、中長期整備においては、もみじの植え増しやライトアップ、ドッグラン、体験学習施設などを整備していく方針だ。

 

 

このうち、ドッグラン整備工事では工区ごとに工事会社へ発注して事業を進めている。
一方、西公園のランドマークとなる360度見渡せる展望施設については、『県営西公園展望施設基本・実施設計業務』の公募型プロポーザルを実施して20235月、株式会社エスティ環境設計研究所を最優秀者を選定、イメージ図を発表した。

出典:福岡県『県営西公園再整備基本計画』(画像提供:福岡県)

 

 

西公園は古来景勝地として知られ、外交や防衛の要地だった

 

西公園は古来景勝地として知られ、外交や防衛の要地だった

福岡県『県営西公園再整備基本計画』(画像提供:福岡県)

 

福岡市・天神から西北西へ約2.5キロ、大濠公園から北へ約1キロに位置する西公園の敷地面積は約17ヘクタールで年間使用者は約58万人と推計されている。

 

 

現在の大濠公園まで入江だった古代においては、西公園のある荒津山は博多湾に突き出た丘陵地であり、外交の要所として遭唐使や遣新羅使らの旅立ちや見送りの歌が詠まれた景勝地だった。
黒田長政の入国後、福岡城の築城時に入江の北側は埋め立てられ、海側に福岡藩の要港である『波奈の港』が整備された。
また、福岡城の北に位置する荒津山には、徳川家康を祀る東照宮や、その祭祀を司る松源院が建立された。
さらに居城防衛上の要地である荒津山の麓には、大圓寺をはじめとする寺院が建立された。

 

 

明治維新後の1881年に『荒津山公園』として誕生し、1900年に西公園と改称して福岡県の管理となった。
その後、1915年に笨田静笑と篆健一らによって、西公園の改良計画が策定されて、県立公園として整備されて長年、市民の憩いの場として親しまれている。

 

 

施設概要

◎所在地:福岡市中央区西公園
◎面積:17ha
◎公園種別:都市公園(風致公園)
◎開園年:1881(明治14)
◎都市計画決定年月:1956(昭和31)10
◎風致地区指定年月:1935(昭和10)2
◎土地所有:17haのうち、県有地6.3ha、国有地10.7ha(国から無償貸付)

※光雲神社は公園区域外

参照サイト

県営西公園再整備基本計画を策定しました
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/nishi-park-kihonkeikaku.html

県営西公園展望施設基本・実施設計業務公募型プロポーザル最優秀者を決定しました!
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/nishi-puropo2.html

 

あわせて読みたい

住みやすいと定評の福岡市。隠れた理由は〝緑を生かしたまちづくり〟にあった
https://fukuoka-leapup.jp/city/202107.278

 

住みやすい都市・福岡市から始まる〝緑〟を生かした新たなまちづくり ~『Fukuoka Green NEXT』が始動~

https://fukuoka-leapup.jp/biz/202301.1051

 

不動産投資をするなら「福岡のブランドマンション」が狙い目といわれる理由

Sponsored

入居率99.6%の物件だから安定収益。将来に必要となる投資。 入居率が高く、安定的に収益が期待できる人気不動産での資産形成を学んでみませんか?

Sponsored

最近、注目を集める福岡市のマンション投資の資料請求はこちら!

次々と新たな商業施設、オフィスビルがオープンする福岡市。
福岡都心部の再開発プロジェクトである天神ビッグバン、博多コネクティッドによる変化も大きく、開発が終了して完成する物件も増えてきて、福岡市内中心部の景色は変わり始めています。

人口増加率で見ても、福岡市は東京23区を超えており、2035年まで増加が予想されています。

その福岡市内でも注目の新規マンションのパンフレットと、
不動産投資の魅力が満載のマンガ本をお届け中!

 

マンガで分かるマンション投資 ある黒田家の場合

資料送付はえんホールディングスグループの一員である株式会社えんより行われます。
えんホールディングスグループはWEBメディア「フクリパ」の運営母体です。

 

 

 

 

 

関連タグ:
#不動産
#都市開発
この記事をシェア
LINE
編集者兼ライター
近藤 益弘
1966年、八女市生まれ。福大卒。地域経済誌『ふくおか経済』を経て、ビジネス情報誌『フォー・ネット』編集・発行のフォーネット社設立に参画。その後、ビジネス誌『東経ビジネス』、パブリック・アクセス誌『フォーラム福岡』の編集・制作に携わる。現在、『ふくおか人物図鑑』サイトを開設・運営する。

フクリパデザイン1

フクリパデザイン2

フクリパデザイン3

フクリパデザイン4

TOP