思い出に残るメニュー10選

連載100回記念!ライター久原が選ぶ『思い出に残るメニュー10選』【福岡の個性派カフェ】

フクリパで連載中の「福岡の個性派カフェ」シリーズ。おかげさまでこのたび連載100回目を迎えることができました。連載100回目を記念して、ライター・久原が過去記事の中から、「特に思い出に残るメニュー」をピックアップしてみました。この記事を参考に、カフェや喫茶店めぐりを楽しんでいただければうれしく思います。

「福岡の個性派カフェ」シリーズについて

2022年11月よりフクリパでスタートした連載企画。

いつの時代でも人々を魅了する存在である「カフェ」。中でも近年脚光を浴びているのが「昭和レトロな喫茶店」や「ネオ喫茶」と呼ばれるお店。ミドル層以上の方はノスタルジーを感じ、若者にとってはおしゃれなカフェにないレトロ感が斬新だと感じるんだそうです。

この「福岡の個性派カフェ」シリーズでは、ライターの久原氏が福岡や福岡近郊にある「レトロを感じられる喫茶店」を中心に、個性的な喫茶店やカフェをご紹介しています。

 

ライター・久原茂保氏とは?

ライター・久原茂保

 

1973年生まれ・福岡在住。
インターネット黎明期である2001年に福岡発のカフェ情報サイト「CAFE@TRIBE(カフェ・トライブ)」を開設。
以来、25年間に渡り福岡県を中心に数多くのカフェや喫茶店を訪れ、カフェ・喫茶店ライターとして日々取材活動に励んでいる。

フード部門

(1)コーヒーハウス ロジンの「ピラフ」

コーヒーハウスロジン

 

まず最初にご紹介するのは、福岡市中央区西中洲にある「コーヒーハウス ロジン」。国体道路沿いに佇む、1973年創業の老舗喫茶店です。

 

創業当初からサイフォン式で抽出するコーヒーを筆頭に、モーニングやランチ、自家製ケーキが楽しめる上、全席喫煙可能なので、天神界隈の愛煙家たちにとって良きオアシス的な存在にもなっています。

 

コーヒーハウスロジンのピラフ

 

コーヒーハウス ロジンの思い出に残るメニューは「ピラフ」

ピラフと言えば、古き良き昭和の喫茶店を代表するメニューのひとつですが、最近のカフェや喫茶店ではなかなか見なくなりました。

しかし、このロジンではハムやホタテやベーコンなど8種類ものバリエーションのピラフがラインナップされており、ランチタイムはコーヒーとサラダ付きで楽しめるのです。

「ピラフが食べたい!」という時には、真っ先にロジンを思い浮かべるほど、個人的に思い出深いメニューなのです。

 

■詳しい記事はこちら

https://fukuoka-leapup.jp/gourmet/202302.1166

 

 

【コーヒーハウス ロジン】

■住所:福岡市中央区西中洲11-6[MAP]

■アクセス:福岡市地下鉄七隈線「天神南駅」より徒歩2分

■営業時間:9:30~16:00

■定休日:日曜・連休翌日

■TEL:092-741-8288

■Instagram:@coffeehouserojin

 

 

(2)ブラジレイロの「ミンチカツレツ」

ブラジレイロ

 

続いてご紹介するのが、福岡市博多区店屋町にある「ブラジレイロ」

創業は1934年(昭和9年)。現存する福岡最古の喫茶店として全国的にも知られている名店です。

 

元々ブラジル・サンパウロ州のコーヒー局が、日本にブラジルコーヒーを宣伝する目的で開業したそうで、当時は東中洲の河畔にあり、そのモダンな白亜の建物は、瞬く間に博多っ子たちの話題の的に。作家の火野葦平氏や原田種夫氏など、九州文学の面々も足しげく通うようになりました。「福博の文化的サロン」として親しまれてきました。
その後、閉店や移転を経て、現在の店屋町に店を構えています。

 

ブラジレイロのミンチカツレツ

 

ブラジレイロの思い出に残るメニューは、先の尖ったラグビーボールのような個性的なビジュアルが特長の「ミンチカツレツ」です。

ビジュアルのみならず、歴史に裏打ちされた本格的な洋食の味を求めて足しげく通うファンも多い一品です。最近はSNSでも話題になっており、ぜひ一度味わっていただきたい一品です。

長年愛され続けてきた名店の味をお楽しみあれ!

 

■詳しい記事はこちら

https://fukuoka-leapup.jp/gourmet/202303.1179

 

 

【ブラジレイロ】

■住所:福岡市博多区店屋町1-20[MAP]

■アクセス:福岡市地下鉄箱崎線「呉服町駅」より徒歩1分

■営業時間:10:00~19:00(L.O 18:30)

■定休日:日曜・祝日

■TEL:092-271-0021

■Instagram:@cafebrasileiro1934

 

 

(3)蘭館の「タマゴサンド」

蘭館

 

続きましては福岡県太宰府市にある「蘭館」。1978年創業の、親子2代で営む自家焙煎コーヒー店です。

太宰府という地元密着型のお店ながら、息子で店長の照淳さんは2011年にオランダで開催されたコーヒーカッピングの世界大会「ワールド・カップテイスターズ・チャンピオンシップ」に出場し、見事世界第3位に輝いたという実績をお持ちでもあります。

 

蘭館のタマゴサンド

 

そんな蘭館の思い出に残るメニューは「タマゴサンド」

ほんのり甘めの厚焼きタマゴを薄めのパンで挟み、味付けはケチャップとマヨネーズだけという実にシンプルな構成。

食感は固すぎず、柔らかすぎずのちょうど良い歯ごたえで、素朴な味付けはタマゴ焼き本来の甘さをより引き立たせてくれます。薄めのパンとのバランスもバッチリ!

これまでいろんなお店でタマゴサンドを食べてきましたが、蘭館のタマゴサンドはいくらでも食べられそうなくらいの唯一無二の美味しさなのです!

 

■詳しい記事はこちら

https://fukuoka-leapup.jp/gourmet/202304.3468

 

 

【自家焙煎珈琲 蘭館】

■住所:福岡県太宰府市五条1-15-10[MAP]

■アクセス:西鉄太宰府線「太宰府駅」より徒歩6分

■営業時間:10:00〜17:00

■定休日:水・木曜

■TEL:092-925-7503

■公式サイト:http://rankan.jp/

 

 

 

(4)ノールの「甘くてしっかり辛いカレー」

ノール

 

続きましては、福岡県糸島市二丈深江の山道の奥にある、青い建物が目印の「cafe食堂 Nord(カフェ食堂ノール)」

北海道・富良野から移住したご夫婦が営んでいる、カレーとパン詰めグラタンが有名なお店です。

 

ログハウス風の店内空間には、昔懐かしい昭和レトロなアイテムがあちこちに見受けられ、一角には「ノール商店」と名付けられたレトロ雑貨の販売コーナーもあるんです。

 

ノールの甘くてしっかり辛いカレー

 

こちらの思い出に残るメニューは、なんといっても「甘くてしっかり辛いカレー」

ご主人が富良野の人気カレー店で学んだというそのカレーの特長は真っ黒なルー。これは玉ねぎと野菜と小麦粉をとことん炒めて色づけしているんだそう。

ひと口食べると最初は甘さを感じつつも、後でじんわり辛さがやってくる、まさに大人のカレーなのです。

「一度食べると、また食べたくなってしまう…」そんな気持ちにさせてくれる、他ではなかなか味わえないカレーですよ。

 

■詳しい記事はこちら

https://fukuoka-leapup.jp/gourmet/202312.20740

 

 

【cafe食堂 Nord(カフェ食堂ノール)】

■住所:福岡県糸島市二丈深江2575-6[MAP]

■アクセス:JR筑肥線「筑前深江駅」より徒歩13分

■営業時間:ランチ 11:00~15:00ごろ

■定休日:金曜

■TEL:092-325-2790

■Instagram:@curry_nord2013

 

 

 

(5)ソウルキッチン チリチリの「チリミートカレー」

ソウルキッチン チリチリ

 

続いては福岡県春日市にある「ソウルキッチン チリチリ」

お店は那珂川市と大野城市を結ぶ「春日中央通り」沿いに面しており、古き良き時代のアメリカを彷彿とさせる外観が特徴。

店内は古き良き時代のアメリカと日本をミックスしたどこか懐かしい空間となっており、マスター曰く「昔の沖縄の若者が遊んでいた頃のダイナーのような喫茶店を福岡に再現した」とのこと。

 

ソウルキッチン チリチリのチリミートカレー

 

こちらの思い出に残るメニューは、「チリミートカレー」

アメリカのソウルフードであるタコライスを日本人に食べやすいように挽き肉たっぷりのカレーライススタイルにアレンジしたもので、まさに日本と異国の”チャンプルーメニュー”なのです。

 

元々はマスターが沖縄米軍ハウスにホームステイしていた時、ホストファミリーのママが作ってくれた味を試行錯誤の末に再現したんだとか。

その味は本来のカレーとは異なるタコライス風味で、辛さも控えめ。トッピングの具材は日替わりで、当日のマスターの気分で決まるというのもポイント。

とてもクセになる味わいで、筆者も無性に食べたくなり、ふらっと食べに行っております。

 

■詳しい記事はこちら

https://fukuoka-leapup.jp/gourmet/202402.24621

 

 

【ソウルキッチン チリチリ】

■住所:福岡県春日市天神山6-8 勝野ビル1F[MAP]

■アクセス:西鉄バス「天神山停」徒歩1分

■営業時間:12:00~22:00(16:00〜18:00はお昼休み)

■定休日:月曜・第一火曜

■TEL:092-586-1444

■Instagram:@soulkitchen_chili_chili

 

 

 

(6)カフェ・エスプレッソの「ペペロンチーノ」

カフェ・エスプレッソ

 

続きましては、福岡市博多区博多駅南のオフィス街の一角にある「カフェ・エスプレッソ」

こちらは1980年創業の老舗喫茶店。今では多くのコーヒーショップが提供している「エスプレッソ」ですが、福岡で初めてエスプレッソを提供したのはこちらのお店と言っても間違いないでしょう。

その理由として、カウンターの奥に鎮座している年代物のエスプレッソマシンは創業直後に導入されたもので、おそらくですが、福岡に現存するエスプレッソマシンとしては最古のものとされているんです。

 

カフェ・エスプレッソの自家製ペペロンチーノ

 

こちらの思い出に残るメニューは、ランチタイムには行列ができるという「自家製ペペロンチーノ」

なんとコーヒーよりもペペロンチーノが人気なんだそうで、1日の来店者の実に7割がこのペペロンチーノをオーダーしているんだそうです。

普通のペペロンチーノは茹で上がったパスタをにんにくを炒めたオリーブオイルに絡めて作るのですが、こちらのペペロンチーノはオリーブオイルでしっかり炒めているので、いわば「ペペロンチーノ焼きそば」のような食感。しっかり炒めた分、味が凝縮されている上、ベーコンやソーセージの塩味が食欲をそそるんです。

取材の際に初めて食べたのですが、独創的な味わいに感動してしまいました。。。

 

■詳しい記事はこちら

https://fukuoka-leapup.jp/gourmet/202404.29197

 

 

【カフェ・エスプレッソ】

■住所:福岡市博多区博多駅南2-1-26[MAP]

■アクセス:JR「博多駅」より徒歩8分

■営業時間:10:00~15:00

■定休日:日曜

■TEL:092-473-7825

 

 

(7)ハロー唐原本店の「スーパージャンボチキンカツ」

ハロー唐原本店

 

お次は福岡市東区の「九州産業大学」からほど近い場所にある「ハロー唐原本店」。「唐原」と書いて「とうのはる」と読みます。

現在、福岡市内に5店舗展開している「ハローグループ」の一号店として1975年にオープンしました。創業当時は自家焙煎コーヒーの喫茶店として営業していましたが、程なくして「インベーダーゲーム」が社会的に大ブームを巻き起こし、「ハロー唐原本店」もこのブームに乗ることに。「ゲームをしながら定食が食べられる喫茶店」として、当時は九産大生を中心に大変賑わっていたそうです。

 

ハロー唐原本店のスーパージャンボチキンカツ

 

こちらの思い出に残るメニューが、創業当初から提供されている「ジャンボチキンカツ」が進化した「スーパージャンボチキンカツ」

チキンカツは直径20cmはあろうかというビッグサイズで、ソースは7種類から選べるのもうれしいところ。

大きなチキンカツにザクっとナイフを入れて、ソースに絡めてワイルドにいただきますが、ビッグサイズながらも、その美味しさゆえにペロリと食べられます。

さらにライスとスープはおかわり自由なので、満腹になること間違いなしの一品なのです。

 

■詳しい記事はこちら

https://fukuoka-leapup.jp/gourmet/202304.1251

 

 

【ハロー唐原本店】

■住所:福岡市東区唐原1-2-43[MAP]

■アクセス:JR「九産大前駅」より徒歩4分

■営業時間:11:00〜24:00(L.O 23:30)

■定休日:年末年始

■TEL:092-410-1261

■Instagram:@helloo_tounoharu

 

 

スイーツ部門

(8)北野珈琲の「アップルパイ」

北野珈琲

 

お次は福岡市南区長住にある「北野珈琲」。福岡市南区から城南区を横断する「大池通り」沿いに佇む自家焙煎コーヒー店です。

創業したのは平成になって間もない1992年。かつてスナックだった物件を改装したという空間は、ベルベット張りの椅子を筆頭にレトロな雰囲気が漂っています。

 

北野珈琲のアップルパイ

 

こちらの思い出に残るメニューは「アップルパイ」

一般的な平べったいアップルパイとは異なり、こんもりと高さのある珍しいビジュアルが特徴。その高さの秘密は中にごろっと大きな煮りんごがぎっしりと入っているから!

煮りんごの甘さをふんだんに感じられつつも、甘すぎず、シンプルでオーソドックスな味わいに仕上がっており、カフェタイムのお供に最適。サイフォン抽出のコーヒーとも相性バッチリなのです。

 

■詳しい記事はこちら

https://fukuoka-leapup.jp/gourmet/202303.1237

 

 

【北野珈琲】

■住所:福岡市南区長住3-2-1[MAP]

■アクセス:西鉄バス「長住三丁目停」より徒歩1分

■営業時間:10:30~20:30(L.O 20:00)

■定休日:水曜

■TEL:092-561-5517

■Instagram:@cafe_kitano

 

 

(9)和Biカフェ母家の「プリン*あらもーど母家風」

和Biカフェ母家

 

続きましては、福岡市西区今宿青木にある「和Biカフェ母家」

姪浜エリアと今宿エリアを分断するかのように南北にそびえる長垂山。その南側の麓の住宅地の中に佇む人気店です。

ランチやスイーツなど、地元産の素材をメインに使用し、手間ひまをかけて丁寧に作る「こころ」と「からだ」にやさしいメニューの数々は、数多くのファンを抱えています。

 

和Biカフェ母家のプリン*あらもーど母家風

 

和Biカフェ母家の思い出に残るメニューは、不動の人気NO.1スイーツ「プリン*あらもーど母家風」です。

糸島産の卵・無調整のフレッシュミルク・てんさい糖をメインに作る自慢の「花野季プリン」と、創業以来の人気商品「たまごシフォン」を筆頭に、自家製アイスクリームと季節のフルーツがワンプレートになった一品。

さらにソースまで自家製と、店主の手仕事が存分に堪能できるメニューなのです!

 

■詳しい記事はこちら

https://fukuoka-leapup.jp/gourmet/202212.990

 

 

【和Biカフェ母家】

■住所:福岡市西区今宿青木1059-29[MAP]

■アクセス:西鉄バス「下青木停」より徒歩14分

■営業時間:11:00〜16:00

■定休日:日曜

■TEL:092-805-1788

■Instagram:@kanoki.omoya

 

 

(10)コーヒーの店モカの「フレンチトースト」

コーヒーの店モカ

 

そして最後にご紹介するのが、最近取材した佐賀県佐賀市にある「コーヒーの店モカ」

創業は1970年。当時は「佐賀市内では2番目となる喫茶店」でしたが、最初に創業した喫茶店はすでに閉店しており、現在は「コーヒーの店モカ」が佐賀市内で現存する最古の喫茶店となっているんだそうです。

 

コーヒーの店モカのフレンチトースト

 

こちらの思い出に残るメニューは「フレンチトースト」

オーダーを受けてから一斤の食パンを厚切りにし、卵液に浸してからじっくりと焼き上げ、仕上げにシナモンと砂糖を独自にブレンドしたオリジナルのシナモンシュガーをたっぷりかけて提供されます。

 

その厚みは最大5cmもあり、ナイフでカットして頬張ると、表面はカリッと、中はプルンとした独特の食感が楽しめます。

 

このフレンチトーストは地元のファンはもちろん、近年はSNSを見て訪れる若い世代からも人気があるんだそうですよ。

 

■詳しい記事はこちら

https://fukuoka-leapup.jp/gourmet/202604.77893

 

 

【コーヒーの店モカ】

■住所:佐賀県佐賀市唐人1-5-28[MAP]

■アクセス:JR「佐賀駅」より徒歩8分/佐賀市営バス「駅南本町停」より徒歩2分

■営業時間:11:00〜16:30L.O(水曜は14:30L.O)

■定休日:木・金曜

■TEL:0952-26-4212

■喫煙:可(紙たばこのみ)

■Instagram:@moka_french

 

 

ということで、「福岡の個性派カフェ」連載100回記念の「思い出に残るメニュー10選」をお送りしました。

 

福岡市やその近郊には、まだまだ魅力的なカフェや喫茶店がたくさん点在していますので、これからもこのコーナーで随時ご紹介していきたいと思っております。どうぞご期待くださいませ!!


※掲載メニューは取材時点のものです。現在提供していない場合もありますので、来店前にお店へご確認いただくことをおすすめします。

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ライター
久原茂保
2001年より福岡発のカフェ情報サイト「CAFE@TRIBE(カフェ・トライブ)」を開設。以来、20年以上に渡り福岡県を中心に数多くのカフェを訪れ、日々取材活動に励んでいる。近年はカフェアドバイザー業やカフェのリブランディング、カフェプロモーションなどカフェ業界の知見とネットワークを活かしたオンリーワンな事業を展開中。グラフィックデザインやWEBデザイン、広告コンサルも。

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