かつては国鉄線路があった「愛宕一丁目」バス停周辺
姪浜駅から「7」番のバスに乗って、ふたつめのバス停が、
「愛宕一丁目」です。
このあたりは、もともと国鉄の筑肥線が走っていた線路跡が道路となり、バス路線になっています。
そのためでしょうか、南側は愛宕南二丁目、
北側が愛宕一丁目と、別の住居表示です。線路で遮られていたので、町内会などが別組織だった名残なのかな、と推測します。
道路の構造も、奥に住宅街があるのに、バス通りから直接に入る道はなく、
却ってバス停とベンチが邪魔をするような構造になっています。
いまアパートの駐車スペース?になっている空間には、かつてフェンスがあって、
バス通りからこの愛宕南のほうへ入るには、人がひとり通るのがやっとの幅しかない、側溝の上の隙間を抜ける必要がありました。
反対側も、バス通りに沿って歩道がありますが、その向こう側もまた道路で、いかにも線路跡だなと私は感じるのですが、共感いただけますでしょうか。ぜひ現地にて、この違和感をご体験ください。
路線図に浮かび上がる「15323212」
都心方面は、六本松経由で天神へ向かう「7」番と、愛宕ランプから都市高速を通って天神方面に向かう「525」「526」番があります。
都心方面の路線図のうち、
今回注目するのは、「7」番の経路のほうです。
愛宕一丁目
室見五丁目
室見三丁目
弥生二丁目
昭代三丁目
昭代二丁目
昭代一丁目
曙二丁目
おわかりいただけますでしょうか、15323212です。■■〇丁目が8個続きます。しかも、規則性があるのかないのか微妙な混沌具合です。
最近、姪浜駅と愛宕一丁目の間にある「姪浜駅東」バス停が、「ハローワーク福岡西入口」に改称されました。こちらはハローワーク福岡西の近くですが、確かに目の前でもないので、そのバス停を名乗ることに不自然さはありません。
しかし隣の愛宕一丁目から先、曙二丁目まで8個も〇丁目バス停が続くのですから、ここも◆◆〇丁目になってくれていたらなあ、と妄想というか思考が暴走してしまいます。
反対側、曙二丁目の隣は「中村高校前」なので、こちらは高校が移転でもしない限り、◆◆〇丁目にはなりませんもんね。
マニアは時として、こんな感じでバス停を眺めているのですが、
皆さまは、この時刻表や、
路線図を見て、何を感じておられるのでしょう。
基本情報
バス停名:愛宕一丁目(あたごいっちょうめ)
・住所:〒819-0015 福岡県福岡市西区愛宕1丁目27[map]
・天神からの行き方例:
「天神警固神社・三越前(六本松方面)」から、普通7番 姪浜駅南口ゆきに乗車。約30分、380円。