見どころの多い「自由ケ丘十一丁目」バス停
自由ヶ丘十一丁目です。
前回、長住四丁目を掲載し、そういえばいちばん数字の大きい丁目はどこだろう?と考えた結果、ここにたどり着きました。同じ日の午前に長住を撮影し、午後からここ宗像市まで移動してきています。仕事熱心だと感じます(自賛)。
>>前回記事はこちら:1→2→3→4の美しい順列。「長住四丁目」【福岡市南区】
当たり前ながら、バス停の付近が自由ヶ丘11丁目です。
信号も。
「長住四丁目」との共通点
もうひとつ、長住でここを想起した理由があって、路線図を見てみると、
この先にある、自由ヶ丘南地区でも、一丁目から四丁目までが順番に並ぶのです。長住と自由ヶ丘は、バスマニアである私にとって仲間です。仲間扱いされても、お互いに困るでしょうか。
青葉台入口ゆきが1時間に1本と、自由ヶ丘南西通りゆきが2本程度。郊外の住宅地内としては、充実しているほうだと思います。
時刻表に注目
西鉄バスの公式時刻表仕様は、基本的に6文字までしか終点を表示できません。最初からの6文字だけではなく、途中を省略した短縮形も選択可能なため、担当者が苦心したことを感じさせる例が、いろいろ生まれます。
「博多バスター(九州プロレスの必殺技みたいですが博多バスターミナルの略)」とか、「スペスワルド(説明するまでもなくスペースワールド)」など名作がありますので、通りがかったバス停で面白いものがあるかご確認ください。
この「自由丘南西通(自由ヶ丘南西通り)」、自由ヶ丘南一丁目からの流れで推測できますが、「じゆうがおかみなみ・にしどおり」です。文脈が何もないまま単体で見ると、「じゅうがおか・なんせいどおり」と読みたいところ。
どんな系統のバスが来るのか
あらためて路線図を見ると、南西通りの次にまた自由ヶ丘南一丁目があります。南地区を一蹴じゃなくて一周したあと、ここ自由ヶ丘十一丁目方面に戻ってくる循環線です。
そのため、本数の少ない時間帯によっては、
郊外方面である南西通りへのバスを見送ってから、
都心方面へ最初にやってくるのが、さきほど見送ったバスの戻り便というケースもあります。
どちらから乗っても運賃が同じという設定ならば、暑い日や寒い日にバス停で立ちつくして待つより、乗っていたほうが楽だということもありそうです。一般的に、そんなことが可能かどうかを考えるところに貴重な脳のリソースを割くことはよしとされませんが。そもそも、ちゃんとバスナビを見て、バスが接近してからバス停に向かえ、という話かもしれません。あしからず。
自由ヶ丘十一丁目からは、天神方面にも、
赤間急行と呼ばれる系統が直通していますが、
街へ出る人たちの需要に特化しているため、昼で最終便となります。
逆に、天神からここへ向かう場合、直通する急行は帰宅時間帯にしか走らないため、その日のうちに「急行で来て、急行で帰る」ことができません。近くの森林都市バス停で乗り換えれば簡単に来られますけど。
毎回この連載の最後に、編集さんが「このバス停までの行き方」を追加くださっています。「マニアじゃない人が調べて書いたほうが、一般的な経路が選択できるはず」というのがコンセプトです。当初からこの方式を続けていまして、目論見と違い突拍子もない経路が提案されることもありますが、ネタのひとつとして「修正したいところを敢えて放置している」こともあります。直通便はあるが直通便で都心から往復はできないこの場所、どういう訪ねかたになりますでしょうか、当方は正解が見つかっていませんので、いつもにもまして楽しみです。
フクリパ編集部より:
沖浜さんに「行き方例」を楽しみにされてしまい、若干プレッシャーを感じている編集部です(笑)。マニアでない一般ピーポー視点でもって、今回は「乗り換えで時間はかかるけれど午前中でも使えるルート」をセレクトしてみました!
行きはこちらのルートでゆったり、帰りは直通便でスピーディーに。そんな「自由ケ丘十一丁目」バス停を目的地にした半日旅に、読者のみなさんも出かけてみてはいかがでしょうか?
基本情報
バス停名:自由ヶ丘十一丁目(じゆうがおかじゅういっちょうめ)
・住所:〒811-4163 福岡県宗像市自由ヶ丘11丁目[map]
・天神からの行き方例:
【STEP1】「天神日銀前(19)(19Aのりば)」から、急行 赤間営業所ゆきに乗車し、「森林都市(バイパス)(赤間方面)で下車。約59分、1,000円。
【STEP2】「自由ケ丘一丁目(自由ケ丘南三丁目方面)」に徒歩で移動。約4分。
【STEP3】「自由ケ丘一丁目(自由ケ丘南三丁目方面)」から、普通8-1 自由ケ丘南西通りゆきに乗車。約4分、210円。