■長崎〜武雄温泉、帰りは西九州の海めぐり列車「ふたつ星4047」
さて、長崎を満喫した後で、行きと同様西九州新幹線で帰るのもいいですが、JR九州が9月23日に満を持して運行を開始した「ふたつ星4047」もおすすめです。
西九州の海をめぐる列車で、有明海や大村湾の眺めを満喫できます。
西九州新幹線が運行する前は博多駅〜長崎駅間は「特急かもめ」を利用し、太良あたりの有明海の眺めが大好きだった私は、さっそく午後の「長崎駅〜武雄温泉駅」の便に乗車しました。結論は、「海を好きなだけ眺めることができる」この列車を選んで大正解でした。
1日2回運行で、午前は武雄温泉駅10:22発/長崎本線経由→長崎駅13:15着、今回は長崎から帰るので、長崎駅発14:53発 大村線経由→武雄温泉駅着17:45着に乗車。
写真を中心にレポートしましょう。
この赤い線のルートをたどります。ハウステンボスにも立ち寄ります
ちなみに、「ふたつ星4047」の意味は、佐賀県、長崎県という九州の観光における“ふたつの星”を、キハ40、47形の車両で巡りながら西九州の魅力を伝える列車ということだそうです。
クラシカルで落ち着いた雰囲気のデザイン 福岡県・大川市の大川組子も随所に取り入れられています
「海をみたい」という欲望は嫌というほど満たされます。大村湾の美しい海の景色を堪能しました。
共用スペースである「ラウンジ40」では、お弁当やスイーツ、おつまみなどに西九州の名産が揃います。お弁当は午前便のみ、人気の長崎スフレは午後便のみで、どちらもHPからの事前予約のみの商品となっています。
ふたつ星うれしの冷茶(500円)とアイスソルベ(500円)
伊木力柑橘ジュース(500円)
海の側にたつ千綿駅やハウステンボス駅など、しばらく停車して、写真撮影やリラックスできる駅が数カ所あります。
海の側にたつ千綿駅で10分ほど停車。潮風が気持ちいい
ハウステンボス駅で
約3時間の夢のような列車の旅についまどろんでいると、武雄温泉駅に到着しており、あわてて乗り換えのホームまで走っていき、博多駅に向かうハウステンボス号にすべりこみました。
ハウステンボス号もカラフルですてき。JR九州のD&S列車(デザインとストーリーの意味、デザインと物語のある列車)は、車窓の風景と個性豊かなデザインで、旅を本当に楽しくしてくれます。
>>ふたつ星4047
■嬉野温泉に武雄温泉、温泉だけじゃない魅力もいっぱいの沿線エリア
西九州新幹線の沿線には、新設された「嬉野温泉」や武雄温泉駅など宿泊して満喫したいエリアがたくさんあります。
どちらも「美肌の湯」として名高いとろりとした湯ざわりがいい名湯。嬉野温泉は、嬉野茶の里として、茶をスタイリッシュに楽しめる体験やスポットが点在します。
蒸し湯もある湯宿広場
御船山楽園とチームラボの魅力を度々お伝えしている武雄温泉。実は焼き物の里でもあり、90数カ所の窯元があり、陶器と磁器の両方が生産されています。
2022年11月9日〜27日には、武雄市図書館・歴史資料館で各窯元のマグカップ展、11月中旬には「窯開き」が行われ、お得な器の発売もあるそうです。
武雄温泉が紹介されている「今行くべき!大分・佐賀・福岡のアートと絶景スポットを楽しむ旅5選」もご覧ください。>>https://fukuoka-leapup.jp/tour/202209.820
「佐賀・御船山楽園で ボルボ チームラボ かみさまがすまう森 開催!」もご覧ください。>>https://fukuoka-leapup.jp/tour/202207.721
■福岡〜長崎 2泊3日おすすめモデルコース
今回は、西九州新幹線の開業を機に、長崎の旅を楽しもうという企画でした。私は以前から日帰りが多くなっていたので、あえて泊まって仕事+体験や観光をしてきました。
西九州新幹線、ふたつ星4047が運行することで、列車の旅の選択肢が増え、沿線の駅のエリアで宿泊することを考えると、2泊3日のさまざまなパターンの組み合わせがかんがえられるようになりました。
【1日目】
博多駅〜長崎駅(在来線および西九州新幹線)長崎市で遊ぶ/長崎市泊
【2日目】
長崎を遊ぶ/午後:長崎駅(ふたつ星4047)〜武雄温泉~御船山楽園チームラボ/武雄泊
【3日目】
武雄温泉で遊ぶ/特急やリレーかもめに乗って福岡へ
というのをやってみたいと思っています。みなさんも思い思いの西九州の旅をこの秋に計画してみませんか。