1バス停単位で福岡を切り取る「バス停から愛」

“前”の難しさ。「早良営業所前(さわらえいぎょうしょまえ)」バス停

一見なんてことないバス停とそのまわりも、視点を変えれば観光資源。そんな思いで福岡市のバス停を取り上げ、ご紹介する本企画。連載30回目は、福岡市早良区にある「早良営業所前(さわらえいぎょうしょまえ)」バス停をご紹介します。

まず先に図をごらんください。
福岡市早良区にある「早良営業所」付近の路線説明です。

バス停の位置に注目してください。
まず国道263号線の都心方向に、「早良営業所前」バス停が立っています。


街に出たいときは、ここで待てば全ての都心方面バスが停車します。

次に、営業所の構内に「早良営業所」バス停が立っています


こちらは早良営業所始発の都心向けが発着します。
「早良営業所」を出発した都心向けバスは、次に「早良営業所前」にも停車します。

しかし早良営業所よりも郊外から来るバスは、営業所構内に入らず直進するので、停車するのは「早良営業所前」だけです。

次に、逆方向の経路に注目します。
都心からやってきて、早良営業所が「終点」のバスは、営業所構内に入ってお客さんを降ろします。


この経路では「早良営業所前」バス停には停まらないのである。

そして、早良営業所より郊外まで直通するバスが停車するのは、営業所の片隅にある郊外向け「早良営業所」バス停です。

こちらの経路でも、「早良営業所前」には停車しません。

ここで画像にて、全経路をおさらいしてみましょう。

まずは都心向け経路について。

次に郊外向け経路について。

都心向けのバスに乗るだけであれば、【A】の「早良営業所前」で待つと2種類の系統がやって来ますし、逆に都心から早良営業所に向かうのであれば、【B】の「早良営業所」、【C】の「早良営業所」(郊外)どちらで降ろされるとしても、大して離れてはいませんし、まったく支障がないはずです。

【B】の経路の場合、「【B】早良営業所」→「【A】早良営業所前」と停車しますので、【A】・【B】を別バス停として区別するのも妥当と思われます。

と こ ろ が、

例えば天神にいて、早良営業所近くのどこかに用事ができたとしましょう。バスナビで検索をして、目的地に早良営業所と入力すると、このような画面が出ます。

「早良営業所」と「早良営業所前」が並んでいますね。

ここで、「早良営業所 "前" 」を選ぶと、上図で説明した通り、天神地区から早良営業所「前」に直通するバスは無いので、

検索結果が0件でした」という無情のメッセージが出るのです。混乱します。

「あれー、明治通りでよく『早良営業所』と書いたバスを見る気がするけどなー」と「早良営業所」のほうを選択すると、候補のバスがいっぱい出てきます。めでたしめでたし。「早良営業所前がどこかわからないけど、とりあえず早良営業所には行けるからいいや」と安心しましょう。

け れ ど も、

帰りの時刻も検索しようとして、「早良営業所」→「天神地区」と入力すると、もうどうなるかお分かりですね。

「早良営業所」と「早良営業所前」は別のバス停扱い。
書くと当たり前のようですが、「早良営業所"発" の便しか検索画面に出ないのです。すぐそばの「早良営業所前」には、もっと多くの乗れるバスがあるにもかかわらず。

「早良営業所への往きは、数分ごとにものすごくたくさん本数があったのに、帰りは30分待ちの時間帯があるの、なんでかなー?」というプチ不幸が起きます。


早良営業所 "前" →天神地区方面 の時刻表


こちらは早良営業所→天神地区方面 の時刻表。「早良営業所 "前" 」よりも本数が少ないことがわかります

このような悲劇を回避するため、バス路線探検家は日々頭を悩ませておりますが、ここ早良営業所に関しては、まだ解決策が見つかっておりません。そのため、次回に続きます。


次回記事:バスナビ検索は奥が深い。「早良営業所(さわらえいぎょうしょ)」バス停
https://fukuoka-leapup.jp/serial/202212.1013

【基本情報】
バス停名:早良営業所前(さわらえいぎょうしょまえ)
・住所:〒811-1102 福岡県福岡市早良区東入部3丁目1[map]
・天神からの行き方一例:
「天神新天町入口(11) (11 西新方面)」から特快3番 西新経由 陽光台ゆき に乗車し「早良営業所」バス停で下車(約43分、440円)、その後徒歩2分で到着。

20代の不動産投資の魅力

資産形成の新たな選択肢に加えたい、20代から始める不動産投資の魅力とは。

Sponsored

投資を始めるなら、成長が止まらない街「福岡市」。投資初心者”必見”のマンガ&基礎満載テキストプレゼントはこちら

Sponsored

🚌合わせて読みたい
こちらも早良区!時刻表や経路が特徴的なバス停の記事もチェック


時刻表の空白と密の謎。「西新商店街前」と「脇山口」バス停


反対側から乗れない「原一丁目」バス停

関連タグ:
#まちと暮らし
#福岡観光
この記事をシェア
LINE
バス路線探検家
沖浜貴彦
1972年生まれ・福岡在住。路線図に描かれた終点を想い、途中の狭い区間を苦心して走るバスに愛を注ぐ変態。ブログ「ほぼ西鉄バスの旅」を2008年に開設、日々愛を持ってバスを追いかけ続ける。毎月第二金曜・第四土曜日はバス趣味の現況を共有するサロン「バス路線探検家の会」を運営。

フクリパデザイン1

フクリパデザイン2

フクリパデザイン3

フクリパデザイン4

TOP