「フィッシングパークひらの」までのアクセス
それではまず、今回ご紹介する「フィッシングパークひらの」までのアクセスから。
福岡市内より西九州自動車道を経て「唐津IC」を下車し、県道40号線を相知町方面へ。その後、相知町で国道203号線に入り、「多久厳木道路」に乗り「牧瀬IC」にて下車。県道276号線を七山村方面へと進みます。
やがて山道を進んでいくと、右手に黒い看板が見えます。そして、そこが「フィッシングパークひらの」です。福岡市内からは約1時間20分ほどで到着します。
駐車場に車を止めて、坂道をおりて進みましょう。
直進していくと、いきなり右手に池(ポンド)が現れます。
その先にある白いコンテナハウスが事務所となります。まずはここで受付をします。
釣りを愛する代表が運営する「フィッシングパークひらの」
「フィッシングパークひらの」代表の米丸知成さん。なんと元小学校教諭という肩書をお持ちの方なのです!
事務所で出迎えてくれるのは、「フィッシングパークひらの」代表の米丸知成さん。
米丸さんの釣り歴はブラックバス釣りからスタートし、かれこれ30年以上。これまで様々な釣りを楽しんできたとのことです。
この場所に2018年に開業した「平之ニジマス釣り堀公園」に足繁く通っているうちに運営のお手伝いをするようになり、その後、「平之ニジマス釣堀公園」を事業承継。釣り堀のイメージを払拭するために、2020年5月に「フィッシングパークひらの」と名称を変更し、さらに第2ポンドを新規に建造して今年2月、全面リニューアルされました。
そんな根っからの釣り好きな米丸さんが目指しているのは「大好きな釣りをもっと多くの人に知って、楽しんでもらい、もっと釣り人口を増やしていくこと」。
「釣りの3K(きつい・危険・魚を触ると手が汚れる)」というイメージを払拭し、もっと手軽に・カジュアルに釣りを楽しんでいただきたいと考えており、特に、女性やお子さんに釣りを楽しんでもらいたいと日々試行錯誤しているそうです。
そんな事務所の中にはスタイリッシュな椅子が置かれ、クリーンで快適なイメージ。
ルアーやフライフィッシングの専門誌を読むこともできます。
管理釣り場では、専用のルアーを使うのが大前提となっています。
もし持ち合わせていなければ、事務所内で実績のあるルアーやカラーを購入することもできますよ。
ビギナーでも安心!充実の設備とサービス
驚きなのがその料金体系。
大人は2時間で2,000円。さらに女性や中学生までの子供はなんと2時間で1,000円!
一般的な管理釣り場の料金はもちろん、ゲームセンターで遊ぶよりも安くなっています。
これも「たくさんの人たちに釣りの楽しさを知って欲しい」という願いを込めて、利用しやすい料金にしているとのことです。
ちなみに釣った魚は「キャッチ&リリース(釣り上げたら池に戻してあげること)」が基本ですが、半日(5時間)以上利用の方は、釣った魚を持ち帰ることもできますよ。
しっかりトイレも完備されています!
また、釣った魚を傷めないように使う「ランディングネット」の無料貸し出しサービスもあります。
画像提供:フィッシングパークひらの
さらに、手ぶらで釣りがしたいという方にはレンタルサービスもあるので、道具がない方でも釣りが楽しめるんです。(1セット1,000円/要事前予約)
レンタルした初心者の方には、スタッフがレクチャーして必ず1匹釣らせてくれるんだそう。
また、どんな道具を購入すればいいかわからない方はサポートもしてくれますよ!
管理釣り場と釣り堀の違い
今回ご紹介する「フィッシングパークひらの」は「管理釣り場」。みなさんご存知の「釣り堀」と同じように「釣りができる施設」ですが、主な違いは釣れる魚の種類と釣り方です。
釣り堀は金魚やフナ、ニジマスなど様々な魚をエサで釣る場所で、比較的気軽に楽しめるのが特徴です。
一方で、管理釣り場は主にニジマスなどのマス類をルアーやフライで狙う場所で、より自然に近い環境で管理されています。
したがって、管理釣り場の方がより本来の釣りと同じように楽しむことができる上、釣り方にある程度のコツが必要なので、ビギナーからマニアまで幅広い層が楽しめるようになっているんです。
フィッシングパークひらので釣れる魚
フィッシングパークひらので釣れるのは以下の2種類の魚です。
■ニジマス
※画像はイメージです。
画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/5178434&title=%E3%83%8B%E3%82%B8%E3%83%9E%E3%82%B9
ニジマス(別名:レインボートラウト)はサケ科に属する淡水魚で、体長は40cm前後、湖に生息するものは80cm~1mにもなります。
全身に黒点が散りばめられており、エラから尾ビレにかけて朱色の縦帯が特徴。原産地は北アメリカで、日本には明治時代に持ち込まれました。
トラウトフィッシングの代表的な魚で、釣ったあとは塩焼きやムニエルなどで食べると最高に美味しいんです!
■ホウライマス
※画像はイメージです。
ホウライマスは、愛知県水産試験場・鳳来養魚場で発見されたニジマスの突然変異種で「奇跡のニジマス」とも呼ばれています。
ニジマスの特徴である黒い斑点がない魚体が特徴で、こちらも大変美しい魚なんです。
釣り場紹介
第1ポンド
まず事務所の前にあるのが「第1ポンド」。こちらはフライフィッシングをメインとした釣り場となっています。
ポンドサイズは周囲70mの三角形になっており、水深は約80cm、釣れる魚種はニジマスとホウライマスです。
第2ポンド
そして第1ポンドの下に位置しているのが新設された第2ポンド。
サイズは30m×25mのプール状で水深は約120cm、釣れる魚種はニジマスとなっています。
砂利が敷き詰められており、足場もしっかりしています。
逆方面から見るとこのような感じです。奥に見える建物は事務所です。
池の中を覗いてみると、元気なニジマス君たちが悠々と泳いでいます。
ベンチも置かれているので、休憩したりしつつのんびり釣りが楽しめます。
特筆すべきはその眺望。「標高400mに位置する自然豊かな天空のエリアトラウト」というキャッチコピーのように、大自然あふれる景観を一望できますよ。
ルールやマナーを守って釣りを楽しもう!
画像提供:フィッシングパークひらの
管理釣り場での釣りには様々なルールが設定されています。これも全ての利用者が気持ちよく釣りをするため。
必ずルールやマナーを守って釣りを楽しむようにしましょう。
また、管理釣り場はちょっとしたことで釣果に差が出ます。一番重要なのは竿・糸・ルアーといった道具のバランスです。ですので、まずは専用の道具を使うことが釣果に直結します。
専用の道具を持たない方は、先述のレンタルサービスを利用するのが間違いなさそうです。
狙い目は週末!
最後に、この記事をご覧の方にうれしいニュースをひとつ。
フィッシングパークひらのでは、毎週金曜日の営業終了後、ポンドに新しい魚を入れているそうです。
新しい魚はスレていないので、ルアーへの反応がかなり高くなります。ですので、「絶対に釣りたい!」という方は週末の釣行がおすすめです。
「週間ひらのニュース」も要チェック!
フィッシングパークひらのでは、最新の釣果情報を「週間ひらのニュース」として、毎週福岡と佐賀の釣具店に配布しています。
フィッシングパークひらので釣りを楽しむのに、特別な道具は必要なく、普通に釣具店で手に入るエリアトラウト専用の道具で楽しめます。
釣果情報は釣具店に掲示されているので、ルアーを購入する際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
というわけで、今回は福岡都市圏から最も近い管理釣り場、佐賀県唐津市厳木町にある「フィッシングパークひらの」をご紹介させていただきました。
フィッシングパークひらのでは今後、釣り教室などの様々なイベントを開催していくそうなので、最新情報は公式サイトやSNSをチェックしてみて下さいね!
フィッシングパークひらの
■住所:佐賀県唐津市厳木町平之705-1
■TEL:050-3562-8178
■営業時間:7:00~17:00
■定休日:年中無休
■公式サイト:https://fishingparkhirano.com/
■Instagram:@fishingparkhirano/
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