美しさと快適さを両立したデザイン
■エクステリア
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■これまでの車両を継承した「ブルーのライン」
空港線・箱崎線を走行する1000N系、2000N系で採用されているブルーのラインが継承されています。
■広く澄んだ青空をイメージした「スカイブルー」
「空の玄関口」である福岡空港と、希望の未来をイメージしたスカイブルーを新たに車体中央に配されています。
■インテリア
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■大型の案内表示
ドア上部には3画面の案内表示器を設置し、2画面は路線図・次駅等の運行案内、もう1画面はニュース・広告用としています。
■快適なシートレイアウト
一人あたりの座席幅を通勤用車両では国内最大の480mmとしています。
■ガラスを多用した開放的な車内
袖仕切りや荷棚などにガラスを使用し、明るく広がりを感じられる空間となっています。
子育て・バリアフリー設備も充実!
6号車(福岡空港寄先頭車)には、子ども連れやベビーカー、車いす利用者のほか、キャリーバッグ等の大きな荷物をお持ちの方に快適に利用できるように、フリースペースが設けられています。
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■子どもにも楽しめる空間
2歳小児(平均身長85cm程度)が「ひとり立ち」で車窓を楽しめる大型の窓を設置。
■保護者、介助者が腰掛けられる座席
2方向から座れる座席を配置。 (こどもや車いす利用者に近い場所で一緒に景色を楽しむことができる座席です)
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■大型の手荷物スペース
袖仕切り越しにキャリーバッグを支えた状態で利用できる座席になっています。
さらに各号車の端部には、優先スペースが設けられており、床面、壁面のカラーを一般部と区別し、エリアの区分けが明確化されています。
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(ア)立ち座りしやすいシート
座面は通常座席より60mm高く設計され、仕切りとなる肘掛けを設けて、立ち座り動作の負担を軽減する座席が優先席の一部に導入されます。
(イ)ヒップレスト
ベビーカー・車いすのスペースに介助者が休憩できる腰掛を設置。
(ウ)優先席の対象に「小さなお子さま」を追加
小さなお子さまや子ども連れの方も優先席を利用しやすくするため、優先席の対象に小さなお子さまが追加されています。
防犯カメラと監視システムでより安全・安心に!
■車内防犯カメラ (リアルタイム監視機能は地下鉄初!)
各号車に4台の車内防犯カメラを設置し、セキュリティーの向上を図られています。
映像は乗務員が確認できるほか、交通局の職員がリアルタイムで遠隔監視でき、迅速な状況把握が可能になります。
※リアルタイム監視機能付きの車内防犯カメラについては、既存車両(2000N系、3000系、3000A系)にも順次導入する予定。
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■車両情報監視システム
運行中の車両状態を遠隔監視できるシステムを導入。
これにより車両故障発生時などに正確な状況把握ができ、運転阻害時に迅速に対応できるようになります。
世界初導入となる新技術も採用!
■同期リラクタンスモーター
既存車両で使用している誘導モーターよりもさらに高効率であり、使用電力量は既存車両から約20%程度の低減が見込まれています。
なお、営業列車としての本格導入は世界初となります!
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〇世界最高レベルの効率
回転子鉄心内の磁気抵抗差によって生じる磁極との相互作用で発生する力のみで駆動するため、発熱損失が少なく、効率や質量特性に優れています。
〇材料にレアメタルを使用しない構造
回転子にレアメタルを使用しないことから永久磁石を用いた永久磁石同期電動機よりも資源の有効活用が可能になります。
■リンク式片軸操舵台車
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カーブに合わせて車軸が可動することで、曲線通過時の走行安全性を向上させています。
■スムーズに曲線を通過でき、走行音を低減させることができます。
■曲線に応じて車軸の向きが可変
車軸の向きが変わることで、レールと車輪間に生じる抵抗を低減することができます。
新車両概要
■名称:『4000系』
■編成数:18編成(1編成あたり6両)
■第1編成の車両基地搬入(予定):令和6年4~5月
■運用開始(予定):令和6年秋頃
安全性と利便性がますますアップする福岡市地下鉄の新型車両。
これからも福岡市民の重要な足として、さらなる進化を続けていただきたいと思います!
参考資料
参考サイト
https://subway.city.fukuoka.lg.jp/topics/detail.php?id=1868
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