オープンのきっかけ
店舗を運営するのは福岡市出身の山本絵美さん(44)。
関西での大学生活を経て、東京にて結婚・出産されました。
コロナ禍では東京での子育ては窮屈な部分も多く、先の人生について考える機会も多くなっていたそうです。
家族全員の QOLを上げるための移住先として、自然と街のバランスが心地よく、何より地元という安心感もあって、2012年夏に福岡にUターン移住を決めたそうです。
山本さんは元々ウエディング雑誌「ゼクシィ」の営業や、ドレスショップでの販促・企画・教育などのユニットマネージャーとして15年ほどウエディング業界でキャリアを積んできた方。
移住後、福岡のウエディングドレスマーケットを見て、もっと女の子たちが自由に楽しく、ドレスを見られる環境を作りたい、とショップのオープンを決意されました。
ウエディングドレスショップの多くは、挙式日が決まったカップルしか予約を受け付けておらず、ウエディングフォトだけというカップルは、さらにドレスの選択肢が狭まってしまうという現状を何とか変えたいと考えたそうです。
自由・気軽・楽しい。そんなワードをコンセプトに20代~30代の女性の気持ちが「ふわっとアガる瞬間」を作っていきたいと、無人でも心地よい店舗を目指しているそうです。
コロナ禍やSDGsに配慮した店舗
コロナ禍を経て、大勢で集えることが非日常となった今、いつもよりおしゃれをして出かけるだけでも特別感を感じるようになりました。
さらにリモートワーク下ではおしゃれをする必要もなく、快適なルームウエアで過ごすことも多くなったのではないでしょうか。
だからこそ、非日常の服選びは手軽に気軽に。さらにシェアすることでエコにもなります。
その気軽さのおかげで、ショップの平均滞在時間は約50分。
友人と楽しくドレス選びをされる方が多く見受けられるそうです。
主な客層のターゲットが20代から30代女性ということもあり、その世代の利用率が90%を超えるアプリ「 LINE」で予約から返却手続きまでが完了するシステムを構築しました。
利用方法は?
①事前に「anotherDRESS」のLINE公式アカウントをお友達に追加します。
②LINEにて会員登録を行います。
③レンタルの際には、LINEメニューより予約します。
④予約時間の30分前に送付されるリモートキーNo.で店舗入り口ドアを開錠します。
⑤ドレスを選んだら、ドレスのタグのQRコードを読み込んで決済します。
⑥決済完了の連絡後、持ち帰り袋に入れて退店します。
⑦返却の際は、LINEメニューより返却の連絡を行い、送付されたリモートキーNo.で店舗入り口ドアを開錠し返却します。
取り扱いアイテム
ウエディングドレス
写真・ムービー映えするという点がポイント。福岡県において結婚式当日以外に撮影を行うカップルは約78%で、 5年前から10ポイント増加しているそうです。(ゼクシィ結婚トレンド調査 2022より)
風になびく素材、キラキラと輝くスパンコールなど、写真でも華やかさを残しつつ、トレンドを感じさせるラインナップを揃えています。
パーティードレス
結婚式の参列用はもちろん、パーティーや卒入学など利用用途は限定されません。 SNS への写真アップが日常になった今、同じドレスを何度も着たくない、という声もあり、今後ますます需要が高まると思われます。
小物
パーティーバッグ、ウエディング用のアクセサリーなどもあり、コーディネートを楽しむことが出来ます。
ウエディングフォト・ムービー
信頼出来るフォトグラファーやビデオグラファーと提携しており、ご希望によってご紹介も可能です。
店舗情報
店名:anotherDRESS (アナザードレス
住所:福岡市中央区舞鶴2-8-6 クラージュ舞鶴103
電話番号:092-985-7720
Instagram:https://instagram.com/anotherdress_official
公式LINEアカウント:https://line.me/R/ti/p/@475ujjkt
福岡初となる、LINE完結型の無人のドレスショップ。人と会わずに利用できるので、気兼ねなくドレス選びが楽しめそうですね。
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