2050年での子ども率が高い都道府県上位3位は沖縄県、熊本県、福岡県
国立社会保障・人口問題研究所が2023年12月22日に発表した『日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)』によると、2050年における0~14歳人口は、2020年比で30.8%減の1,040万6,000人と推計している。
2050年における総人口は1億468万6,000人であり、総人口に占める0~14歳の人口割合は、9.94%となる。
2050年の全国47都道府県における総人口に占める0~14歳の人口割合での首位は、沖縄県の13.77%である。続く第2位は11.64%の熊本県であり、福岡県は11.31%で第3位にランクインする。
その後、第4位:佐賀県11.26%、第5位:宮崎県11.16%、第6位:鹿児島県11.09%と、九州各県が続く展開だ。
なお、2020年の総人口に占める0~14歳の人口割合のランキングにおいて、福岡県(12.99%)は、沖縄県(16.62%)、滋賀県(13.60%)、佐賀県(13.45%)、熊本県(13.17%)、宮崎県(13.12%)、鹿児島県(13.07%)、愛知県(13.00%)に次ぐ第8位だった。
このため、2050年の福岡県は、2020年から順位を5つ上げて、ベスト3にランクインすることになる。
※単位%
出所:国立社会保障・人口問題研究所『日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)』
福岡県内での子ども率が高い自治体トップ3は新宮町、久山町、大任町
国立社会保障・人口問題研究所がまとめた『日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)』は、2023年12月1日現在の1,883市区町村を対象にして推計している。
その内訳は769市、736町、180村、および東京23区(特別区)と20政令指定都市の175区、そして福島県「浜通り地域」の計1,884地域だ。
このうち、浜通り地域とは、福島県の13 市町村(いわき市、相馬市、南相馬市、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、新地町、飯舘村)を一つにした地域となっている。
福岡県の場合、60市町村に加えて、福岡市7区と北九州市7区の計74区市町村を推計対象としている。
福岡県の自治体における第1位は、16.79%の新宮町だ。第2位は15.56%の久山町、第3位は14.89%の大任町、第4位は14.82%の福津市、第5位は14.69%の粕屋町という順位となっている。
福岡県では、ベスト3はいずれも3町であり、ベスト10をみても7町がランクインすると推計している。
※単位%
出所:国立社会保障・人口問題研究所『日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)』
参照サイト
国立社会保障・人口問題研究所『日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)』
https://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson23/t-page.asp