英国の国際市場調査会社の年次報告書に日本の5都市を選抜
第4位:東京、第16位:大阪、第27位:京都、第58位:札幌、第61位:福岡━━。
国際市場調査会社であるユーロモニター・インターナショナル(イギリス)が2023年12月13日に発表した年次報告書『Top 100 City Destinations Index 2023』において、日本国内からは5都市がランクインした。
第61位だった福岡について、ランキング的には第62位のエディンバラ(英国)、第67位のホノルル(米国)、第69位のマカオ(中国)、第76位のボローニャ(イタリア)、第78位のブエノスアイレス(アルゼンチン)、第95位のメッカ(サウジアラビア)よりも上位に評価されている。
同報告書では、データ会社であるライトハウス(同)と提携して、《経済・ビジネス実績》《観光実績》《観光インフラ》《観光政策と魅力度》《衛生・安全》《持続可能性》の6主要分野において、55の指標を用いてランキング化している。
ユーロモニター・インターナショナルは1972年に創業した、イギリス本社の国際的な市場調査会社だ。
世界各地にいる1,000人以上の現地調査員が、各国の市場情報の調査・収集に従事し、世界・地域レベルの市場トレンドを分析・提供する。
日本には、2010年に東京オフィスを開設している。
出典:ユーロモニター・インターナショナルた年次報告書『Top 100 City Destinations Index 2023』
海外旅行は力強い回復、日本の都市は規制緩和と円安が追い風
「海外旅行は2023年も力強い回復を続けており、旅行数は38%増加し、年末までに13億人に達すると予想する」。年次報告書『Top 100 City Destinations Index 2023』では、海外旅行の動向を分析している。
ユーロモニター・インターナショナルのシニアマネージャー(ロイヤルティ担当)であるナデイダ・ポポワ氏は、次のようにコメントする。
「パリは、観光政策と魅力、観光インフラ、観光パフォーマンスの各柱における傑出した実績により、世界をリードする都市の称号を保持している」
一方、今回初めてトップ10入りした東京については、「新型コロナウイルス感染症関連の規制緩和に加え、2022年以降継続する円安により、非常に低価格で消費者体験を楽しむために観光客が市内に集まり、ホテルの稼働率が増加した」とする。
このような傾向は、福岡をはじめランクインした日本の都市において共通したものとなっている。
参照サイト
ユーロモニター・インターナショナルのレポートで、2023年の世界の都市目的地トップ100が明らかに
https://www.euromonitor.com/press/press-releases/dec-2023/euromonitor-internationals-report-reveals-worlds-top-100-city-destinations-for-2023
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