国際的なラグジュアリーホテルやにぎわい施設・眺望空間、オフィスなどの複合施設を開発
出典:福岡財務支局『国有財産売払公示書(二段階一般競争入札)』(画像提供:福岡財務支局)
福岡市の中心部に近接し、セントラルパーク構想で新たに整備する舞鶴公園・大濠公園の正面に位置する福岡家庭裁判所跡地にラグジュアリーな高級ホテルをはじめ、にぎわい施設・眺望空間、オフィスなどの複合施設が誕生する。
福岡財務支局は2023年3月1日、福岡家庭裁判所跡地(5,133平方メートル)の売却に向けた競争入札の開発条件を発表した。
売却に際しては、対象物件にあらかじめ開発条件などを設定した上で入札参加者からの企画提案書を審査委員会で審査した後、審査通過の事業者による価格競争の入札で最も高い価格で売却する『二段階一般競争入札』を採用する。
福岡財務支局がまとめた『国有財産の一般競争入札案内書 二段階一般競争入札』(令和6年1月18日開札)【福岡市中央区大手門1丁目114 番1】では、開発条件として、下記の項目を求めている。
◎国際的なMICE誘致に資する都市機能としてのラグジュアリーホテル
◎セントラルパーク構想と親和性の高い賑わい施設
◎快適なビジネス環境を創出するオフィス
第一段階で企画案を審査、第二段階で価格入札の二段階一般競争入札で売却
出典:福岡財務支局『国有財産の一般競争入札案内書 二段階一般競争入札』(令和6年1月18日開札)【福岡市中央区大手門1丁目114 番1】(画像提供:福岡財務支局)
現在、参加申込と企画提案書を受け付けており、8月31日が受付〆切だ。その後11月14日のプレゼンテーションを実施し、12月15日までに審査結果を通知する。
第一段階となる企画提案書の審査基準については、資力、開発実績および運営実績、開発コンセプト、開発手法、開発スケジュール、事業収支見込みを各5点、開発計画および運営計画を25点とする計55点満点で審査する。
なお、開発計画および運営計画の25点のうち、ホテルの国際的評価5点、ホテルの客室・付帯施設10点、賑わい施設など5点、オフィス5点と配点している。
そして、各審査委員の合計点の平均点数33点以上の入札参加者を審査通過者とする。その後、第二段階として2024年1月18日に価格競争での入札をした後、同年2月16日までに売買契約する予定だ。
複合施設の完成期限については明らかにされていないものの、高級ホテルの開発において、『福岡市ハイクオリティホテル建設促進制度』を適用する場合、2028年12月末までの完成が見込まれる。
物件情報
所在地:福岡市中央区大手門1丁目114番1(住居表示:福岡市中央区大手門一丁目1–7–1)
用途地域:商業地域(建ぺい率80%/容積率400%)
土地:宅地5,133.39㎡
建物:建築面積1,084.23㎡、延床面積4,709.93㎡
入札スケジュール
公示日:2023年3月1日(水)
参加申込受付期間:2023年3月1日(水)~2023年8月31日(木)
企画提案書のプレゼンテーション:2023年11月14日(火)
価格競争入札:2024年1月18日(木)
契約締結期限:2024年2月16日(金
参照サイト
財務省 福岡財務局『現在公示中の二段階一般競争入札物件(売却)』
https://lfb.mof.go.jp/fukuoka/kanzai/nidankaibaikyaku.html
財務省 福岡財務局『国有財産の一般競争入札案内書二段階一般競争入札(令和6年1月18日開札)』【福岡市中央区大手門1丁目114番1】
https://lfb.mof.go.jp/fukuoka/content/018/nidankai_nyusatuannaisyo_R50301.pdf