【経済・ビジネス短信@フクリパ】

福岡家裁跡地に高級ホテルやにぎわい施設、オフィスの複合施設を開発【福岡市中央区】

セントラルパークとして整備される舞鶴公園・大濠公園の正面にラグジュアリーな高級ホテルをはじめ、眺望を生かしたにぎわい施設やオフィスなどの複合施設が今後、誕生します。2018年8月に福岡市・六本松地区へ機構移転した福岡家庭裁判所跡地における再開発プロジェクトにいま注目が集まっています。

国際的なラグジュアリーホテルやにぎわい施設・眺望空間、オフィスなどの複合施設を開発

出典:福岡財務支局『国有財産売払公示書(二段階一般競争入札)』

出典:福岡財務支局『国有財産売払公示書(二段階一般競争入札)』(画像提供:福岡財務支局)

福岡市の中心部に近接し、セントラルパーク構想で新たに整備する舞鶴公園・大濠公園の正面に位置する福岡家庭裁判所跡地にラグジュアリーな高級ホテルをはじめ、にぎわい施設・眺望空間、オフィスなどの複合施設が誕生する。

 

 

福岡財務支局は20233月1日、福岡家庭裁判所跡地(5,133平方メートル)の売却に向けた競争入札の開発条件を発表した。
売却に際しては、対象物件にあらかじめ開発条件などを設定した上で入札参加者からの企画提案書を審査委員会で審査した後、審査通過の事業者による価格競争の入札で最も高い価格で売却する『二段階一般競争入札』を採用する。

 

 

福岡財務支局がまとめた『国有財産の一般競争入札案内書 二段階一般競争入札』(令和6年1月18日開札)【福岡市中央区大手門1丁目114 1】では、開発条件として、下記の項目を求めている。
◎国際的なMICE誘致に資する都市機能としてのラグジュアリーホテル
◎セントラルパーク構想と親和性の高い賑わい施設
◎快適なビジネス環境を創出するオフィス

 

第一段階で企画案を審査、第二段階で価格入札の二段階一般競争入札で売却

出典:福岡財務支局『国有財産の一般競争入札案内書 二段階一般競争入札』(令和6年1月18日開札)【福岡市中央区大手門1丁目114 番1】

出典:福岡財務支局『国有財産の一般競争入札案内書 二段階一般競争入札』(令和6年1月18日開札)【福岡市中央区大手門1丁目114 番1】(画像提供:福岡財務支局)

 

現在、参加申込と企画提案書を受け付けており、8月31日が受付〆切だ。その後11月14日のプレゼンテーションを実施し、12月15日までに審査結果を通知する。

 

第一段階となる企画提案書の審査基準については、資力、開発実績および運営実績、開発コンセプト、開発手法、開発スケジュール、事業収支見込みを各5点、開発計画および運営計画を25点とする計55点満点で審査する。
なお、開発計画および運営計画の25点のうち、ホテルの国際的評価5点、ホテルの客室・付帯施設10点、賑わい施設など5点、オフィス5点と配点している。

 

 

そして、各審査委員の合計点の平均点数33点以上の入札参加者を審査通過者とする。その後、第二段階として2024年1月18日に価格競争での入札をした後、同年2月16日までに売買契約する予定だ。
複合施設の完成期限については明らかにされていないものの、高級ホテルの開発において、『福岡市ハイクオリティホテル建設促進制度』を適用する場合、202812月末までの完成が見込まれる。

 

 

物件情報

所在地:福岡市中央区大手門1丁目1141(住居表示:福岡市中央区大手門一丁目11)

用途地域:商業地域(建ぺい率80%/容積率400%)

土地:宅地5,133.39

建物:建築面積1,084.23㎡、延床面積4,709.93

 

 

入札スケジュール

公示日:202331日(水)
参加申込受付期間:202331日(水)~2023831日(木)
企画提案書のプレゼンテーション:20231114日(火)
価格競争入札:2024118日(木)
契約締結期限:2024216日(金

 

参照サイト

財務省 福岡財務局『現在公示中の二段階一般競争入札物件(売却)』
https://lfb.mof.go.jp/fukuoka/kanzai/nidankaibaikyaku.html

 

財務省 福岡財務局『国有財産の一般競争入札案内書二段階一般競争入札(令和6118日開札)』【福岡市中央区大手門1丁目114番1】
https://lfb.mof.go.jp/fukuoka/content/018/nidankai_nyusatuannaisyo_R50301.pdf

 

 

 

 

 

 

 

エンクレスト天神南PURE

都心の利便性と穏やかな街の空気を味わえる「エンクレスト天神南PURE」

Sponsored

20代の不動産投資の魅力

資産形成の新たな選択肢に加えたい、20代から始める不動産投資の魅力とは。

Sponsored

最近、注目を集める福岡市のマンション投資の資料請求はこちら!

次々と新たな商業施設、オフィスビルがオープンする福岡市。
福岡都心部の再開発プロジェクトである天神ビッグバン、博多コネクティッドによる変化も大きく、開発が終了して完成する物件も増えてきて、福岡市内中心部の景色は変わり始めています。

人口増加率で見ても、福岡市は東京23区を超えており、2035年まで増加が予想されています。

その福岡市内でも注目の新規マンションのパンフレットと、
不動産投資の魅力が満載のマンガ本をお届け中!

 

マンガで分かるマンション投資 ある黒田家の場合

資料送付はえんホールディングスグループの一員である株式会社えんより行われます。
えんホールディングスグループはWEBメディア「フクリパ」の運営母体です。

 

 

 

 

 

関連タグ:
#不動産
#不動産投資
#都市開発
この記事をシェア
facebook
twitter
LINE
編集者兼ライター
近藤 益弘
1966年、八女市生まれ。福大卒。地域経済誌『ふくおか経済』を経て、ビジネス情報誌『フォー・ネット』編集・発行のフォーネット社設立に参画。その後、ビジネス誌『東経ビジネス』、パブリック・アクセス誌『フォーラム福岡』の編集・制作に携わる。現在、『ふくおか人物図鑑』サイトを開設・運営する。

フクリパデザイン1

フクリパデザイン2

フクリパデザイン3

フクリパデザイン4

TOP