コテン的プロセスエコノミーとは?
「プロセスエコノミー」とは、連続起業家のけんすう(古川健介)氏と、書籍『プロセスエコノミー』の著者であるIT批評家の尾原和啓氏が提唱した考え方で、完成した製品やサービスのアウトプットだけではなく、その制作過程を公開し、そこから収益を得ることです。
プロセスを公開することで他と差別化しながらファンをつくり、結果的にその製品・サービスにもファンが集まるというマーケティング手法として昨年話題を呼びました。
この『プロセスエコノミー』の著者である尾原氏も、コテンラジオの番外編に出演され、新しい資本主義への実態の変化を感じる人たちがアクセスしたのは記憶に新しいところです。
そしてこちらが、COTEN CREWのみに公開された動画の様子はこちら。
羽田
具体的な製品やサービスがない状況でコテンが人材や資金を獲得できてきたのは、Vision・Missionや、そこに向かって進む会社のプロセスに共感してもらえたからではないか、と考えています。
僕自身も、番組内で深井が「どうすればラジオが持続可能か」と話していたのを聞き、「こうしたらどうだろうか?」と連絡をしたことがきっかけです。
そしてありがたいことに、今も多くの方々から「自分の知見を使ってもらえないか」といった声が届くんです。
これがコテンの魅力のひとつだと思っています。
サーシャ
たぶんこの解像度でコテンラジオに親和性を持ってくれている方は結構いらっしゃるのではないかと思います。
他にも多くの業務委託やプロボノのメンバーがコテンラジオをきっかけに集ってくれていますね。
コテンの事業にはコーポレートサイトに載っている人以外にも多くの方が携わっています。
その中には、外資系コンサルにいながらプロボノとしてコテンの事業に知見を惜しみなく提供している方や、「前職のほうが給料は確実によかったのでは?」と思えるような経歴の方が多々いらっしゃいます。
そう、従来の資本主義的価値観では考えられない形で、世界史データベース事業を真剣に考えている人の集まりがコテンであり、同じようにコテンの目指す世界に関わっていきたいと思っている人が、現在「COTEN CREW」になってくれています。
コテン的プロセスエコノミーを推進する、羽田さんとサーシャさん
ちなみに、このコテン的プロセスエコノミーの醍醐味として二人が口をそろえて語ってくれたのが、「共感」でした。
羽田
だからこそ、資本主義の実態を変えていくというコテンの試みに対し「共感」が生まれているのだと思うんです。
サーシャ
自分だけではできないことを、深井を切り込み隊長としたコテンという船が航海に飛び出していく。
次々とCOTEN CREWが増えて、大きな輪になっている感じがしていまして、このプロセスエコノミーの試みを通して、さらにこの輪がどんどん大きくなっていくといいなと思っています。
羽田
サーシャ