美味しいパンは、人を饒舌にさせる
あまりにも書きたいことが多すぎるので、のばし、のばし、にしていたパン屋さん。
美味しさ、攻め方、貫き方、少しユーモラスだったりシニカルだったりする意外な方向性、、、
様々なことから鑑みても、いや〜、、、これは稀有な存在だな、と。
マジメだけど面白い。そんなパンを焼かれています、SKAK STAND (シカクスタンド)さん。
基本的には月曜日〜木曜日に、曜日によって違う場所で間借り営業されてますので(金曜、土曜は城南区友丘にあるご自身の製造場所で販売なさっています)わたしの住んでるところから一番近いのはどこかしら〜?と、探してみるのも楽しいかと思います。
※ 詳しくはシカクスタンドさんのInstagramをチェックなさってください。
シカクさんとの出会いは結構前で、その時は、マジメで感じの良い青年が、マジメにコツコツパンを焼いている。頑張って欲しいな〜いつかお店出すのかな〜楽しみ!くらいに思っておりました。
その後、有難いことにご縁は重なり、筆者の店(細々と喫茶店を営んでおります)でも、そのパンを使わせていただいております。
故に、今では、ほぼ全てのパンを食べてきたかもしれない!?シカクさんのパンが一番語れるかもしれない!?故に、故に、書くこと多すぎて、なんか書くの面倒くさい!?(言い方)みたいになって、このコラムに登場するのもだ〜いぶ遅くなってしまいました(ごめんなさい)
いやはや、冗談ぽく書いていますが、語ることが多い。語るべきパンである、ということは、筆者にとって大切なword。こんなパンオタがコラムを続けてこられているのも、編集者さんや主催者さんのご協力は勿論、「パンがわたしに書かせてくれているから」です。
美味しいパンは、人を饒舌にさせる。ただただ、唸るほどに美味しい、という表現もあるけれど、筆者の場合は、「美味しいほどよく喋る」ので。それは筆者のみならず、界隈の「パンlover」さんたちも然り。そして、そのパン好き仲間たちが口を揃えて言うのが「シカク君のパンは美味い」これは知り合いだから、そう言っているのではないのです。
実際、弊店で名前を出さずにパンをお出ししても「さっきのパン美味しいね!どこの?」と聞かれますし、名前を出さずしても「これ、シカク君のじゃない?」と当てる方もいます。
常に進化&変化する「ベーグル」
そういう、美味しさと、個性とを併せ持つシカクスタンドさん。
中でも、筆者のお気に入りはベーグルです。

しつこいくらいにここで書いている「福岡で自分好みのベーグルを探したい!」的なハナシ。理想は「皮バリッ!中ムギュッ!の噛み応えのあるベーグル」なのですが、シカクさんのはまさにそれで。
と言いますか、シカクスタンドならぬ多角スタンドでもある彼は、常に進化&変化されていますので、これって前よりギュウギュウ詰まってるよね!?生地細くして捻ったよね!?とか、あえてこれはフカッとさせましたよね!?的なものも登場したりと、しっかりとした軸を据えてからの、遊び心を見せてくれます。
そういう変化を見ている時、筆者は時折ポールダンサー・シカクというwordが脳裏にチラついてしまうのです。
(シカクスタンドさんはポールダンサーではありません)
しっかりとした軸に、手をかけて、軽やかに、宙を舞うように絡まり踊るダンサーには実は強靭な筋力が必要です。笑顔の影で、ポールを持つ手と腕はプルップル震えている。でも、軸は絶対、折れない、ブレない。ベーグルにしてもサンドイッチにしても、柔軟にこちらの嗜好を汲み取ってくれつつ、シカクスタイルは崩さない。そんな、柔軟な頑固親父的(相反する、相反し過ぎるwordですが)パンが、美味くて上手い、のです。
生地の美味しさが一番印象に残る「ドーナツ」と「酒粕食パン」
そんなシカクさんのパンの中でも、特に人気だなぁ、と感じるのはドーナツと酒粕食パンです。
世に酒粕ホニャララを謳うパンは数あれど、これほど「酒粕」を強く感じられる、しかもツンとくるあの「昔の酒粕あんパン」とは、ちと違う(あれはあれで趣きありますね)発酵からくる柔らかい酒粕の甘味と風味を満喫できるパンは、なかなかございません。

そしてドーナツは、フワッフワなんだけど、ムチッと噛み締めることもできて、なんだこれ〜生地が美味い!と唸る逸品。ドーナツで、お砂糖甘さや具のアレコレではなく、生地の美味しさが一番印象に残るのは稀有なことのように思います。

そうなのです。シカクさんの、ブレない折れない軸のひとつが、「なにを作るにしても生地が主役」ということではないかな?それがたまに、オイオイ生地強すぎやろ、と突っ込みたくなる時もありますが食べ続けることでわかってくる、このシカクテイスト。段々沼ってくることマチガイナシ。
いろいろなパン屋さんに行くのも、もちろん楽しいのだけれど、こうして、同じ人の作るパンを食べ続けることも、とてもとても、楽しいです。
一度食べただけではわからない、作り手さんの想いとか、意図とか、なんならメンタルの状態まで伝わってくるようになる。日常生活になくてはならない存在の、いうならば「マイ・ブーランジェ」。そんなお店を、作り手さんを、これを読んでくださっている方々にも見つけて欲しいなぁ、この楽しさや幸せを感じて欲しいなぁ、と強く思います。
なんだか今回のコラムが、身内への手紙みたいになってしまっているように、そしてやはり、身贔屓ではないけれど、褒め過ぎ感(笑)のある内容に見えてしまうかもしれないように、家族が作ったパンを食べるような、優しい気持ちで食べる。
そんなパン屋さんと出会い、そんな感覚を感じるということ。
そういう楽しみ方も、パンにはあるのだということ。
大切な読者のみなさまにも、伝わりますように、、、!

たまごサンドも美味しいです。手前はチョコサンド
店舗情報
SKAK STAND (シカクスタンド)
営業日・販売場所:
【月~木曜日】出張営業
【金・土曜日】福岡県福岡市城南区友丘2-11-2 友泉丸一ビル4区画 [map]
※詳細はInstagramをご確認ください。
営業時間:
【月~木曜日】6:00〜11:00
【金曜日】6:00~12:00
【土曜日】10:00~14:00
※営業時間はなんと!朝の6時から!ここにも朝活が流行るであろうことを数年前から先読みしていたシカクテイストが現れていますね。
Instagram:@skakstand











