アウトドアでも熟睡したい!眠りのプロが伝授する、キャンプの寝具選びの2つのコツ

今、日本は空前のアウトドアブーム!キャンプを題材にしたテレビ番組が次々と放送され、「ソロキャンプ」や「グランピング」など新たなアウトドアの楽しみ方も誕生しています。そんなアウトドアの際に活用できる画期的なマットレスを開発したのが、オリジナル寝具を開発・販売する「株式会社ゆりかご」。今回は代表の今藤伸之介さんに、“快適な眠り”についてお話を伺いました。

キャンプの時、朝起きたら体が痛い、よく眠れない…。その理由は寝具かも!

長引くコロナ禍が追い風となり、アウトドアレジャーの人気が高まっています。“密”を回避できる屋外で、自然と共にキャンプやバーベキューを満喫すればココロもカラダもリフレッシュ♪
…となるはずですが、キャンプに行って「よく眠れず、逆に疲れた」なんていう経験のある方も多いのでは。気温や騒音などさまざまな原因が考えられますが、「地面が固い、凸凹している」という理由もそのひとつ。

今藤さん

アウトドア好きの友人から、「寝る時に体が痛くて朝起きらしんどい」なんていう話を聞くんです。せっかくキャンプに癒しを求めて来たのに、疲れるなんて本末転倒ですよね。その原因の多くはマットレスにあるようです。キャンプ用のマットレスには空気を入れて使うタイプがよく見られますが、それで寝ると安眠できないことも多いんですよ。というのも、眠りに最も大切なのは「土台」であるマットレスだから。いかに体に合ったマットレスを選ぶかが、快適な睡眠を手に入れるポイントになります。

睡眠の質を上げるための寝具選びの2つのコツとは?

アウトドア時に限らず、朝起きて体が痛い、肩が凝る…なんていう症状があれば現在お使いの寝具が体に合っていないかもしれません。では、睡眠の質を上げるためにはどんなものを選べばいいのでしょうか?

①体格や体重に合ったマットレスを選ぶ

今藤さん

横になった時、布団やマットレスにかかる体重分布は頭が約8%、肩~背中が約33%、腰~おしりが約44%、足が約15%です。つまり、体重の半分近くが腰からおしりに集中している計算になるので、体重が重い人が柔らかいマットレスに寝ると「くの字」のようにお尻が沈み、逆に軽い人が固いマットレスに寝るとお尻が突き上がる姿勢になってしまいます。
理想の寝姿は、横になった時にも自然に真っ直ぐ立っている時のように背骨がなだらかな湾曲を描いている状態です。この姿勢で寝ることが安眠の基本になりますので、一人ひとりの体格や体重に合った固さのマットレスを選ぶことが重要になります。マットレスに横になってみて写真を撮ると、真っ直ぐ立った姿勢になっているかどうかが分かるので、一度試してみてはいかがでしょう。

②自分のクロノタイプ(夜型朝型)を知る

今藤さん

安眠にはクロノタイプも関係していることはご存知でしょうか。人はそれぞれ、朝型・夜型といった体内時計の長さ(周期)が決まっていて、その個人差のことをクロノタイプといいます。このタイプには、①眠りが深く太陽の動きと共に体内時計が動く「クマ」、②早起きして午前中に活発になる「ライオン」、③夜更かしが得意な夜型の「オオカミ」、④ショートスリーパータイプの「イルカ」という4つに分類されています。それぞれのタイプに適した睡眠を取ることで日々のパフォーマンスを最大限に発揮できるので、調べてみて自分のライフスタイルを見直すのも良いかもしれません。診断はインターネットで簡単にできますよ。

アウドドアの悩みを解決する専用のマットレスを開発

体にフィットするマットレスを見つけても、テントや車内で使うにはスペースが限られている上、泥や雨で汚れてしまうこともあります。今藤さんの元にも、キャンパーからさまざまな要望や意見が寄せられるようになったといいます。

今藤さん

当社の商品でごろ寝用のコンパクトなマットレスを販売しているのですが、キャンパーの方から「車中泊やキャンプで活用しています」という声をいただきました。コンパクトなマットレスにはアウトドア需要がある一方で、「もっと持ち運びが便利になるようにしてほしい」「中まで濡れたり汚れたりするので困る」といった要望や意見も寄せられたんです。そこで寝心地も良くて持ち運びにも便利、さらに水や汚れに強いアウトドア用のマットレスを開発することにしました。

今藤さんがアウトドア用として開発し、2021年の夏に販売したのが多機能ソファーベッド「Denim Mofa(デニムモーファ)」です。自然の中で極上の寝心地を体感できる上に、キャンプの悩みを解消してくれるさまざまな機能が施されたこれまでにないマットレスが誕生しました。


壁に立てかければ1人用のソファーに

今藤さん

私たちは“布団屋”として、「毎日の眠りを楽しみにする」という考えのもとで身長や体重に合せて選べる3D立体構造のマットレス「HINOKI−ヒノキ」や体をサポートする抱き枕「FUARIーフアリ」などのオリジナル寝具を製造販売しています。この度、アウトドアで質の高い眠りを得られるようにと「Denim Mofa」を開発しました。
最も重視したのは寝心地です。中には上質なマットレスと同様の製造方法で作った高反発ウレタン素材を採用しました。上層部だけが凹凸状になり、独立した一つひとつのブロックが体のラインに合せて沈み込むことで高い耐圧分散性を実現し、個々の体型に心地よくフィットします。7cmもの厚みを設けているので、キャンプサイトの凸凹した不安定な地面を感じることなく眠れる仕様になっています。

表面の素材にはマットレスには珍しいデニムを使用。その理由とは

寝心地に加えて、今藤さんがもうひとつこだわったのが表面の生地。マットレスとしては珍しいオシャレなデニム生地を採用し、使い心地と実用性も追究したといいます。


(左)株式会社ゆりかご代表 今藤伸之介氏、(右)株式会社BLITS WORKS代表・ローリー青野氏

今藤さん

ユーザーの声にもあったように、アウトドアでは汚れや水濡れによって快適な眠りが損なわれることもあります。そこで、表面の生地に耐久性の強いデニムを使うことを考えました。水分や油を弾いて中に浸透しにくくするため、生地には撥水加工や撥油加工といった特殊加工を施す必要がありましたが、なかなかその条件を叶えてくれる業者が見つからず…。
そんな中、製造を受けてくれたのがデニム業界大手の「SAAB(サーブ)」です。通常は衣類以外の製造は行っていないのですが、度重なる製造テストに協力していただき、1年以上かけて製品化が実現しました。

アウトドアだけなんてもったいない!毎日使える機能性をプラス

寝心地と使い心地、さらいデザインも追究した素晴らしいマットレスを持っていても、使うのは年に数回あるかないか…ではもったいないですよね。そこで今藤さんは「Denim Mofa」に幅広いシーンで活用できる“多機能”の要素を加えました。

今藤さん

折り畳むことができ、専用バッグに入れて簡単に持ち運ぶことができるようにしました。広げればあっという間に横になれるベッドが完成し、壁に立てかければ1人用のソファー、三つ折りにすれば極厚の座布団として使うこともできるんですよ
毎日の睡眠用のマットレスとしてはもちろん、お昼寝マットやソファー、来客用のマットとして利用できることも「Denim Mofa」の特徴です。
今後もマットレスや枕など、毎日の生活に役立つ寝具を開発していく予定です。当社の製品はインターネット販売になりますが、博多駅前にあるショールームで寝心地を体感することもできますので、お近くの方はぜひ気軽に足を運んでくださいね。

リフレッシュ目的で楽しむアウトドアだからこそ、眠りの質にもこだわりたいもの。キャンプ用の寝具を選ぶ際には、“自分の体に合うかどうか”を考えて選んでみてはいかがでしょうか。「Denim Mofa」のように、寝心地の良さはもちろん汚れに強く多機能に使えるマットレスがあれば、「不快でくつろげずに疲れた」なんていう問題とはサヨナラできるはず。
「Denim Mofa(デニムモーファ)」はこちらから購入可能

Yurikagoショールーム

住所:福岡県岡市博多区博多駅前3‐12‐14
電話番号092‐710‐4487
営業時間:10時~19時 
定休日:水曜、日曜
2階ショールームでゆっくり商品をお試しいただけます。自分に合う枕やマットレスのご相談なども可能。

株式会社ゆりかご
https://yrkg.jp/

★合わせて読みたい
防災やキャンプに使える炊飯袋「Cooking Bag」など。料理好き男性にオススメのアウトドアブランド「ブライタス」はこうして生まれた!

https://fukuoka-leapup.jp/biz/202103.222
“不便なものはビジネスになる”と起業。 女性視点で開発・提案する「キャンプ女子」

https://fukuoka-leapup.jp/biz/202007.92

マンガでわかる不動産投資

マンガで分かるマンション投資!老後の対策は自分でしないといけない時代に。 不動産投資を1から学べるマンガ資料をプレゼント!

Sponsored

成長都市福岡

投資を始めるなら、成長が止まらない街「福岡市」。投資初心者”必見”のマンガ&基礎満載テキストプレゼントはこちら

Sponsored

関連タグ:
#クラウドファンディング
#ビジネス
#新事業
#社長
#福岡発ブランド
#起業家
この記事をシェア
facebook
twitter
LINE
ライター
山本佳世
福岡県福岡市出身・福岡市在住。地元の大学を卒業後、ペット雑誌「犬吉猫吉」や旅行情報誌「九州じゃらん」の編集に携わり、フリーライターとして独立。ペット雑誌の経験を活かし、ペット関連の取材や執筆をする“(自称)ペットライター”としても活動。趣味はネコグッズ集め、ライブ鑑賞、プロ野球観戦。現在メダカの飼育に奮闘中。

フクリパデザイン1

フクリパデザイン2

フクリパデザイン3

フクリパデザイン4

TOP