1バス停単位で福岡を切り取る「バス停から愛」

あなたはどの経路を選ぶ?「城戸」【福岡県糟屋郡】

一見なんてことないバス停とそのまわりも、視点を変えれば観光資源。そんな思いで福岡のバス停を取り上げ、ご紹介する本企画。連載138回目は、福岡県糟屋郡にある「城戸(きど)」バス停をご紹介します。

今回の舞台は糟屋郡篠栗町

 

ここは国道201号線です。山あいのバス停に、天神ゆきのバスが佇んでいます。

 

 

バス停の名前は「城戸(きど)」です。

 

 

バス停の後ろには、食事処があります。

 

 

吉田屋さん、という名前のようです。

 

 

すぐ横に、篠栗四国霊場の総本寺である南蔵院への参道があり、

 

 

この信号の名前も、城戸です。こちらはローマ字が併記されているので、読み方を迷わずに済みます。

 

 

篠栗から長者原を経由して、旧国道201号線に沿う形で、天神まで。周辺が薄暗い中で撮影しているため、バス停訪問の妖怪が写り込んでおります。

 

 

天神までは750円、かなりの長距離です。

 

 

福岡の都心部から南蔵院への参詣にも使えそうな経路なのですが、ここを走るバスは平日朝の1本だけで、城戸から天神に向かう片道しかなく、バスで戻るのは不可能です。

 

 

この景色、1日に1回しか見られないと知ったら、ありがたみが増してきませんか?

 

 

 

バス停を離れて周辺を散策

 

城戸バス停近くの脇道を下ると、橋があり、

 

 

鉄琴の要領でリズムよく叩くと、

 

 

曲になります。

 

 

メロディーブリッジと呼ぶのだそうです。

 

 

打楽器を叩くための、この棒状のもの、マレットという名前なのですね、新しい学びです。

 

 

橋を渡った先が、電車の駅で、

 

 

バス停よりも離れた位置にありますが、「城戸南蔵院前」と、南蔵院最寄りである主張が強いです。

 

 

城戸が片隅に追いやられがち。

 

 

立派な駅舎を備えており、

 

 

安定して毎時3往復が担保されているのを見ると、参詣客輸送にバスが入り込む余地はないのかなあ、と感じます。

 

 

この連載、本文を綴るのは当然ながら筆者の担当なのですが、下の「基本情報」は編集さんがまとめてくださってます。「天神からの行き方例」は、努めてバス利用の経路が掲載されるのですが、意外に当方では思いつかない選択も多く、校正の際に読むのが楽しいです。そのため当方としては、定期的にこういう「到達難易度の高いバス停」を書きたくなります。

 

いや普通に博多駅へ移動して電車に乗れ、という話なんですけどね。そのうち「天神から徒歩約4時間」的な、投げやり情報が載る回が生まれるかもしれません。

 

 

>>過去例:オタクの朝は早い。「麦野三丁目(むぎのさんちょうめ)」バス停へ急げ

 

 

 

今回の到達経路を考えると、城戸発が7:42のため、城戸南蔵院前駅から城戸バス停まで徒歩10分を見込むとして、博多6:56→城戸南蔵院前7:24202512月現在)で到達可能なので、さて天神博多をどう移動するか選ぶわけですが、バスには呉服町経由「3」、渡辺通り一丁目経由「5」、春吉経由「8」「68」などの選択肢があり、地下鉄210円に対してバスは150円と価格面での優位性もあって、しかし可能な限りバスを利用する観点ならば、そもそも天神から博多駅に向かうのではなく、県庁経由の「1」で吉塚駅前に行き、吉塚駅でJRと接続するのがbetterではなかろうかという考えも生まれるわけで(ヲタク特有の早口以下略)

 

 

皆さまそれぞれに、幸せな行き方が見つかりますように。

 

 

 

基本情報

バス停名:城戸(きど)

・住所:〒811-2405 福岡県糟屋郡篠栗町篠栗 [map]

・天神からの行き方例:

【STEP1】「西鉄天神高速バスターミナル」から、特急 新飯塚駅ゆきに乗車し、「篠栗北」バス停で下車。約32分、580円。

【STEP2】「篠栗北」バス停から徒歩約15分でJR「篠栗駅」へ。

【STEP3】JR 福北ゆたか線 快速に乗車し、「城戸南蔵院前駅」で下車。約5分、240円。

【STEP4】「城戸南蔵院前駅」から徒歩約3分で「城戸」バス停へ。

 

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バス路線探検家
沖浜貴彦
1972年生まれ・福岡在住。路線図に描かれた終点を想い、途中の狭い区間を苦心して走るバスに愛を注ぐ変態。ブログ「ほぼ西鉄バスの旅」を2008年に開設、日々愛を持ってバスを追いかけ続ける。毎月第二金曜・第四土曜日はバス趣味の現況を共有するサロン「バス路線探検家の会」を運営。

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