1バス停単位で福岡を切り取る「バス停から愛」

連載300回目まで待てなかった「三百」【福岡県大川市】

一見なんてことないバス停とそのまわりも、視点を変えれば観光資源。そんな思いで福岡のバス停を取り上げ、ご紹介する本企画。連載103回目は、福岡県大川市にある「三百(さんびゃく)」バス停をご紹介します。

今回の主役は「三百」バス停

連載100回目という節目には、すこし特別なことをやりたくて、百のつくバス停を取り上げました。

 

祝!連載100回目はやはりここ「百道」【福岡市早良区】

 

 

 

そんな100回記念の企画を考えるなかで、「そういえば三倍の数なら大川市にあるな」と思いついたのがこちらです。

 

この三百というバス停も、長く連載を続けていくつもりならば、300回目に確保しておくのが賢明なのかもしれません。しかし思いついたものを後回しにして、200回近くも他の話題を採用するほどの我慢も才能も、あいにく持ち合わせてはいないのです。思い立ったら吉日、と言いますし。

 

 

ということで、本当に連載が300回続いたら、「なぜあのタイミングで先走ったのか」と後悔する公算が高いのですが、今回は大川市の三百です。地名は本木室(ほんぎむろ)

 

 

今回は連載として103回目なので、日本の伝統的な文化として、右から左に読めば百三だと言い張ることも可能では、と目論んでおりましたが、

 

 

世の中には読み方を補完するものとして、送り仮名やローマ字というものが存するのでしたorz

 

 

そもそもこれを百三と読ませるのであれば、下の「面方川大」とは何であるのかも考えねばなりません。しかし気の利いたアイデアが出てこないので、話題を次に進めます。

 

 

 

片側に1本だけのバス停

 

近くに遺跡の看板がありますが、こちらの名前も三百ではなく、バス停名の由来は探せませんでした。

 

 

隣接バス停の案内は縦書きです。タテでもヨコでも並べられる文字って、自由度が高いですね。

 

 

バス停が片側にしか立っていないので、両方向の時刻表が併記されていて、読むのに技術を必要とします。各方向だいたい毎時1本ずつです。

 

 

両方向のバス通過時刻が近接しているので、バスのすれ違い風景が見られるのでは!と期待して待ったところ、

 

 

はるか遠くでのスライドが撮れることは撮れたのですが、ズームをめいっぱいにして手持ちで狙っているため、なんかブレてるしボケてます。

 

しかしながら、次に起こるかどうかも分からない1時間後のチャンスを、茫漠として待つほど心の余裕がなく、現地を離れてしまいました。当方より情熱のあるかたが、現地で挑戦してくださることを期待して。三百を終わります。

 

 

 

基本情報

バス停名:三百(さんびゃく)

・住所:〒831-0015 福岡県大川市本木室 [map]

・天神からの行き方例:

【STEP1】「西鉄福岡(天神)」駅から西鉄天神大牟田線に乗車し、「八丁牟田」駅で下車。約57分、810円。

【STEP2】改札を出て目の前の「八丁牟田」バス停から、普通8番 大野島農協前ゆきに乗車。約8分、260円。

 

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バス路線探検家
沖浜貴彦
1972年生まれ・福岡在住。路線図に描かれた終点を想い、途中の狭い区間を苦心して走るバスに愛を注ぐ変態。ブログ「ほぼ西鉄バスの旅」を2008年に開設、日々愛を持ってバスを追いかけ続ける。毎月第二金曜・第四土曜日はバス趣味の現況を共有するサロン「バス路線探検家の会」を運営。

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