1バス停単位で福岡を切り取る「バス停から愛」

大混乱「福浜」のバス路線解説【福岡市中央区】

一見なんてことないバス停とそのまわりも、視点を変えれば観光資源。そんな思いで福岡のバス停を取り上げ、ご紹介する本企画。連載152回目は、福岡市中央区にある「福浜」バス停をご紹介します。

 

<編集部より>
前回の「すの子」バス停に引き続き、
この記事は非マニアを混乱させる可能性大です。どうぞ楽しみながらお読みください!

 

前回はこちら>>バスの系統番号について考察する「すの子」【福岡市中央区】

 

「68-1」の変化

 

前々回の竹下、前回のすの子と、行先番号の難しさに辟易しながら、福浜の話を始めます。

 

 

すの子からの郊外向けは2系統が分岐しますが、どちらも終点は福浜です、と前回申し上げました。

 

・「給油センター」バス停を経由する 68番

・「福大若葉高校前」バス停を経由する 68-1番

 

の2つです。

 

 

ですので、福浜を出発したバスも、必ずすの子を通ります。

ということは、前回掲載した「すの子」バス停の時刻表と、

始発「福浜」の時刻表では、同じ番号が並んでいそうですが、まあそうならないから記事対象にしているというところもありまして、よく比べてみると、福浜の時刻表には、すの子の天神方面にはない「68-1」があります。

 

「すの子」都心方面の時刻表

 

 

「福浜」都心方面の時刻表

 

 

 

 

正確に言うと、福浜を「68-1」で出発するバスが、すの子では「68」に変身しているのです。

 

「68」と「68-1」の違い、すなわちアイデンティティである経由地「福大若葉高校前」をすでに通過し、

 

 

すの子より先は博多駅まで「68」と全く同じ経路なので、すの子では番号も統合されています。

 

再掲。「68-1」は、福大若葉高校前と荒戸二丁目を通過後に番号が「68」に変わっている。

 

 

 

3月のダイヤ改正でさらに難易度がUP

3月改正まで、福浜発天神方面は、「61」と「68」しかなかったことを、前回述べました。

 

「61」と「68」の違いは、

・福浜→すの子は、「福大若葉高校前」経由か/「給油センター」経由か

 

・天神より先が、渡辺通りを南下して日赤のほうに行くか/国体道路に左折して博多駅に行くか

 

上記2点だったのですが、どちらも前者が「61」、後者が「68」と完全に区別されていたので、番号がふたつあれば足りました。

 

 

「すの子」バス停改正前 ※前回記事より再掲

 

そして3月改正で、博多~竹下~ららぽーとの「46L」/博多~竹下~井尻方面の「46」と、この福浜~博多の「68」を合体させて、福浜界隈から竹下付近を直通できるようにしよう!という試みが行われたわけです。長浜や港から乗り換えなしでららぽーとに行けますから、路線としては便利になりました。

 

 

が、ここにややこしさがいくつか。

 

まず、竹下~博多~福浜を直通するバスは「46」と「68」の合体形になるかと思いきや、全て「福大若葉高校前」経由を選択したのです。どういう意図なのかは分かりません。これまで福大若葉高校前を経由して天神方面に行くのは「61」だったので、全て渡辺通りを南下して日赤通りに向かっており、博多駅に行くものはありませんでした。このため、福浜~福大若葉~天神~博多の新系統に、新しい番号が必要となります。福浜で「68」を名乗っていると、給油センター経由だと誤解されそうですから。

 

 

そこで選ばれたのが「46」「46L」「68-1」でした(笑)。

 

ご面倒ですが、竹下の記事を思い出してください。

 

 

竹下では、福浜ゆきが「46」を名乗っていました。番号が「68-1」に変わるのは、博多駅到着時点です。

ならば逆の福浜発も、福浜ではまず「68-1」を名乗り、すの子で「68」になったあと、博多駅から「46」なり「46L」なりに変身してもよさそうですが、

 

 

 

博多から竹下方面に直通する系統は、なぜか福浜始発時点ですでに「46」/「46L」なのです。

 

 

ところが、「福大若葉高校前」経由なのに竹下方面に直通せず、博多駅を終点とするバスも誕生しました。これが最初に載せた

 

 

「68-1」です(苦笑)。

 

 

「46」「46L」「68-1」、福浜から博多駅まで、全く同じ経路を通るのに、始発地で番号が違います。さらには前述のとおり、「68-1」は途中で「68」と統合されます。

 

どうにかなりませんかね。

 

 

 

乗ってきたバスで帰れない悲劇

しかも「68-1」は、反対方向の天神→福浜では、若久付近→天神の番号としても機能していますので、

 

 

博多駅から遠く離れた、南区のがんセンター時刻表にも、

 

 

同じ福浜ゆきとして、「68-1」が存在しています。

 

 

すると、

・南のほう、若久界隈の図④エリアで福浜方面に行きたい場合、乗れるのは「68-1」のみ

そしてすの子よりも福浜寄りの、図①エリアで降車した場合、天神方面に向かう「68-1」という番号が存在するのに、④エリアに戻れるものは1本もない

 

・南のほう、若久界隈の図④エリアで福浜方面に行きたい場合、乗れるのは「68-1」のみ

すの子より手前の②エリアで降車した場合、帰りの天神方面にはそもそも「68-1」が来ない。しかし間違って「68-1」に乗ってしまうことがない分、Aのケースより幸せかもしれない

 

・博多~天神の③エリアから「68-1」で福浜方面①②に来た場合、①は戻りの「68-1」が極端に少なく、②は存在しない。実は「68」「68-1」のほか「46」「46L」にも乗れるが、「61」には乗れない

 

 

これが、前回すの子の最後に載せました、《「68‐1」で福浜に来たひとは、その乗車バス停によって、帰りに乗れる系統が違うという悲劇が起こっています。》の概要です。さらに細分化したケーススタディは、読者の皆さまに委ねます。

 

 

なんとかなりませんかね(2回め)

 

 

この路線図と、

 

 

この時刻表で、いったいどれだけの人が、この難解な系統を把握できるのやら。

 

それはさておき。

 

 

天神や博多のみならず、がんセンターや那珂川営業所まで直通できて、ダイヤ改正後は竹下やららぽーとまでも行けるようになり、

 

 

団地に囲まれた、趣深い転回場と、

 

屋根つきの待合所を備え、

 

 

始発地から、いきなり2系統に分岐する福浜に、ぜひいちど足をお運びいただきたいです

 

 

乗客が路線を区別する際の助けになるはずの番号「68-1」が、却って足を引っ張ってる気はしますけれど、

 

 

終点地に「福浜」と書いてあるバスに乗れば、必ずたどり着けますので。

 

 

 

基本情報

バス停名:福浜(ふくはま)

・住所:〒810-0066 福岡県福岡市中央区福浜2丁目4 [map]

・天神からの行き方例:

「天神北(3:フタタ前)(那の津方面)」バス停から 68-1 福浜行きに乗車し、「福浜」バス停で下車。約18分、260円。

 

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バス路線探検家
沖浜貴彦
1972年生まれ・福岡在住。路線図に描かれた終点を想い、途中の狭い区間を苦心して走るバスに愛を注ぐ変態。ブログ「ほぼ西鉄バスの旅」を2008年に開設、日々愛を持ってバスを追いかけ続ける。毎月第二金曜・第四土曜日はバス趣味の現況を共有するサロン「バス路線探検家の会」を運営。

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