1バス停単位で福岡を切り取る「バス停から愛」

祝!連載100回目はやはりここ「百道」【福岡市早良区】

一見なんてことないバス停とそのまわりも、視点を変えれば観光資源。そんな思いで福岡のバス停を取り上げ、ご紹介する本企画。記念すべき連載100回目は、福岡市早良区にある「百道(ももち)」バス停をご紹介します。

One Hundred Roads Momochi「百道」

 

おかげさまでこの連載も100回目を迎えました。ありがとうございます。100にちなんで、百から始まる名前のバス停、百道です。

 

前回の記事も、連載回数が99なので、百から一を引いて白浜でした。

 

福岡市内に、「白」から始まるバス停はひとつしかなく(※白が含まれるバス停は、他にも「和白」などいくつかあります)、すんなりと白浜にできたのですが、百から始まるものは、百道のほかにもうひとつあります。どちらを選ぶか考えて、「百の道という名前から、100本の記事を想起してもらえないかなあ」ということで、選ばれたのは百道です。

 

 

100回を記念して、いつもと違うことをやりたくなり、見出しを英語にしてみましたが、roadが可算名詞か不可算名詞か不安になって検索しました。慣れないことをしてはいけないという教訓だと思われます。

 

 

百道バス停の場所は、地下鉄の駅もある藤崎のお隣。

 

 

福岡タワー方面を経由して、天神や博多に向かう都心向けバス停は、

 

 

意外と、天神には行きにくいのです。「306博多駅」は西公園ランプから呉服町ランプに直行するため天神を通らず、「W1大橋駅」だけが天神を経由します。天神に行きたいなら、ちょっと歩いて隣の藤崎から、明治通りを直行する「2天神」でも、地下鉄でも行けるでしょ、という想定なのでしょうか。

 

 

 

バスマニアの視点で見る、バス路線と周辺スポット

 

バス停の位置は、小学校の真ん前で、

 

 

信号の名前も百道小学校前、

 

 

百道小学校の校門の、

 

 

そばにはバスを待つ人のためのベンチも設らえてあり、

 

 

周辺が全体的に、百道小学校の圧が強い(笑)のですが、バス停は小学校前を名乗ることなく、百道です。

 

 

まあでも、藤崎側に行くバス停は、ちょっと小学校から離れていて、

 

 

こちらは保健所の前だもんな、小学校前と名乗らない理由はこっちもあるからかな、と撮影しに行ったら、

 

 

保健所ではなくなっていました。筆者が時代に乗り遅れています。

 

 

バス停の表示についても、「11」の博多駅や中央ふ頭は、全てが藤崎始発になったため、

 

 

「ここ百道は経由しなくなった」という点には気づくことができましたが、

 

 

「壱岐丘中学校が終点になる系統って、まだあったっけ」と思って時刻表を確認したら、4本もあったり、

 

 

平日1本だけ存続している「2-9賀茂駅」が行灯に記載されていないことに気づけなかったり、バス停マニアを究めるのは、なかなか険しい道のりなのです。

 

 

近くにある団地や、給水タンク?にも興味を示したりして、バス停に集中することすらもできない当方なのですが、なにとぞ今後ともごひいきに。(と、こっそり団地の写真にも「100」を入れておきます)

 

 

 

基本情報

バス停名:百道(ももち)

・住所:〒814-0006 福岡県福岡市早良区百道3丁目1 [map]

・博多からの行き方例:

「博多バスターミナル1F(6のりば)」から、306 都市高 藤崎ゆきに乗車。約30分、330円。

 

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バス路線探検家
沖浜貴彦
1972年生まれ・福岡在住。路線図に描かれた終点を想い、途中の狭い区間を苦心して走るバスに愛を注ぐ変態。ブログ「ほぼ西鉄バスの旅」を2008年に開設、日々愛を持ってバスを追いかけ続ける。毎月第二金曜・第四土曜日はバス趣味の現況を共有するサロン「バス路線探検家の会」を運営。

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