今回の舞台は福岡市南区
今回話題にするバス停は、福岡市南区の端のほうにある、「折立」です。
都心方面のバス停に表示される行先は、42西鉄大橋駅のみ。天神や博多には直通便がない場所です。
表示してあるとおり、大橋駅前ゆきしかありません。運行本数は朝夕に手厚い設定で、通勤通学路線なのだろうと推測できます。
狭い道の話をするつもりなのですが、折立バス停の前の道路は片側三車線で、福岡市内の中でもかなり高規格な県道31号線です。
ちょうど西鉄大橋駅ゆきがやって来ました。
疑問の答えは「狭い道」にあり
道を挟んで、ほぼ正面の場所にあるのが、
郊外向けの折立バス停です。
郊外方向の42番は行先が多彩なため、見落としてしまいがちなのですが、こちらのバス停だけは、46番も発着することが記載されています。
路線図にある雑餉隈営業所ゆきはかつての名残で、現在は井尻六ツ角ゆきが3本と、福岡女学院ゆきが1本しかありませんが、ではこの46番の戻り都心向けは、なぜ向かい側の折立バス停に停車しないのでしょう?
という疑問の答えは、折立バス停の右側、セブンイレブンの脇にあります。
バス停周辺の道路を図で表すとこのような感じ。
46番は珍しく、路線途中に一方通行区間を持っており、都心向けは県道31号線を折立の交差点から右折し、ここに進入します。
そして福岡市内でも指折りの狭隘区間が出来上がります。
「狭い道の究極形」などと謳ってしまったため、今後この連載で狭い道に言及するのは難しくなりそうですね。
さてどうなりますやら。
基本情報
バス停名:折立(おりたて)
・住所:〒811-1303 福岡県福岡市南区折立町10[map]
・博多からの行き方:
「博多駅前C」から、普通46番 竹下・折立経由 井尻六ツ角ゆき に乗車。約29分、330円。