1バス停単位で福岡を切り取る「バス停から愛」

狭き道を行く希少な路線を体験。「五十川(ごじっかわ)」バス停

一見なんてことないバス停とそのまわりも、視点を変えれば観光資源。そんな思いで福岡市のバス停を取り上げ、ご紹介する本企画。連載51回目は、福岡市南区にある「五十川(ごじっかわ)」バス停をご紹介します。

 

南区の五十川(ごじっかわ)です。「十」には(じゅう)という読み方はあるものの、(じゅっ)はないそうで、十本とか十巻とかいう単語も、正式には(じっぽん)だったり(じっかん)だったりします。

 

と書いておけば、「ごじっかわ」も忘れませんかね。五十川の記事ですが、今回の連載は五十一回目です。

 

 

鉄板にはすべて博多埠頭まで行くような体裁で書かれていますが、現在のダイヤは日中の大多数が博多駅までです。

 

 

今では少なくなった、歩道のない狭いバス通りです。

 

 

道路幅に対応する形で、福岡市内を走るバスの中ではちょっと小さめの「中型」と呼ばれるサイズの車両が主に走ります。

 

 

バスをお見送り。

 

 

バス停が通行の邪魔にならないよう、道路に平行に設置されています。そのため、見えづらくなるという副作用も起こっていて、案内板の縁が黄色く塗られているのは注意喚起のためでしょう。

 

 

 

郊外方面は丸い鉄板が使われています。福岡市内では珍しい仕様です。

 

 

隣で路線が分岐するので、右側にはふたつのバス停が記載されます。

 

 

昭和時代からの伝統ある路線は、井尻一丁目のほうへ進んでいましたが、新しく広い道ができて、路線がふたつに分かれました。番号は「46」と「46-1」で区分されています。

 

 

従来からの路線が46で新しいほうが46-1なのは、路線の歴史に対する敬意でしょうが、本数はすでに大きな開きが出ています。

 

 

五十川の先、井尻駅入口バス停のそばでは、西鉄電車の踏切を渡ります。

 

 

マニア視点では、踏切を越えてくれるのも素敵な区間なのですが。

 

 

 

希少となったこの「46」路線、狙って乗ってください。

 

 

 

基本情報

バス停名:五十川(ごじっかわ)

・住所:〒815-0001 福岡県福岡市南区五十川2丁目36[map]

・博多からの行き方一例:

博多駅前C (竹下、渡辺通一・日赤)」から普通46-1番 博多駅・竹下・宮竹経由 西鉄井尻駅ゆき に乗車。約19分、240円

 

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バス路線探検家
沖浜貴彦
1972年生まれ・福岡在住。路線図に描かれた終点を想い、途中の狭い区間を苦心して走るバスに愛を注ぐ変態。ブログ「ほぼ西鉄バスの旅」を2008年に開設、日々愛を持ってバスを追いかけ続ける。毎月第二金曜・第四土曜日はバス趣味の現況を共有するサロン「バス路線探検家の会」を運営。

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