1バス停単位で福岡を切り取る「バス停から愛」

バス停が1つ増えた「福岡西陵高校前」【福岡市西区】

一見なんてことないバス停とそのまわりも、視点を変えれば観光資源。そんな思いで福岡のバス停を取り上げ、ご紹介する本企画。連載161回目は、福岡市西区にある「福岡西陵高校前」バス停をご紹介します。

運行形態が変わる「福岡西陵高校前」

 

今回は、福岡市西区の、福岡西陵高校にお邪魔しています。

 

 

撮影は6月の下旬でした。74日からバス停の運用方向が変わるということで、改正前記録のための訪問です。

 

上図の赤色●の場所に、バス停が新設されたのです。

 

 

改正前のため、黒ビニールが被せられていました。

 

 

3本のバス停が写る場所からの眺めをどうぞ。

 

新しく立ったバス停からみると、西陵高校は道路の反対側にあります。降りた生徒さんが横断しなくていいようにという配慮だったのでしょうか、この写真の右側から来るバスは、全て右折してロータリー内に進入し、

 

 

こちらのバス停に停車していました。

 

 

そのため、西陵高校前に停車する前と後と、道路を跨ぐ右折が二度必要でした。

 

 

新しいバス停は、この右折を回避し、まっすぐ進行できるようにする改正です。

 

 

天神、姪浜駅南口方面と書かれたバス停からは、

 

 

204は野方方面に進んで、そのまま天神に向かい、

206は野方と反対側、三陽高校方向に進むのに、こちらも天神に向かいまして、

さらには206の野方終点系統は、204の天神方面と同じ向きに進むのに、天神には行けません

 

 

204の本数が少ないので、基本的に「天神に直行したければ206」で混乱はなかったのかもしれませんが、ひとつのバス停で全方面に対応していたのは、なかなか乱暴な運用だったように感じます。

 

 

では真ん中にあるバス停は、これまで何が停車していたかというと、

 

 

鉄板には、三陽高校前「方面」と記されていますが、

 

 

純粋に、次の「三陽高校前」が終点の系統だけが停車し、

 

 

朝の僅かな時間帯だけ使われていました。これを簡素化し、

 

 

屋根つきのバス停は、「福岡西陵高校前」を終点とする通学系統のみの降車場になります。

 

 

バス停は行灯型ですし、いちばん立派な設えなので、ちょっともったいない気もします。

 

改正前の運用の図

 

 

改正で、よりシンプルな運用に

 

今まで「三陽高校前」終点のバスだけが停車していたバス停には、

 

 

206の天神方面が追加されます。

 

 

新設されたほうは、野方止めの206と、ほんのちょっとだけの204天神方面

 

 

ロータリーを使ったややこしい転回がなくなり、両方向とも道路に向かって右から来たバスが左に駆けてゆくという、素直な運用です。

 

改正後の運用の図

 

 

直進する206天神方面は、これまで通りロータリー内発着でもよかったのでは?と思いながら、

 

 

改正後は見られなくなった光景を惜しみます。

 

 

降車場になった付近は、どこかのタイミングでバス停が撤去されて、何か別の用途に転用されるのかもしれません。諸行無常でございます。

 

 

 

基本情報

バス停名:福岡西陵高校前(ふくおかせいりょうこうこうまえ)

・住所:〒819-0041 福岡県福岡市西区拾六町

・天神からの行き方例:

「天神警固神社・三越前 (六本松方面)」バス停から、206番 西陵高・野方行きに乗車。約44分、550円。

 

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バス路線探検家
沖浜貴彦
1972年生まれ・福岡在住。路線図に描かれた終点を想い、途中の狭い区間を苦心して走るバスに愛を注ぐ変態。ブログ「ほぼ西鉄バスの旅」を2008年に開設、日々愛を持ってバスを追いかけ続ける。毎月第二金曜・第四土曜日はバス趣味の現況を共有するサロン「バス路線探検家の会」を運営。

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