1バス停単位で福岡を切り取る「バス停から愛」

取材のために2日間通ったバス停について。「自由ヶ丘南二丁目」【福岡県宗像市】

一見なんてことないバス停とそのまわりも、視点を変えれば観光資源。そんな思いで福岡のバス停を取り上げ、ご紹介する本企画。連載94回目は、福岡県宗像市自由ヶ丘南にある「自由ヶ丘南二丁目(じゆうがおかみなみにちょうめ)」バス停をご紹介します。

今回の主役は「自由ヶ丘南二丁目」バス停

 

宗像市にある住宅街のバス停、自由ヶ丘南二丁目です。

 

 

平日の赤間駅南口ゆきは、こんな本数です。1時間に3本走る時間帯もあります。

 

 

土日祝日は、平日より本数が減りますが、まあ1時間に1本あれば、予定を調整しながら使える範囲内だと思われます。

 

と、ここまで載せた時点ですでに、マニア的に語りたい件がいろいろ出ていますが、さて何から話題にしましょうか。

 

とりあえず、土日祝日の時刻表最終便にのみ存在する、自由ヶ丘南西通ゆきから。

 

こちら、「じゆうがおか・なんせいどおり」ではなく、「じゆうがおかみなみ・にしどおり」と読むのは、以前の連載でお伝えしたことがあります。

 

詳しくはこちら>>「〇丁目」の数字はここが最大かも「自由ヶ丘十一丁目」【福岡県宗像市】

 

 

この時に言及したとおり、ここの路線は赤間駅南口を出発したバスが郊外部で循環して駅に戻る方式で、循環部分は右回り一方向の設定です。その形状から個人的に「投げ縄式」と呼んでいます。

 

 

 

南西通りを経由したバスは、日中ならば駅までの連続運行です。しかし夜はもう街に向かう需要もないと考えられるため、早く営業所へ戻ろうと、系統を途中で打ち切って回送となります

 

 

 

平日の朝1本のみ現れる高速型仕様のバス

 

次に語るべきはこちら。平日時刻表に戻って、1本だけ別枠に書かれる赤間駅南口の話です。

 

赤間駅南口からの循環線は、時刻表内にも書かれているように、「西鉄バス宗像」という西鉄グループの子会社が運行を担当しています。ところが権利関係の管理都合で、朝の6時45分発だけは、西鉄バス本体の運行という体裁になっています。

 

 

普段のバスは、こういうスマートループと呼ばれる色と赤がありますが、どちらにせよ路線型の車両が来るのに対して、

 

 

朝の1本だけは、天神方面への急行バスに使われている仕様のバスが来ます。

 

 

朝焼けの住宅街に佇む高速型の車両は、なかなかのインパクトがあるため、早起きをして眺めにいく価値があります、と言い切れればマニア認定です。

 

 

 

経路変更によって限られた本数に・・・

 

道の反対側は、天神方面。

 

 

以前は多くの本数が天神まで直行する旺盛な路線だったのですが、たびたび本数が減らされ、さらには今年の春には経路変更も起こり、

 

 

現状は、日祝日の朝に走る1本だけになりました。

 

 

しかし稀少な系統に惹かれるマニアとしては、こちらも撮りたくなります。

 

平日1本の「8赤間営業所」と、日祝日1本の「急行天神」が一緒に走る日はありませんので、この記事は少なくとも2度の訪問を経ずには書けません。仕事なのか趣味なのか境界線が曖昧な中での連載だからこそ、過剰とも思える熱意と手間を込めて臨んでおります()

 

 

バス停と、バスの後ろ姿に、愛をこめて

 

 

 

基本情報

バス停名:自由ヶ丘南二丁目(じゆうがおかみなみにちょうめ)

・住所:〒811-4156 福岡県宗像市自由ヶ丘南2丁目 [map]

・天神からの行き方例:

【STEP1】「天神日銀前(19)(19Aのりば)」から急行 日赤看護大学ゆきに乗車し、「森林都市(バイパス)(赤間方面)で下車。約59分、1,000円。

【STEP2】「自由ケ丘一丁目(自由ケ丘南三丁目方面)」まで徒歩で移動。約2分。

【STEP3】「自由ケ丘一丁目(自由ケ丘南三丁目方面)」から、普通8-1 自由ケ丘南西通りゆきに乗車。約7分、210円。

 

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バス路線探検家
沖浜貴彦
1972年生まれ・福岡在住。路線図に描かれた終点を想い、途中の狭い区間を苦心して走るバスに愛を注ぐ変態。ブログ「ほぼ西鉄バスの旅」を2008年に開設、日々愛を持ってバスを追いかけ続ける。毎月第二金曜・第四土曜日はバス趣味の現況を共有するサロン「バス路線探検家の会」を運営。

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