たくさんのバスが行き交う小笹
片側一車線の生活道路を、バスが頻繁に行き来する小笹の街
小笹バス停の北側に、
2本の道路と交わる交差点があって、
南側が小笹交差点です。
その北側の名前は小笹北交差点で、交差する道には、
筑肥新道という愛称がついています。
国鉄筑肥線の線路跡を整備した道路です。
線路跡だと思ってみると、歩道のゆるやかな曲線が、鉄道のホームに見えてきませんか。
小笹はホーム1本だけの駅で、駅前広場の記憶はないのですが、この公園も駅関連施設があったのでしょうか。それともただ再開発されただけなのか。
「小笹」より北にある「小笹南口」
小笹北交差点から、さらに北へ進むと、隣のバス停が見えてきます。
ここが、小笹バス停よりも北にあるのに、小笹「南口」です。
小笹側からだと、小笹より北に南口!と違和感がありありなのですが、
小笹団地側からだと、
普通の流れで受け入れられます。
小笹南口バス停ができた昭和30年代、まだ小笹駅前と路線はつながっていないこともあり、小笹団地の正門、東門ときて、その次が小笹南口ということです。
出典:ふるほん住吉|「小笹南口」のバス停が「小笹」より北にある理由
天神博多駅方面の小笹バス停です。
南に面する側が錆びているのは、きっと日光の影響でしょう。
次の北側が南口です。
快速は通過してしまいますが、全て小笹南口バス停の前を通ります。
いろいろな行先がありますが、
基本的に、56、57、58番が発着するということを把握してください。
「小笹」の次はまた「小笹」?
次に郊外方向のバス停を見ると、
都心方向のバス停にない番号があらわれます。
桧原営業所と、柏原営業所と、終点はふたつ。
桧原には69
柏原には59
実は、今までお話ししていた南北方向の道路とは別に、東西方向の路上にも「小笹」バス停があり、59・69はこちらも通ります。
こちらが東西方向の「小笹」バス停の時刻表。59と69の時刻が掲載されています。
そのため路線図には、もう一組の小笹と区別するため、「(山荘通)」と注釈がつきます。
59と69の系統では、小笹を出発したら「次も」小笹です。
よって、本来ならば山荘通の小笹バス停には、小笹中央公園前と併記する形で「小笹」も載せなければならないのでしょうが、混乱しそうですね。
桧原・柏原方面が掲載されているので、左折する系統の存在を忘れているわけではなさそうです。
都心方面ではまた違った動き
このように、郊外方向では「小笹」という名のバス停を2連続で通る59と69。それでは都心方向の場合はどうでしょう?
右折する59番
右折する69番
このように、59と69はどちらも右折するため、南北方向にある「小笹」を通らず東西方向にある「小笹(山荘通)」にのみ停車します。停車するバス停が上りと下りで違うのです。
小笹(山荘通)の時刻表。59番と69番が載っている。
周辺の店舗も紹介したかったですが、長くなりましたので今回はこのへんで。
基本情報
バス停名:小笹(おざさ)
・住所:〒810-0033 福岡県福岡市中央区小笹1丁目12 [map]
・天神からの行き方例:
「アクロス福岡・水鏡天満宮前(一丁目六本松方面)」から、56 柏原営業所ゆきに乗車。約25分、260円。