リム・カーワイ監督 プロフィール
リム・カーワイ(LIM KAH WAI / 林家威)
マレーシア出身の華僑。1993 年に日本に留学、1998 年に大阪大学を卒業後、東京の外資系通信会社で6 年間勤務した後、北京電影学院の監督コースに入り、2009 年に北京で『アフター・オール・ディーズ・イヤーズ』を自主制作し⾧編デビュー。
その後大阪を拠点としながら、世界各地でインディペンデントな作品を撮り続ける一方、2016年にはメジャーな俳優たちが出演した商業映画『愛在深秋』も監督し、中国全土で公開された。
自らを”cinema drifter(映画流れ者)”と呼び、カメラ一つその肩に担いで、地元大阪はもちろん、香港やバルカン半島へと単身赴き、現地の人々と一緒にほぼ即興で演出するというスタイルを基本としている。
最新作『あなたの微笑み』はウィーンRed Lotus Asian Film Festival で唯一日本からの入選作に選ばれた。
リム・カーワイ監督からのコメント
福岡は「アジアの十字路」だとずっと思っています。
今回、映画監督デビューしてから撮ってきた日本とアジアの関係を描いた映画、「文明の十字路」と言われているバルカン半島で撮った映画を、一挙に福岡市美術館で観ていただくことができて本当に嬉しく思うし、運命的な巡り合わせとも感じています。
自分も含めて、この特集上映を通じて、ささやかかもしれないけれど、今まで感じたことがない何かを受け取ってもらえたらと思います。
足を運びたくなる充実のラインナップ
本上映会では、処女⾧編から、大阪三部作、バルカン半島二部作、最新作『あなたの微笑み』までを一挙上映のほか、香港映画『少年たちの時代革命』を特別上映。
リム・カーワイ監督のファンならずとも足を運びたくなる充実のラインナップです。
リム監督と各界の著名人によるトークイベントも!
また、映画上映とあわせて、リム監督ご本人が登壇し、東山彰良氏・富田克也氏・樋口泰人氏といった各界の著名人とトークを展開する特別企画も予定されています。
写真左より東山彰良氏・富田克也氏・樋口泰人氏
東山 彰良(作家)
台湾生まれ、福岡在住の作家。2015 年『流』で直木賞を受賞。映画に関する評論やエッセイも多い。
近作に『怪物』、エッセイ集『Turn! Turn! Turn!』など。
富田克也(映画監督) ※オンライン登壇
トラック運転手をしながら相澤虎之助ら「空族」の仲間と共に作った『サウダーヂ』が2011 年にロカルノ等海外の映画祭を席巻。現在新作準備のため台湾をリサーチ中。
樋口泰人(音楽・映画評論家) ※オンライン登壇
boid レーベル主宰。単行本、音楽と映画のソフトの製作、映画の配給などを手がける。「爆音映画祭」プロデューサーとして、さまざまなジャンルの映画を爆音上映している。
上映スケジュール
リム・カーワイ監督のオリジナリティあふれる世界観と溢れ出すエネルギーに触れることができる貴重な2日間。ぜひこの機会をお見逃しなく!
FAM シネマテーク vol.8「リム・カーワイの世界」
■開催日:2023年5月6 日(土)・7日(日)
■会 場:福岡市美術館 ミュージアムホール(福岡市中央区大濠公園1-6)
■上映作品・時間:公式サイト( https://www.risuke.co.jp/fam_cinema/ )をご覧ください。
■入場料:1作品 1,500 円(当日券のみ/税込)
■お問い合わせ先
株式会社 利助オフィス(担当:木下) TEL : 092-711-7339/Mail : ryu@risuke.co.jp
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