1.他県の人に無意識に「はわく」や「からう」と言って??な反応をされる
九州では当たり前に使われる「はわく」や「からう」という言葉、これもれっきとした方言です。
標準語で言うと「はわく」は「はく」、「からう」は「背負う」ですが、九州の人にとっては逆に違和感があるかもしれません。
その他にも「なおす(=片付ける)」「腹をかく、はらかく(=怒る)」なども九州の人が標準語と思っている方言の代表的なものです。
2.櫛田神社と聞くと通りもんのCMを再現する
櫛田神社に行ったという話をしていると「お櫛田さんになんばお願いしたと?」「そりゃ内緒くさ!」「こすかー!」というミニコントのようなものが始まることがよくあります。
博多の人にとっては、また始まったか・・・という感じですが、他県の人にとっては何のことかよくわかりません。
これは明月堂のお菓子「博多通りもん」のCMの再現で、博多出身の漫画家長谷川法世さんが漫画のキャラクターと共に博多の櫛田神社にお参りをするシーンで行われるやりとりです。
最後の「こすかー!」というセリフは「ずるい」という意味で、九州ではよくつかわれます。
ちなみに「なんば(=何を)」の「ば」は「〇〇をば」が変化したものと考えられているそうです。
「失礼をば」などの表現で、たまに使われる古語的な表現ですが、博多ではその言い回しが現在でも色濃く残っているようです。
3.「離合」が方言と知って衝撃を受ける
狭い道で車がすれ違う際に使われる「離合」という言葉。
九州など、日本の西の方では通じる言葉ですが、東側に行くほど通じなくなる表現です。
元々は鉄道用語として電車同士がすれ違う時に使われていた言葉でしたが、車に対しても使われるようになり、主に九州地方で「狭い道で車がすれ違う」という意味で根付いていきました。
ある単語が本来の用途とは若干意味を変えながら、ある種方言のように浸透した珍しいパターンですね。
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ただ何となく使っている方言もこうしてルーツを探ってみたり、意味を追求してみると面白い発見があるものです。
そして、標準語だと思って普通に使っている言葉が、実は方言だったというものがあるかもしれませんよ。
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福岡の独自ルールあるある3選
<参照サイト>
博多弁 | Wikipedia
これ博多弁? 福岡の人が標準語だと勘違いしがちな方言 12選 | 福岡TOUCH
「をば」の意味と現代の使い方とは?訳し方や古文の例文も紹介 | TRANS.Biz
「離合」は共通語じゃありません→じゃあどこまで通じるの? | Jタウンネット